二枚の舌
誰の話が二枚舌なのか、不明のまま過ぎた。本人に自覚がなければ二枚舌ではなく【真実】とするほかにない。AとSの一歩も退かぬ言説を時間差で耳にしながら、つくづくうんざり。ザイルを託せるか否か。大げさなようだが、そこに尽きるのだ。俺の舌は千枚はありそうだけど。