2012年12月の記事


夢を呼ぶ桜
日本一早い桜祭りで知られる本部町(もとぶちょう)八重岳で、
桜の開花が始まっていると聞いた時、やっぱり南国だと驚く。

入り口から頂上迄、緋寒桜4千本の並木が徐々に色づき始めた。
本部は沖縄本島北部の地名である。

八重岳は標高453mの山で東京西部の高尾山よりやゝ低い。
本部の桜祭りが始まるのは15日で今年はその頃でも二,三部咲き程度らしい。

見ごろは1月下旬との事。今冬12月は昨年より暖冬だったような気がする。
昨日は、天気予報も外れてぬけるような青空に思いっきり背伸びをした。

年末のお掃除は、引っ越して3ヶ月で普通にお掃除していれば
大掃除をするほど汚れてはいない。

グランドゴルフをしている主人をそっと見に行けば
周りの人達に冗談を言ってその場の雰囲気を和ませていた。

そんな光景を少し離れて見ていた私は思わず微笑む。
帰りは枯葉が舞い散る公園沿いの道を二人で歩いて帰宅した。

明けて今日は、朝からひゅうひゅう風が泣いているように強く、
横殴りの雨が降り出した。

私は、傘を差して今夜の食事材料を買う為に早足でスーパーに行き、
明日の年越しそばの材料だけ買っておいた。

沖縄の年越しそばは日本蕎麦ではなく、沖縄ソーキそばで中華麺と同じ
製法の麺を使用した日本の麺料理で沖縄県の郷土料理である。

明日は美容院で長い髪を肩迄セミロングにしてすっきりしたい
せめて根野菜の煮しめ位は作っておかなければお正月という感じがしない。
コメント (0)

波音を聞きながら
夕焼けが湿りがちな雲の隙間から
遠慮したような顔を出していた。

坂道の上に登ればざざーっと波の音が聞こえる。
ちょっと隣町へ行けば海が見える南の島。

心を無にして、ひたすら子守唄のような波の音を聞いていた。
その時、私の五感は全て耳に集まり人の声も聞こえた。

北風がひゅーっと歌うように吹く。
これからは南の島も風の音が大きくなる。

そうね、やっぱり冬だもの少しは寒くなるのは仕方ない。
暴風雪の雪国の人達を考えれば気の毒でもどうする事も出来ない。

温暖な南の島に住んでいても風邪をひいている人が沢山居る。
そして寒がりの人が多い。

「寒い、寒い。」と言っているのは温暖な気候に慣れているから。
雪国の人が真夏の南の島に来れば耐え難い暑さで嫌になると思う。

海辺にもハイビスカスの花が咲いて、
夏の酷暑でも冬の強風が吹いても一年中咲いている。

今夜はクリスマスイブ。商店街にはクリスマスの音楽が流れていた。
なんとなく幸せにしてくれるような感じの音楽は心が癒される。

静岡の親戚からみかん一箱が届き、友達からもお歳暮が届いた。
クリスマスイブの真似事だけでも出来る幸せな日々に感謝する。
コメント (0)

孤独な人
夜の散歩に出かけようと一階駐車場を通り、
ごみ置き場を見れば高齢の女性がごみの中を探していた。

その方の着ている洋服は清潔なものを着て普通の主婦と変わらない。
私と顔が合うと小声で何か呟いていたが言葉が聞き取れない。

何か良い物が有ればとごみを次々に見ながら
汚れる事など気にしてはいない様子でポリ袋を探していた。

気の毒な方だと思い、パンでも持って来てあげたいと思っても
軽はずみな行動をとれば相手に失礼になるかも知れない。

その時、あの方の探し物は空き缶だとふと気付いた。
この辺では空き缶を集めて売る人を数人見かけている。

こういう人も居れば富裕層の奥様達がデパートで
ブランド物のバックやアクセサリーを楽しそうに買い求めている。

貧富の差は、日本も外国もどこへ行っても昔から存在している。
16日に衆議院選挙で自民党が圧勝したが貧富の差はなくならない。

若い時から長年働いていれば定年後は普通に暮らせるだけの
年金を貰えると思う。しかし人の人生は運、不運で決まる場合もある。

沖縄の平均賃金は安いと知人に聞いた事がある。
青森、岩手、九州、四国、等と殆ど変らない。

ごみ置き場で会ったあの方は一人で暮らしているのだろうか。
私も一人暮らしの時はアパートにいて大晦日になると孤独に耐えていた。

人の声もしない静まりかえった誰も居ないアパートで、帰る実家もなく、
親姉妹もなく、除夜の鐘を聞きながら絶対に幸せを掴もうと心に誓った。

その後、主人を紹介され2年交際した後入籍をしたけれど、
結婚した途端に彼の心は遠くなり、何時も誰かを追い求めていた。

それでも必ず家に帰り色々な会話も多いが、
未だに遊びに夢中になっている彼を呆れてみている。

心の中で許す事が出来なくても本人が帰宅すれば「お帰りなさい。」
笑顔で迎え、世の中にはもっと素敵な人がいると思う悪妻である。

幸せなんて自分で探せば何処にも有るし、
趣味に没頭していれば孤独感もなくなる。
コメント (0)

青空に感謝
まだうす暗い朝、自然に6時に目覚める。
可燃ごみを出した後エレベーターで上がり部屋に戻った。

朝食後、ベランダに洗濯物を干した時、ブーゲンビリアが目に留まった。
ブーゲンビリアの花びらは濃ピンクの可憐な花。

朝風に一ひら二ひら飛んでいく光景を見てすぐにお水をまいた。
すると嬉し涙をぽつぽつ流し、私に微笑んだ。

南の島は温暖という気持ちで過ごしているため、
洗髪してから外出する度に軽い風邪をひいてしまう。

昨日、午前10時1分頃、時々曇り空を見ていたが、
まさか北朝鮮のミサイルが石垣島上空を飛んでいた等と知る由もなかった。

主人に「実が大きくて安くて美味しい柿を買って来て!」依頼され、
足を延ばして八百屋さんで買い求めた。

この八百屋さんの焼き芋が美味しいので必ず一個か二個は
買ってしまうが、レンジでも焼き芋は作って食べる時もある。

住まいに戻れば北朝鮮がミサイルを打ち上げたニューで持ちっきり。
不具合が出来たのか打ち上げは後日になると聞いていた。

その矢先に急にミサイルが打ち上げられ少し驚く。
緻密なかく乱作戦の連続と基地を観察してきた韓国当局の評価だ。

地域の安全を脅かす行為、ミサイル発射に成功した北朝鮮は、
ミサイルを打ち上げた方が国民の食糧4年分よりも大切なのでしょう。

明けて今日は、珍しく朝から晴れて小鳥のさえずりが聞こえた。
木々を飛んでいた小鳥は青空を踊っているみたい。

今日もアパートの三階の手すりに洗濯物やお布団が並べてあり、
太陽の光をいっぱい受けている。

南国の冬は曇りや雨の日が多いので、
澄んだ青空を見ると嬉しくてやる気がでてくる。

こんな細やかな暮らしが出来る幸せ「有難う。」青空に感謝。
コメント (0)

那覇マラソン大会


雨がふる昨日の日曜日、第28回那覇マラソンが行われた。
雨が少しの間やんだり急に土砂降りになる悪天候の日。

各県や海外から2万8千人余りの人が参加したと聞いている。
会場に行ったが雨脚がひどくなり家に戻ってテレビで少し見ていた。

午前9時にスタートしてその後6時間15分以内に戻れば
完走者と認められ、後から戻った人は認められない。

数年前は参加者が3万人だったが今年は2万5千人に減らした。
それにしても、土砂降りの中を参加した人達はお疲れ様と言いたい。

明けて今朝6時起床した頃、珍しく星が大小二つ光っていたので
驚いた。何時も一つ以上の星を見た事がなかった。

星空がないとちょっと寂しい。
少なくとも1週間は雨が降り続いていたが、今朝は薄日が差して曇り空となる。

明日は最高気温が19度で貴重な晴れの予報。
外出をしたり南国に合った冬支度を始めよう。
コメント (2)