スタッフ宛てのメール
深夜モードです。
題は「古河八艘飛びと終わりに光ありき」?

15日は[ふれる。みる]ブロックを見直し、1分40秒カット。
何度も見直しているうちに切る気になっていった。
今日ははやく起き、[ゆるぎない]を3分弱にまとめる。
想像していたよりもいい感じになった。そのまま[たたずまい]に。
パート別につないであったが仕切り直す。2分50秒。
渡辺に縦書きスーパーを追加。
東山魁偉のときのイメージ、と伝えたらいい出来のものが届いたので
気を良くして、全体を見直し、1本にまとめた。9分20秒。
3日あたりから10分オーバーを覚悟していたが、
さまざまな要素を満たしつつ、すっきりと仕上がった。
とりあえずコーヒーで祝杯を、と渡辺に連絡。
クリエで乾杯。コーヒーとゆずホット。
[床]と[壁]と[柱]と[梁]とをつないだだけなのに、
思いがけないほどハイになっていることに気づく。
12月いっぱい迷い、混乱し、1月半ばまでさらに混迷。
自信がなくなりかけたところで下見。文字通り光明がさした。
それからは、ほぼ一気。珍しく、プランにこだわれた。
これしかないな、と思って、そのまま突っ切るのは、
しかしずいぶん久しぶりのことだった。
9日の曇天には、うちのめされ、気を失いかけたが、
それでも撮ったものは想定外の良さがあって救われた。
12日。東京を出て東北道を古河に向かっているときは、
まさかあれほどのぴーかんになるとは思っていなかった。
現場に着いて[雲ひとつない青空]の下に立ったとき、
もしかしたら勝利かな、と欲が出た。
後で数えたら3つの建物を都合8回行き来していたことになる。
16日から3週間あまり切望しつづけてきた[光]が、
泣きたくなるほどありがたかった。
はじめにではなく、最後に[ひかりありき]。
このままいけば申し分ないが、ま、これは[仕事]。
どう落ち着こうと、それはそれ。
ここまで、今日の時点でたどりつけたことを素直に喜びたい。
ディレクターになって、はじめて、本気で[太陽まかせ]の仕事をした。
そして、ものにできた。だから、乾杯。