隣の芝生は,,,,,,,,
ホテル内の色々な音が賑やかで今朝も5時起床。
午前6時を過ぎれば辺りは薄っすらと明るくなり、

海の色、山の色もはっきりと見えるようになる。
空と海は薄淡い水色、山は濃紺に見える。

私の旅の終わりはもう近い。残された時間を大切に使いたい。
誰のことも考えず、ゆったりと自由に行動したい。

勿論、実生活に入れば自由等ない、主人に追われ、彼女に追われ
二人の生活時間が全く違うため、深夜0時前に寝る事は滅多にない。

昨夜も、温泉のお風呂に入る時、既にお風呂から出てきた
私より10才くらい年上の品の良い奥様が出口で座って待っていた。

無料で置いてある冷たい麦茶を飲みながら、再び私に話しかけてきた。
暗い場所でぽつんと座っていたので、部屋に帰りたくないとすぐに悟った。

「家の主人は、毎日座ったまま動かずに口うるさくて。。。。」
その先は一言だけ呟き、周りは静寂感が漂っていた。

外出せずに奥様の前で威張って采配をふるっている事だけ語ると、
何時までも椅子から立とうとしない。その時、ホテルの守衛さんがきたので

「私は五階に行きますけれど、、」帰ろうとすれば私と一緒に帰る素振りを
してエレベーターで判れて来た。

口に出す人と無言で居る人の違いは有っても、何処の家庭も様々で
何の心配もない人は少ないと、人を見る目のない私はあの時思った。