人はあやまちをくりかえす。切ないほどに求めるものがあるから
という宣伝惹句。

アンソニー・ミンゲラの新作
「Breaking and Entering/こわれゆく世界の中で」

編集中のスタジオで、エフェクト待ちの間にのぞいた予告篇に魅かれた。アンソニー・ミンゲラは好きじゃないけど、この映画を観てみたい。3月12日からはじまった編集も、あとわずかでフィニッシュとなる。六本木の地下で暮らした5週間。桜がほころび満開となり散って葉桜となった5週間でもあった。この仕事について、いちばん長い編集時間を過ごしたことになる。ふしぎなほど苛立ちのない編集ではあった。が。17日夜。外は雨。新月。