自壊したアウトビアンキは偉い!
26日午前10時にヴェルトに入り終わったのが27日午前8時30分。それから10時30分に広尾のrstudio入り。午後1時にアップ。
スタジオの前に停めておいたアウトビアンキついに壊れる。
JAFを呼ぶという渡辺を置き去りに帰宅。爆睡12時間。目覚めたら午前2時だった。

それにしてもだ。
ヴェルトがまともなオペレターを用意してくれてれば最大9時間もあればできた内容だ。
途中で割り込んできて、ほんの二三十分の仕事といいながら三時間かけて、
ロクな挨拶もせずに帰ったTYOの礼儀知らず
のバカヤローといい、ろくでもないことばかりの一昼夜だった。
なのにそれなりの仕上げになってしまうことが口惜しい。

CM屋というのはなぜかとてもシャイで上品に見える連中と、いかにも業界的でクズ丸出しの連中の2通りに別れているのはなぜだろう。後者にはいまだに「本編志向」が色濃く漂っていたりするのが恥ずかしい。


「てめえがやればいいじゃねえか」と啖呵切って帰ろうかと何度か思ったが、怒り押さえて黙々とすすめている山岡の背中を見ればそれもままならず、オフィスの維持費のことなども女々しく頭に浮かび、妥協して過ぎたツケがしっかり社用車に出たらしい。

もらったときから壊れかけていたアウトビアンキだが、そこはイタリアらしい能天気さでこの二年、酷使に耐えてくれた。
居住性能をここまで無視したクルマ造りということに感嘆しながら乗り回したが、ついにサーカス団の怒りの身代わりとなって壊れた。あれはきっと自らの意志で倒れたのだ。

rstudioでの録音中にも二度ほど放り出そうとした瞬間があったが、きっとあの時に自壊したのだと思う。たいしたやつである。
みあげたやつである。放置して帰ろうと思ったほど、感動した。

しかし、rstudioに降りていって
武田と堀本に笑顔で迎えられたときは
ホームグラウンドに帰ってきたようでホッとさせられた。
なんだか家猫になったような気分でもあった。

このところコトバの通じにくい世界で過ごすことが多かったせいか、そんなことが嬉しくなる。困ったものだ。

それにしてもアウトビアンキ。
スタイルだけは可愛かったのにな。

こんどは赤いブントの中古でも探そうか。
ブンドくずれの赤いブント。泣けてくるな。


実名を出したことに他意はありません。
ご不満、文句などありましたらいつでも
ご連絡ください。
実名が出ていなくても、これは自分のことだから文句を言いたいと思われたバカも同様。

すまんが、カラダをはって粉砕します。



数年間、社長の行方が知れず、心弱くなっておりましたが、先日めでたく連絡がとれ、いっきにヒートアップしちゃったのでね。