2016年03月の記事


春彼岸




春彼岸なのにお墓参りも行けない。
部屋で両手を合わせて供養する言葉を口ずさむ。

ごめんなさい、ご先祖様にお詫びをする。
暑さ寒さも彼岸迄と言葉どうり少し暖かくなった。

もう染井吉野の蕾も膨らみ、
既に数か所で開花したとのこと。

5年前の桜祭りが脳裏に浮かび、
御座の上に寝転んで風に散る桜を見ていた。

川を挟んで山の上まで続いて咲く染井吉野、
華やかに咲いて美しい。

隣に座っていた人達もお弁当を食べながら
ビールを飲み、大声で笑っていた。

その時、隣の方がお酒を勧めてくれたので
断るのは失礼と思い一口だけ頂いた。

人は暖かい春を待ち、桜のお花見を楽しみにし、
日々過ごしているでしょう

2週間前に沖縄の緋寒桜が散った葉桜並木を歩いたら、
青々とした葉桜の枝に花びらの茎がしっかりしがみついていた。

未だ散りたくないと言うのかしら、
忘れないでと言っているのかしら。

さくら 桜 弥生の空は見渡すかぎーり、
お琴でこれしか弾けない私。

次女が習っていた時に教えて貰えば良かった。
お琴は空き部屋の片隅で埃をかぶって眠っている。

飲食物に多少の不便をしても沖縄が好き。
静岡には帰りたくないほど情ある人達が多い。

何時になったら沖縄に永住できるのか、
離婚しない限り根無し草のような生活は続く。

ある気象予報士が明日から寒の戻りはないと
話していたが本当だろうか。
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沖縄の三月
三月も半ばに入れば蒸し暑さで寝苦しい日もあり、
8日の夜は熱帯夜なのか暑さで目が覚めた。

そんな時は毛布もお布団も掛けずに
好きな冷麦茶を何度か口に含んだ。

主人は昼寝をしているので午前0時過ぎに眠り、
彼は朝寝坊して9時には必ず外出する。

色々なスポーツをしているので疲れるのではと思う。
ハーフマラソンに出場する為、練習はしている。

私は歯科に週2回治療に通い始めたが、
往復、坂道を歩いているので買物をして帰宅後、
洋服を着替えて台所に向かえばどっと汗が流れる。

三寒四温を繰り返しながら着実に春へと歩みだし、
二十四節気の啓蟄に入っていた事さえ今頃気付く。

9日から雨続きで彼が家に居るとうるさくて堪らない。
細かい節約家の彼と大雑把で呑気な私では、
気を合わせようとしても難しい。

無断旅行に数えきれない程行き、私に知らせてから旅行に行くと
約束して!頼んでも彼は返事をしない。

静岡には帰りたくないのが本心だが用事が有ればそうもいかない。
長女や次女に用事がなければ彼は旅行に行ってしまう。

夏は北海道に行くらしい。お前も行きたければ連れて行く!
私も大切な用事が6月~9月頃迄あるため行ける筈がない。

変人な彼に付いて行くのは疲れるから、
北海道でもどこへ行っても一人でいた方が気楽かも。

夫婦と言う名の他人同士が生活をしている訳になる。
只、家族の話し合いだけは彼が話しかけてくる。

昔は義父母の話、今は次女の結婚問題の相談が多い。
普通の家庭では考えられない愛のない結婚が長年続く。

将来一人暮らしで住処がなければ経済力が問われる。
それでも細々と暮らせればいいと思う時もある。

沖縄の三月半ばは明日で3日も雨続きで鬱陶しい。
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弥生の空
あっという間に2月は逃げるように終わり、
春の兆しと共に3月がやってきた。

どこかで春が生れてるどこかで芽の出る音がする♪
草木が芽吹き、目に見えない春が偲び寄る頃。

静岡の我が家の庭にはさくらんぼの花が咲き始め、
風にひらひら揺れ、池に落ちている頃。

さくらんぼの花は染井吉野と同じで、
白っぽい淡いピンク、美しい花である

さくらんぼの花びらがひらひら部屋に入れば
長閑で風情がある。

今年は用事が出来て早めに静岡に帰るとのこと。
早めと言っても四月の事で細かい事は判らない。

主人といると変人で疲れるので一人でも先に沖縄へ
戻って暮らしたい。パートをしながらでも。

彼いわく、「将来お前が動けなくなっても面倒は看ない。」
こんな薄情な人と残りの人生を暮らすのは疲れる。

私は彼が動けなくなれば看る覚悟はしていた。
将来の事なんて誰も分かりはしない。

年間5万人が心臓麻痺で亡くなっている時代、
まして糖尿と言う持病を抱えている彼を案じている。

ああいう事を口に出すからには本音かも知れない。
普通の人は心に思えど言葉にはしない。

私達は何の検査もせず当然のように生活している。
もし癌が見つかったら手遅れになると思う。

弥生になり快晴の空の下を冬桜を見ながら、
いつまでも咲いてくれて有難う!

冬桜は遠慮がちに咲いても命は割と長く、
一つの花として枝にしっかり付いている。

美しいソメイヨシノは満開になれば直ぐに
風にぱらぱら散れども、その光景は美しい。
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