志と情。
けさ読了。
北方版「水滸伝」第三巻、いよいよ快調である。
これでしばらくは「すばる」を律義に読むしかなくなった。
成長物語、教養小説のおもむきすらたたえだしてきた。しかも登場するのは社会的には悪漢ばかり。だって反・体制物語だからな。
小説の王道である、悪漢・成長という二大ポイントがしっかり押さえられているところが抜群である。
北方謙三による、まったく新しい「水滸伝」の誕生、と言っていいと思う。


志と恋情はどちらが重いか?
こんな切り口だもの、ぐっとくるじゃねえか。