2009年02月の記事


 如月にさようなら 
昨日の寒さは厳しくて、次女と二人で室内で過していた。
二人だけの為、昼食は「ポトフ」夕食は、「ほうとううどん」とする。

「ほうとううどん」に入れる南瓜はレンジで二分加熱すれば
出汁の中に入れた後、すぐに食べられる。

冷蔵庫の残り物野菜を添えて出来上がり。
おうどんは、出汁が美味しければ食欲も進む。

今朝は寝坊して7時起床。曇りで寒い朝でも、日中は晴れるとの予報。
洗濯器が廻っている間、裏庭に行き、さくらんぼの木に網をかけたい。

小鳥達が花を食べてしまうので、網をかけなければ実がならない。
しかし、脚立に昇ったら大きな木の反対側まで網を上手く投げられる

自信がない。例年なら、のっぽの主人が網をかけていた。
もう人を当てにしては居られない。

裏庭の隣の空き地に家を建てる為、工事の人達が居るので恥ずかしい。
早く青空が戻ってきて欲しい。少しは暖かくなると思う。

暦は、今日で二月も終わろうとしている。
過ぎてみれば早い二月だった。寒くても暖かな春はすぐにやってくる。
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 汽笛が聞える町
船の汽笛の音が、風に乗ってボーッといく度もいく度も聞える。
何時もよりも寂しく、それは私の胸に突き刺さるように聞えた。

一番身近に居る、大切な人に裏切られた悔しさは
本人でなければ判らない。

幾つになっても眼が覚めない薄情なあの人への悔しさは憎しみと
化していった。

こんな事は最初から判っているのに、あの人を信じては裏切られ、
再び偽りの優しさに騙され、信じてしまう私は何て愚かな

人間でしょう。生活のうえで身近な人を信じなければ暮せない。
だからこそ、私は、少しでも笑顔で接し何をしても静観していた。

慣れている筈なのに、悔しくて堪らない。愛してもいないのに
あの人の裏切りは許せなくて、一晩中起きて手仕事をしていた。

時間が経つにつれ、憎しみは消え去り、
勝手な人間はどうでもいいと思うようになる。

あの人の魅力等、何処にもない。病気の合併症が出るまで
家族の大切さ等判らないと思う。

雨が降り出した表通りまで可燃ゴミを出し、走って家に戻る。
さくらんぼの花を居間から見て、雨に負けずに散らないでねと!

か弱そうな小さな桜の花びらにささやいた。窓を開ければ
香水よりも香りが薄い、コロンのような花びらの香りが風にのり

漂ってくる。小鳥達に食べられないように明日は脚立に昇り
網をかけようと思う。草花は、決して裏切りはしない。
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可愛い桜に癒され 
昨日は、近隣市に住む友達に依頼され、お手伝いに行って来た。
今朝も雨は降らないものの、曇り空の朝、寝坊し6時半起床。

午前9時半、主人が何時ものように無断で旅行鞄を持ち、
自転車で最寄の駅まで花粉症の咳をしながら出て行った。

前日から様子を見て判っていたので「何処に行くの?」と
聞いても返事をしなかった為、今朝は何も言わずに

普通に過し、黙って見送った。
何回も問えば怒る性格は判っている。

雨続きで洗濯物が山と溜まっていたのが気になっていた。
朝、そして昼食後も洗濯をしても、まだ残っている。

彼女と何の会話も無く過ぎる時間が、息苦しくて裏庭に出てしまった。
外に出た一瞬、ぱっと空が明るくなったがすぐに曇ってしまう。

さくらんぼの木に可愛い桜の花が五分咲きに開いていた。
顔を傍に寄せれば甘い香りが漂い、心を和ませてくれる。

良い香り! 葉も無い焦げ茶色の樹木に、ひらひら微かな風が
小さな花びらを揺らしている。咲いてくれて有難うと呟いた。
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 人それぞれ 
梅は咲いたか、桜はまだかいな。。粋な板前さんが歌っていた。
あの頃の私は、会社から直接バイト先の料亭に通っていたが、

板前さんは頑固でも私には優しく接してくれた。
友人の親が建てた高級料亭で着物を着て走って階段を昇り降りしていた。

着物といっても、安いウールの着物を友人にお借りして
着付けもできなかったので着付けを教えて貰っていた。

一週間くらいで着物を着られるようになり、お給料から着物代を支払い
した覚えがある。

しかし、仲が良かった同級生でも、経営者と従業員の関係になれば
友達関係が薄れ、片身の狭い思いをする場合が時々あった。

今では、友達も家庭を持つ主婦になったので、対等に電話等で
会話ができるようになった。とびっきり美人の彼女は、

豪邸に住む社長婦人になっているものの、悩みがない訳ではない。
誰もが羨む暮らしをして居ても、本人は色々な事で悩んでいた。

例え、中古家に住み、時々バイトに行く生活でも、平凡に暮せれば
これ以上の幸せはない。平凡に暮せる事に感謝している。

今日も、雨が降りやまず鬱陶しい天候が続いているけれど、
人と接し、笑顔で行動していればパワーも出て気持も明るくなる。
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さくらんぼの花 
大きな霧笛の音が海から聞こえてくる。
雨が降ったり止んだりして、風の強い今朝、

ぐっすり眠り5時15分起床。
洗濯器が廻っている間、朝食の支度をする。

曇って日差しが無い分、夜明けが遅い感じがし、
玄関先に出れば、とても風の冷たい朝だった。

まだ薄ぐらい朝に、小鳥が鳴いている。鶯のような鳴き声だった。
鶯が鳴くのは早すぎるので、他の小鳥かも知れない。

6時半に表通りまで可燃ゴミを出した時、風の強さに一瞬、
身体を縮めてしまった。

この寒さの中に、さくらんぼの花が小粒でも一ひら二ひら咲きはじめ
「咲いてくれて有難う!」心から嬉しかった。

裏庭でお花見ができるので、さくらんぼの花が咲くこの時を
ずっと待っていた。

北日本の低気圧と南の高気圧がぶつかりあっている為、
晴れないぐずついた天気が続いているのかと、勝手に判断をする。

この寒さの中に、春に向かって草花は大地に少しづつ出てくる予感がする。
雑草も 寒さを耐え忍んで暖かい春に芽吹く日はもう近い。
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 雨に濡れた梅  
夜の雨は、春雨のようにぽつぽつ降って子守唄のように優しかった。
そして今朝、うとうと夢を見ていたような気がした。

何の夢か、すぐに忘れてしまう。
雨足は、時間を追う毎に強くなり、午前5時に目覚めてしまった。

寝不足続きで6時起床でも十分間に合ったのに
この先の事が心配でならない。

遠隔地に遅くも晩夏から住みたいと言う主人の気持が、
くるくる変わるため、少し疲れてしまった。

昨夜から降り続く雨で、満開の梅がぱらぱら散ってしまいそう。
梅を散らさないでね! と雨に伝えても雨はお構いなしに降っている。

空気が乾燥していたので恵みの雨になり、
花粉症の人には、嬉しい雨ではと勝手に想像してしまう。

今にも桜の花が咲きそうなさくらんぼの木も、
雨に打たれて落ちなければと気にかかる。
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 主婦に休日は無い
この頃は、日が延びて6時前にはカーテンの外が明るくなり、
5時半過ぎには自然に眼が覚める。

今朝は、主人にサンドイッチを作り、バナナ少々、豆乳を添え、
牛乳を飲めない私は、コーヒーの朝食とする。

明日からお天気が崩れるので早朝から洗濯を済ませると、
昼前に乾くので再び洗濯をして置く。

主婦は、出勤が無い分、休日も無い。
私の場合は、心休まる日は、一日も無い。

それでも、結婚した以上は嫌な事を嫌と思わないように
自分で自分の気分転換をするように心掛けている。

今日は、東シナ海で発生する低気圧が本州南海岸を進み、
東海地方に接近する影響で空が、灰色に曇ってきた。

今夜の沿岸部は、所により雷を伴う激しい雨になるとの予報。
白い綿毛を付けたたんぽぽを、ふーっと息吹けば風に飛ばされ

山の方へふわふわしながら消えてしまった。
昼下がりから風が強くなり、家族が眠っている間、

お友達に会いに行き色々な会話をし、足取りも軽く我家に帰って来た。
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風にちらほら 
満開の河津桜が、冷たい風にぱらぱら散りはじめている。
ずっと咲いていてほしいけれど、花の命は短くて儚い。

せめて三月十日の桜祭りまで咲いていてほしい。
川沿いの菜の花は、昨年暮れから咲き続けている命の長い花。

自転車を止めて菜の花を一輪摘み取り、我家に持ち帰って来た。
今日は、穏やかに晴れ自転車を飛ばして買物に行く時の心地良さに、

うわーいいお天気!外は、風が冷たいものの、日中は穏やかだった。
富士は空よりもやや青く、川はざぶざぶと流れていた。

涌き水を両手ですくって一口飲んだ時、冷たい感じがして
春は、まだちょっと遠いかしら?と思う。

照高様作 
菜の花や 香り豊に咲き誇り 富士を従え 喜び歌う
白き富士 眼前に開く 菜の花の 春の吐息に 雪解け急ぎ
坂道を 上り詰めると吾妻山 黄色鮮やか 菜の花畑

菜の花は、昔は春に咲くお花だと思っていたけれど、温暖化の為か
日当たりの良い場所には、12月下旬から咲く様になった。

洗濯物がひらひら踊っている裏庭で、樹木につかまりストレッチ体操をする。
明日迄の貴重な晴れを大切に使いたい。
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 二月の雨
昨夜は、ぬるま湯に入浴すると午前0時を過ぎていた。
そしてざあざあ降る雨音を聞きながら5時半起床。

夜明けが早くなり何時もならもっと明るいのに
雨降りの朝は6時半になっても薄暗い。

餌を求めて声を嗄らしたカラスが鳴いている。
表通りまで傘を差して可燃ゴミを出して来る。

富士も山々も、何もかも見えずまるで夜明け前のような感じだった。
田園も黒く、樹木も黒く、雨は全てのものを隠してしまう。

花粉症がひどくもお薬を飲まずに我慢をしている主人と
朝食とする。次女は3連休で眠っているので起こす事はしない。

今日は、老朽化したアパート修理があるが難しい工事の為、
主人は、業者の方と立会い経費等の話合いをする。

外を歩いた時、雨でレインコートも濡れてしまったけれど、
二月にしては、暖かい雨だと思う。

二月の雨は時には冷たく降ったり優しく降ったりする。
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 二月の海は冷たくて 
二月の海は、冷たくて散歩をする人も誰も居ない。
押し寄せる白波の近くまで足が向いても、凍えてしまいそうで

遠くから見下ろして川沿いを歩いて家路に帰る。
菜の花も満開に咲いているのに、春は遠ざかってしまった。

富士山頂に雲がかかり、白い雪に曇り空の区別がつかない。
座ったままの二人の傍に居たくはない時、

私は、外に出て新鮮な空気を吸い海へ行きたくなってしまう。
遠くから離れて海を見ていると、涙がぽつりと落ちて

鼻水と一緒に流れ、風に飛ばされて消えてしまった。
気がつけば朝から家族と一口の会話もしていない。

一人で黙々と洗濯したり、台所で食事作りをしていると
「××手伝おうか?」主人が暇な時だけ言ってくれる。

気持は嬉しいけれど、彼に食事は作れないし、お野菜は何度言っても
洗った事もない。農薬に汚染されたお野菜を洗わないので困る。

夜になればしんしんと寒さが厳しくなり、ファンヒーターを点け
夕食の支度にかかる。

二月だもの、寒いのは当然の事で先週の暖かさは異常だった。
この寒さがあるからこそ暖かい春がくると思いたい。
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 河津桜に雪 
この所、寒さが厳しくなり、夜道を散歩する事もしていない。
外出は、日中の暖かい時にする事が多くなった。

綺麗に咲きはじめた河津桜に、雪が積もる光景を見て
濃ピンクと白い雪の色合いがとっても美しい。

温暖な日、寒い日の繰り返しの如月、冬になったり
春がくる予感がしたりとくるくる変わる月。

今朝は朝寝坊し7時起床。
洗濯物を干しながら裏庭に眼を向ければ、寒さの中にも青草がぽつぽつ。

枯れ野から冷たい風に乗って砂の匂いが漂ってくる。
あの砂の下から少しずつ青草が出始め、やがて春がくる事を思わせる。

午後から少し草取りをしながら、さくらんぼの花の蕾が膨らみ
ピンク、青葉が今にも開きそうで「明日、咲いてね!」

心の中で呟いた。夕暮れの散歩道は、花粉が大量に飛ぶため
マスクをした人達が目だつ。

風が強く吹きはじめ樹木の枝を大きく揺らし、
身体の中を、冷風がすーっと枯れ野の方に通り抜けていった。

風吹く道を急ぎ足で回覧板を回して我家に戻ったが、
冷たさの中にも、春はそこまできている感じがして嬉しい。
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 光る富士 
再び冬が戻ってきた。昨日は、富士を見れば雪が氷りの様に光って
まるでダイアモンドのような神秘的な美しさだった。

空気が澄んで冷え込みが厳しくなった為光って見えるのかと
勝手に想像してしまう。

昨夜、早めに眠り今朝は5時起床。
不燃物を公民館まで持って行くための分別をしておく。

朝食の準備が終わった後、可燃物を別のゴミ置き場まで
6時過ぎに出して来た。

6時過ぎになれば、東の空が明るくなり雲が黒っぽく浮かんで見える。
周りが完全に明るくない為、空よりも雲の方が暗く見える。

不燃物は、広い範囲にわたって出す人達が多い。歩いて出す人、
車で出す人等で賑やかな朝になっている。

水田の枯れ野から少し青々とした草が出始め、
二羽のおしどりが仲良く餌を探す光景を眼にするようになった。

二月は日数も少なく、寒い暖かいと言っている間に駆け足で過ぎてしまう。
何もできないうちに月日が流れてしまい焦るばかりの日々を送っている。
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 ある母の愛 
昨日は、義妹さんが息子さんを連れて急用が有り、我家にやって来た。
母子家庭で学生を二人も抱えている事も有り、

横浜から各駅電車に乗って来た。暖かい物を食して貰い、
お話しが終わった後、主人が最寄の駅まで車で送って行った。

義妹さんは、夜は学習塾で英語を教え、昼は会社にパート勤務を
するほど二人の子供の教育費にかかる事を話していた。

息子さんも母親思いで、20代にもなれば母親と歩くのも嫌がる年頃、
それを嫌がらず母親の手伝いの為に付き添って来てくれる。

今が苦しくても親子の絆が深く仲が良い。
黙って聞いていた私は、息子さんが卒業すれば

きっと義妹さんの生活も楽になるのではと思っていた。
しかし、この不況時の事もあり就職先は選べず、「何処でもいいね」

余り期待をしない義妹さんに、「そんな考えじゃ駄目だ!」
すかさず主人は反対をした。「何年かけても目的が叶うまで頑張るんだ!」

其の家庭、家庭で様々な考えも有り、経済的な問題も有るので
彼女は、子供と話し会いしながら決めると私なりに考えた。

今日は、ひゅうひゅうと強風が吹き荒れている。
表通りを歩いても、風の強さに冬が戻った感じがする。

頂き物の大根を料理し、葉を捨てずに炒め物の中に入れたり
お味噌汁の具等にしてビタミンを摂取する。
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 南風、、、快晴 
深夜未明、物凄い突風が吹き荒れていた。
次女が午前2時40分に帰宅した時、ぱたぱたドアーを開け閉め

する音で目覚め、3時過ぎに一旦起きたが寝不足続きですぐに眠った。
しかし、風雨の強さが気になり熟睡できなかった。

買物を主人に頼むと簡単にお料理できる物を選んでくれた。
「ありがとう、美味しいわ!」感謝をした。

昨日は、26度の夏日で暑くて半袖になりたい位の陽気だった。
主人は「扇風機を出そうか?」と冗談で言った。

暖かい湿った空気が入り、
南風が吹いて外に出ても春がきた感じだった。

今朝は、何とか7時起床。
主人の風邪が移った感じで微熱が有っても、主婦は休めず誰も家事を

する代わりは居ない。今日は、横浜から義妹さんが来るので
昼食に何を作ろうか等と考えてしまう。

今朝は、昨日より気温が低いものの、快晴の朝を迎えている。
軽い運動をして身体をほぐし、主人に朝食を用意する。
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 白い蝶々
夜道を散歩していたら、南風が暖かく吹いていた。
ふわーっと吹く南風にのって白い蝶々がふわふわと

夜空をさ迷い、私の目の前でひらひらと踊っていた。
「何処にも行く場所がないの?」言葉をかけたら

白い蝶々は再び南風にのってさ迷っていた。
まだ春は遠いのに何故、冬の終わらぬうちに飛んできたのかしら。

きっと風が暖かいから春がきた錯覚を起こしたのね。
道を迷わないように、川沿いに行ってごらん。

あわあわと流れる川の水に、川面に寄り添うように鯉が泳いでいるよ。
あんなに小さな白い蝶々にも命がある。

例え、土砂降りの雨に合おうと、水浸しになっても、
あくびを噛みころし、目的地まで飛んでいってね。

どんどん飛んで行けば必ず、一筋の道が見えるはずよ。
生きていれば期待はずれな事が多い。

冷たい風が何時吹いてくるかも知れない。
それでも、一筋の道を歩いていって欲しい。

そんな事をふと思っていると、白い蝶々は二度と見えなくなり、
暗い夜空に消えてしまった。
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風吹く道
冬とは思えない暖かさの今朝、5時半起床。
「歯が痛い!」と何時も言っていた主人は午前中歯科医院に行った。

奥歯を一本抜糸して帰宅したが、流石に静かに座ったまま動かない。
私も、晴れて温暖な日中に電動自転車を飛ばして買物に行ってきた。

風が強く、花粉が凄く飛んでいる感じがし鼻がつまる。
主人の花粉症はひどく、朝起床時に咳が中々止まらない。

次女は、花粉症になる前から予防するお薬を飲んでいるので
症状が重くはならないが、睡眠時間が12時間、昼食後2時間と

食事以外は、眠っている。「お前もいい加減に自立をしなさい!」
そう言いながら職場まで車で送って行く主人を見て

親馬鹿だと思いつつ、何時も距離を置いて見ぬ素振りをしている。
そんな姿を見る度に、近所のお友達の家に足が向いてしまい、

「馬鹿ねえ、何処までもご主人に着いていくのよ。」励まされて、
菜の花を見たり満開の梅を見ながら風吹く道を歩いて我家に帰宅した。

夕方の曇り空は、周りの風景が何も見えず、今にも雨が降りそうな
予感がする。主人と次女が深夜食する三人分の夕食の支度にかかる。
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定年後はどうするの
昨夜は、眠気を我慢して深夜まで起きていた。
お客様が午後11時前に帰ったあと入浴し、午前0時半頃眠ったと思う。

二人にお茶を出しながら私もずっと会話を聞いたり、
先生と会話をしたり和気あいあいと楽しく時が流れ

あっという間に深夜になり先生は、翌日の勤務も考え
「有難う御座いました、又!」車で急いで帰って行った。

38年間、教育関係の仕事だけの先生は素朴で真面目一方な感じを受けた。
保険に詳しい主人に定年後は、どんな保険に入ればいいか等と

色々な事を聞いていた。国民健康保険にも5種類有る事、
今のまま継続保険か、法人の保険か、健康保険証の種類は沢山ある。

話は尽きなかった。今日も温暖な日中だったので
裏庭に行き、少し草取りを始めた。

白い綿毛を付けた黄色いタンポポが咲きはじめ、
この暖かさで一揆に春めいた感じがする。

一足先に春を感じる菜の花や梅の花、ビタミンC、Eの豊富な
フキノトウも春がくる事を告げるお野菜だと思う。
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心癒してくれる人 
昨日より少し冷え込む今朝、5時半起床。
なんとなく鼻づまりがして眼が痒い。

家族二人の花粉症はひどいので、この時節になる度に
花粉症の人は大変だと人事に思っていた。

ゴミ箱は、たちまちテッシュの山になり散乱している。
今夜は、主人の幼い頃からの学友がお話しに来る為、

午前中は片付け、買物等に費やしてしまった。
主人の学友は母子家庭で育ち苦労をしている為、人間ができている。

主人が高校生の時、進学塾へ電車で通っていた頃の話を思い出す。
その学友は、家庭が苦しく弟が3人もいる事も有り、

進学塾へ行く時は、電車代を使わず線路道を一人で歩きながら行った。
休日はお母様の畑仕事を手伝い、暇な時間を見て勉強をし国立大に合格をした。

勉強だけして大切に育った主人とは苦労の差が大きい。
その学友は、今では中学校校長をしているけれど今春退職になる。

そこで退職後は、何をするか今夜、話合うと思う。
そういえば、私の高校時代も電車代、バス代も無く50分もかけて

自転車で通学していた。雨の日も自転車で通学していた想出がある。
しかし、あの先生のように会釈をするだけで優しさが伝わり

誰の気持も和むほど心を癒してくれる人は滅多に居ないと思う。
そんな事をふと考えていると夕方になってしまった。
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 雨の雫 
昨夜の雨は、ぽつぽつ優しく降って「あらっ雨かしら?」と
思う程、静かに降り続ける雨音をかき消す様に、

主人が午前一時迄、これからの夢を語り続けていた。
夢だけでは終わらず、自分の家族の事、

そして自分の希望する生き方を語り「一石二鳥だな!」等と
お喋りをしていた。

私には、中々同感できず睡魔も襲い、先に眠ってしまった。
彼の風邪は、咳をしながらも入浴もできる様になった。

今朝も、小雨が止みそうな曇り空を見つめながら6時前起床。
7時半になれば、小雨も止み、太陽の眩しい晴れの朝になる。

雨上がりの朝、可燃ゴミを出す為に表通りへ歩いて行くと、
川沿いの菜の花が雨の雫に濡れて、きらきら光り、

川の水もさらさらと海へ流れていく、雨上がりの朝は全てが清々しい。
枯れた大地を潤し、黒い土の上に青草が見えてくる。

日中は3月下旬並の陽気になり、さまざまな樹木の枝先から
花の蕾が開く予感がして嬉しい。
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 梅の香り
今にも雨が降りそうな今朝、朝寝坊し7時起床。
山肌も富士も何も見えない朝だった。

今冬は、まとまった雨が降らない為、何処の川も水かさが少なく、
所々に流れ、砂地ばかりが目だつようになっている。

日中は、晴れたり曇ったりの天候だった。
友人宅で30分くらい過し、たわわに実った夏蜜柑を頂き、

満開に咲いている紅梅、白梅に眼を傾ければ、
ほのかに漂う香りに顔を近づけて、うーん、いい香り!

梅が咲く度に、寒さの中にも春がくる事を感じて嬉しい。
日が延びて午後5時半になっても辺りが見える。

薄ぐらい夕方の空に明るさを灯してくれる梅、そして
昨年末から咲いている黄色い菜の花等を見ただけで気持も明るくなる。

今月は、気温が平年より高く、週末は15度前後になるとの予報。
河津桜も咲きはじめ、熱海梅園の梅も五分咲きになる。

山から大量の花粉が飛んでくる為、主人と次女の二人は休む暇なく
鼻をかんで「鼻がつまる、眼が痒い!」と、花粉症に悩んでいる。
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久しぶりに見た富士 
家族の風邪の看病をしながら昨夜11時頃、ぐっすり眠ってしまい、
今朝5時半起床。

風がひゅうーひゅーとガラスをカタコト揺らし、
風の音の強さで眼が覚めた。

日差しの暖かい晴れの朝、完治しない主人が7時に起きて来た。
卵粥とスープを食して貰い、私は、半月ぶりでトーストの食事を摂った後、

裏庭に行き、誰も手入れをしていない庭は荒れ放題に荒れていた。
「ずっと庭を見ていない」と言う主人に呆れてしまい、

散らかっている金具等を少し片付けてから
さくらんぼの木を見れば、枝先がピンク色になっていたので

もうすぐ桜にそっくりの花が咲く日が近いと喜んでしまった。
そして、真っ白に雪化粧した富士山を久しぶりに眺めた。

青空よりも更に青い富士山は、やっぱり綺麗。
その下の桜並木に桜が咲く頃になれば、絵に書いたように美しさが増す。

近所の方に、「今まで見えなかったけれど何処かに行っていたの?」
聞かれ、手短にお話をして、友人宅へ御土産を手渡して来た。

暖かな日差しが降り注いでも、風の冷たさに春はまだ遠い感じがする。
如月は、春が近づいたり、遠のいたりと人を迷わせる月だと思う。
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 夢の世界から現実に
今朝も、海の上を太陽が昇る前の美しい景色を眺め6時起床。
随分、日が延びた感じがして嬉しい。

咳がひどい主人の車で自宅へ真っ直ぐに向かう予定の朝、
ホテルの皆様にお礼を述べると、「又、おこし下さいね!」

フロントの方や仲居さん達が、にこやかに見送ってくれ、笑顔で
車に乗った。過ぎてみれば楽しい思い出ばかりの旅だった。

枕の下を水の瀬音が聞こえる静かな山の上のホテルだった。
主人は、熱が有るのか、赤い顔して何時もの元気はなく

ホテルの食事も残した事のない人が、今朝は、「食べられない!」と
お粥だけ無理に食し、運転中も何処にも寄らずに夕方に帰宅する。

風邪と花粉症もある為、咳が物凄い。早速、お粥を作って食して貰い、
今月はする事が沢山有るので、無理をしないように伝えた。

家に帰れば冷蔵庫は空になり、残り物を作って夕食とする。
ホテルの食事と我家の食事を見比べて、「随分、違う食事ね!」

大笑いをしてしまった。これが現実かと思いながら、
風邪をひいている主人の看病をしながら、台所に立つ度に

旅で過した夢のような日々を思い出し、家事をしている。
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 貴方に感謝 
夜明けの山々、海の風景は眼が覚めるほど美しかった。
今朝は、6時起床。

昨日の午後5時前に迎えに来た主人は、風邪をひき咳をしながら
倒れるようにお布団に眠ってしまい、仲居さんが部屋に夕食を運んで

入って来られても、私が挨拶をしていても何か決まり悪い感じがした。
私の留守中、彼の行動を言いたかったが、

相手の機嫌を悪くすると思い、普通に会話をすると、
食事を食べる為に起きて「これから××に今春から住もうか?」

急に遠隔地に住みたいと言い出した。
「お前が住まないなら俺が一人でも済むぞ!」

いきなり言われても一年間も遠隔地に住む気持にはすぐに
決められるものではない。

彼が遠隔地に出て行けば、私は次女と二人で暮す事になる。
急に色々な話が出てくる度に、家に帰る足取りも重くなってしまう。

なるようにしか、ならない事は深刻に考えない様にしよう。
風邪を完全に治して貰い、自宅に着くまで交通事故を起こさずに

帰る為にも、栄養と睡眠を摂取して貰おうと昼食が出ないので
緩やかな坂道を降りて、コンビニまでお弁当を買いに行って来た。

私は、この10日間、昼食無しで過しているので、こんな生活に
慣れてしまった。

私は、楽しく過せた事を「ありがとう!」と主人に感謝をする。
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流れ雲そして今
桜並木を歩いていると、真っ青な空に、綿のような真っ白い雲が、西から東へ流れていく。
柔らかな真っ白い雲、それは、父の顔になり、母の顔になり、そして姉の顔に見える。

再び、流れてきた雲は、幼い友の顔になり、初恋の人の顔になり、東へと流れていった。
流れる雲は、時折り、人の形に見えたり、花の形に見えたり、動物の形にみえて不思議。

消えては浮かぶ流れ雲、あの雲に乗って、あの町へ行こうかな、「待って!」追いかければ
雲は逃げてしまう。あの雲の様に人生を振り返る事もなく、走り続けていた私。

今まで、走り過ぎてしまった生活、数年前迄、四季も知らずに夢中で生きていた年月。
そして今、春、夏、秋、冬の季節をじっくり観照できる幸せ、雲の美しさも判る。

雲だって、一箇所の場所に浮かんでいたいと思う。流れて直ぐに消えたくはないと思う。
一日中、消えては浮かび、幾つかの雲が一緒になったり、離れたりしている。

私は、あの雲みたいな一瞬の間に流れてしまう雲には、なりたくない。これからは、
真っ青な空に、ぽっかり浮かび、綺麗だ!そう言われる、白い雲の様に純な心で居たい。

二月の雲は、風の冷たさの為、冷んやりと感じる。それでも、柔らかな雲に見える。
人生の波に流されてしまったけれど、もう、堂々と浮かぶ雲になりたい。

この日記は、昨年2月18日に綴った日記として思い出がある。
今も同じ気持で流れ雲を見ている。そして流れ雲は流される雲ではなく、

自分の目的に向かって先へ先へと進む雲、一途な雲だと思うようになった。
人生の過去ばかり悔やまず、明るく楽しかった事など雲を見て思い出したい。

綿飴のように柔らかく包み込んでくれるふんわりした真っ白い雲、
青い空に白い雲の色合いが美しい。楽しかった如月の楽しい旅はもう終わる。

人間だから悩んがり泣いたりする時も有る。其の後必ず笑える時も来ると
私は信じている。浮き沈みがあっても仕方がない。運、不運は誰も判らない。
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 立春 
♪二度と昨日に戻れぬように 砂が足あと消してゆく、
貴方と会った思い出捨てて 背伸びをすれば涙ごし

鳥取砂丘の風に訪ねたい 私に罪があるのでしょうか。
数年前に売れない歌手にレッスンを受けた鳥取砂丘。

私は、海沿いを歩くたびに海に関した歌を口ずさんでしまう。
下手でも歌が好き、演劇も好き、どんな音楽でも好き。

一週間ひとりで過して何の孤独感も無く、これほど自由で幸せな
時は無かった。毎日ひとりで外出しても楽しかった。

部屋に暦は無いけれど、節分が去った翌日は立春になる事は知っている。
風も穏やかで山に居ても海に居ても寒くはなかった。

誰も知らない土地でひとりで働く事と、お客様でいる事では
比較にはならないけれど、お友達は寂しくて嫌だと言っていた。

この町に来た次の日から直ぐに慣れてしまうのは、長年ひとり暮らしの
生活が続いていたのが原因かと思ったりもする。

何が起こっても、頼る両親も無く姉も無く、ずっと自分の細腕で
頑張ってきた経験が有る。今後も何の代償も求めず前に進んで行こう。
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隣の芝生は,,,,,,,,
ホテル内の色々な音が賑やかで今朝も5時起床。
午前6時を過ぎれば辺りは薄っすらと明るくなり、

海の色、山の色もはっきりと見えるようになる。
空と海は薄淡い水色、山は濃紺に見える。

私の旅の終わりはもう近い。残された時間を大切に使いたい。
誰のことも考えず、ゆったりと自由に行動したい。

勿論、実生活に入れば自由等ない、主人に追われ、彼女に追われ
二人の生活時間が全く違うため、深夜0時前に寝る事は滅多にない。

昨夜も、温泉のお風呂に入る時、既にお風呂から出てきた
私より10才くらい年上の品の良い奥様が出口で座って待っていた。

無料で置いてある冷たい麦茶を飲みながら、再び私に話しかけてきた。
暗い場所でぽつんと座っていたので、部屋に帰りたくないとすぐに悟った。

「家の主人は、毎日座ったまま動かずに口うるさくて。。。。」
その先は一言だけ呟き、周りは静寂感が漂っていた。

外出せずに奥様の前で威張って采配をふるっている事だけ語ると、
何時までも椅子から立とうとしない。その時、ホテルの守衛さんがきたので

「私は五階に行きますけれど、、」帰ろうとすれば私と一緒に帰る素振りを
してエレベーターで判れて来た。

口に出す人と無言で居る人の違いは有っても、何処の家庭も様々で
何の心配もない人は少ないと、人を見る目のない私はあの時思った。
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愛だけじゃ生きられない 
緩やかな坂道を降りてバス停まで歩く私の足取りは重く、
心配は現実のものになってしまった。

邪魔な私の居ないすきを見計らい、
伴侶が他の人と旅行に行った事を知ってから、

何故、彼は何時も二人で旅行し、裏切るのかと悔しさがこみ上げた。
私が、この町に来る前に何度も行く日、帰る日を確かめていた。

今までに何度も「一人暮らしがしたい!」彼には伝えてある。
必ずでる言葉は、「根拠のない事はいうな!」自分を正当化する。

昨日、午後4時に宿に着いてよく考えれば、こんな事はどうでもいい事だった。
今、始まった事ではない。

彼を憎むまえに、私は、今の彼に愛情をもっているだろうか。
頼ってはいても、色々な事が有りすぎて愛情は余りもっていない。

家庭生活は、愛情だけでは暮してはいけない。
長い人生、信頼がなければ続けてはいけない。

我家には、留守で誰もいなかった。近所の友人からも聞いている。
私は、彼に外の人と一緒になって貰ってもいいと思っている。

自由奔放な人は、結婚生活には向いていない。
ささやかでもいい、普通の家庭が持ちたいだけ。

最近になって考えるようになった。それでも彼は必ず自宅に戻ってくる。
あの家に帰るのが嫌になり、昨夜は、午前2時まで考えていた。
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いつも見ている海なのに 
今朝も5時起床。一点の曇りもない晴れの朝になる。
靴をトラベルシューズに履き替えて海岸や色々な場所を見て廻った。

田舎町で何もないように思っていたが、コンビニ、ひもの屋さん、
海産物直売所等が有った事を再確認した。

それが、前回見た時には全く見当たらなかった。
デジカメで写真を撮る事が下手なため、撮ったり消したりしながら

波打際まで行き、ざざーと押し寄せる白波を見ているうちに
波の傍まで行き、砂を握って少し遊び、海水で手を洗った。

ホテルへ戻り、朝食を摂った後、会計を済ませたが、主人の話とは
違い、少し高い宿泊代だった。

「宿泊代が支払いできない場合は、お前がホテルで働け!」と
冗談で彼に言われた事を思い出し、苦笑いしてしまう。

午前中は、団体客がお帰りになってからお部屋を変えさせて下さい!
20代くらいの可愛い仲居さんに聞いた。

紺色と言ってもいいくらい真っ青な色濃い海、午後から外出して
バスに乗り、周辺を色々見て廻って来よう。

もう今日から二月、気楽な時間が経つのは何て早いのでしょう。

白波に 戻ることなき 砂時計。。。。
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