「食中毒」
 沖縄は平年よりも6日早い梅雨明けとなりましたが、九州地方では降雨が続き、梅雨の中休みで好天が続いた関東地方も空模様が怪しくなってきました。

 ジメジメするこの時期は食中毒の発生しやすい時期です。
神経質になり過ぎるのも窮屈ですが、食中毒の原因菌は知らぬ間に増えており、毎年2~3万人の患者が発生しているそうで、注意はしておきたいものです。

 皆様ご存知だと思いますが、以下のような殺菌作用のある食べ物は食中毒の防止に役立ちます。

 ”梅干し”は殺菌・抗菌作用があると同時に胃腸の働きも助け、殺菌力の強い”にんにくや生姜”なども食中毒の予防に効果があります。
又、”緑茶”に含まれるカテキンにも殺菌の効果があり、”ココア”に含まれるポリフェノールの殺菌作用も以前話題になりました。
ちなみにココアは胃に食べ物が残っている食後に飲めば、殺菌力がさらに高まるそうです。

 生で魚介を食べるお寿司の寿司飯には”酢”が使われており、”ワサビや生姜”をつけて食べますが、ご存知のようにそれらにも殺菌作用があります。
昔からある食べ物は、美味しいというだけではなく、経験的に安全性が高い食べ合わせが取り入れらているようです。
 刺身に、強い防腐力がある”シソ(紫蘇)”をそえることも非常に理にかなっており、経験に裏付けられた智恵を感じます。

 もちろんこれのみで食中毒が防げるというわけではありませんが、そういう時期だということを心に留めておきたいものです。