疾走★★
重松清著/角川書店
重松は、それにしてもどうしたかったのだろう。
連載を続けていくうちに変化したのか
おさまりがつかなくなっただけなのか
さいしょからこんな程度で行こうとしていたのか
“おまえ”という二人称は作家の視点だと思っていたら
登場人物のひとり神父の視点だったというのには笑えた。
装丁のSuzuki Seiichiとアルファベット表示されたデザイナーは
当代売れっ子らしいが、印刷の余白設定が変。500ページ近い厚みなのに目一杯印刷してあるので読みづらくて仕方ない。
月に50冊くらい装丁を手がけていて時にタイトルまで変更させることがあり
デザインした本は必ずヒットするらしい、と
このあいだ電通の誰かが言っていた。
にしては日本語で小説を読むということがあんまりわかっていないんじゃないか、そんな感想を持つ。
作家にタイトルを変えさせるような装丁家、なんてしかしあり得るのだろうか。
ま、与太話だろうけども。