明けて5月。初夏となる。
考えてみれば吹雪の3本。あの閉塞感が響いたのだと遅ればせながら。閉じこめられ逼塞していく世界を、あるいは生命の気配の消え去った世界だけを3本立て続けにつないだことが、ボディブローになっていったのだ。さらに1ヶ月で30本という村の鍛冶屋モードも輪をかけたはず。一回では、このこわばりをほぐせないとマッサージ師に言われ、楽しいことだけに没頭してもカラダは悲鳴をあげるのか、と思ったが…
一日、向き合うことを避けただけで、煮詰まっていたことを自覚した。いい歳をして笑ってしまうが、事実。

明けて5月。初夏となる。