しみじみといやになった。
12時を回って、投げ出した。あとは明日でダイジョウブと言い合いながら、たぶんそれぞれがうんざりし尽くしていたのだ。そういう空気が夕方を過ぎて濃密になっていき、ちよっとした行き違いが修復不能一歩前まで何度かいきそうになっていた。時間がすぎるにしたがい、その前に仕上げたEまでが色褪せたものになっていった。帰りのタクシーの中で、携帯にたまっていた仕事関係のデータを消去。家に戻ってデスクトップのデータも消去。やっと吐き気がひいていく。どこか。ここではないどこかへ、とりあえず行きたい。環境だのソーラーだの温暖化だの断熱だの、何の興味の無いものだけで構成されたくそ細密画のような情況以外のどこか、へ。