「ヘカテ」★★
一日、蟄居していた。
というよりも午後3時まで熟睡。
熱いシャワーと朝兼昼食で目も身体も覚めた。
未明に数日前から用意しておいたシュミットの「ヘカテ」を見はじめたが10分でやめた。うっとおしいつくりだったのだと、今ごろになって気づく。
ルルーシュの「男と女2」といいシュミットといい、時代のあだ花のようなものは、時間が耐えられないのだと実感。あれほど熱意をこめて観たにもかかわらず異星の映画のようである。

心を魅了する仕事が目の前にあれば、この混迷も抜け出せるのだとは思うが、予定に入っているのはすべて秋から来春にかけて。

誰かおれを買ってはくれぬか。
このまでは細胞の隅々までぬるま湯でうめつくされそうだ。
リハビリなしで仕事に向かえるように、気の利いた話のひとつ、ころがってこねえかな。

一日蟄居、と意味もないことを課してはみたが、近くの学校のチャイムが聞えてきたら急にばからしくなってきた。
よって開門。オフィスにでも行くか。
いよいよ水商売の時間帯になってきた。
放っておくと、またぞろ無頼な暮らしに転げ落ちそうな予感もある。
体力も落ちたいま、それもきついだろうが。