♪雨の慕情
メールを打ち出し近くのカフェに。雨。もう少し気温が下がれば雪になりそうな気配も。昨日のプランを3度繰り返し読み、納得。現時点でこれ以上は書けないことを確認。さっきメーリングで出したばかりのメールを再読。ま、これはこのままだなと得心。渡辺を呼び出し、短いやりとり。その後、カフェに残りタバコを5本。携帯メールと携帯電話を数本。気がかりがひとつだけ残ったまま部屋に戻ったところで携帯が鳴った。留守電に切り替わる。確かめた。体調を崩しているとかぼそい声が残っていた。鼻の奥が熱くなった。七月盛夏のむじなの夜の凛々しい切り口上がフラッシュした。須賀川から矢板過ぎまで慟哭し寝入ってしまったあの夜のことがフラッシュした。肉体が2つあり、人生が複数の時間を持てたらと痛切に思う。縦に二つにこの肉を裂いて、お前は右へ、おまえは左へ向え、と送り出せたらと地団駄踏みつつ願う。風孕み落ち行くまでの一瞬を我らはわれを愛すほかなし…福島泰樹
ひさしぶりに八代亜紀の「雨の慕情」と中島みゆきの「命の別名」を聴きながら、為す術もなく夜が濃くなっていく。