「神雕剣侠」は愛と勇気の物語。
「神雕剣侠」金庸箸/岡崎由美訳/徳間書店
全五巻読み終わる。徹底した純愛の武侠小説というのをはじめて読んだが、おもしろかった。翻訳モノではS.キングの「骨の袋」が今年は断トツだと思っていたが、「神雕剣侠」に一歩譲る。
いずれもそのテーマは至純の「愛」。
20世紀最後の年の心躍る物語のテーマが「愛」、というのも、ま、いいじゃない。
それにしてもこの五巻に前作、続作と五巻ずつあり、全十五巻の大河物語というのもスゴイね。
いや、ほんとうに堪能した。