愛だけじゃ生きられない 
緩やかな坂道を降りてバス停まで歩く私の足取りは重く、
心配は現実のものになってしまった。

邪魔な私の居ないすきを見計らい、
伴侶が他の人と旅行に行った事を知ってから、

何故、彼は何時も二人で旅行し、裏切るのかと悔しさがこみ上げた。
私が、この町に来る前に何度も行く日、帰る日を確かめていた。

今までに何度も「一人暮らしがしたい!」彼には伝えてある。
必ずでる言葉は、「根拠のない事はいうな!」自分を正当化する。

昨日、午後4時に宿に着いてよく考えれば、こんな事はどうでもいい事だった。
今、始まった事ではない。

彼を憎むまえに、私は、今の彼に愛情をもっているだろうか。
頼ってはいても、色々な事が有りすぎて愛情は余りもっていない。

家庭生活は、愛情だけでは暮してはいけない。
長い人生、信頼がなければ続けてはいけない。

我家には、留守で誰もいなかった。近所の友人からも聞いている。
私は、彼に外の人と一緒になって貰ってもいいと思っている。

自由奔放な人は、結婚生活には向いていない。
ささやかでもいい、普通の家庭が持ちたいだけ。

最近になって考えるようになった。それでも彼は必ず自宅に戻ってくる。
あの家に帰るのが嫌になり、昨夜は、午前2時まで考えていた。