標高4200m。酸欠のハワイ航路
13日深夜、予定より8時間遅れ、夜11時直前に成田着。あとわずかの遅れで関西空港に降りさせられるところだった。ノースウェストのお家芸で行きは離陸寸前のエンジントラブルで機体変更、帰りもエンジントラブルで8時間の足止めとなる。標高3000mから禁煙したのが良かったのか、4200mの山頂での撮影もなんとかぶじにクリア。強行日程だったが、これですべて材料がそろったことになる。以下の引用はいま出したばかりの水の惑星 ジ・アースのメーリングから。
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水の惑星 ジ・アースに関するすべての撮影、終了しました。
インディゴブルーの空の下、サーモンピンクのブルゾンと
真っ白なコットンパンツ、青いスニーカーというまことに
色彩コーディネートの模範解答のようなオーエン博士が
水の惑星 ジ・アースの来場者に向って発するメッセージが、
ラストカット。

標高4200mの地球でいちばん宇宙に近い
天体観測のメッカにふさわしい映像が撮れたことを確信します。


いちばん若々しくチャーミングだったハワイ大学のオーエン博士
なぜか関西弁の現地コーディルーターKen Hirayama
いつも笑顔で家族自慢の現地スタッフDonard R.Sonoda
誰からもシャチョーさんと親しまれていたバックアップのMr.中野
山頂でやっぱり涙ぐんだプロデューサー川田さん
いつのまにかハワイ産の杖を手に入れて祈っていたキャメラの完周さん、
「プログレッシブ」なプログケッシブ社のVE大山泰斗青年、
酩酊した雲水のようだった楽園男渡辺さん
未来博会場の土とキビタン家族を密輸した謎の美女後藤子さん
みなさんとともに4200mの山頂に立てたことを、深く感謝します。
素晴らしいシーンを手に入れることができたことは、
すべてみなさんが投げ出さずに奮闘してくださったおかげです。

それからマウナケアロケに心和むエピソードを添えてくださった
ホノルル空港の人懐こい麻薬犬くん、
退屈になりがちな空の旅に往復二度のエンジントラブルによる
スリリングな調味料をふりかけただけでは飽き足らず、
ともすれば運動不足になりがちな体にカツを入れようと
空港内の万歩ラリーを設けてくださった、さすがはエンターティンメントの
国の航空会社ノースウェストのみなさんにも
苦笑とともに感謝を捧げます。