2014年12月の記事


お元気ですか




お父さん、お元気ですか。
暖房器具や毛布まで貴方は全部捨てゝしまい寒いでしょう。

近所の人から二回電話を貰ったの、
駐車違反じゃなくて警察に話を聞かれただけだと。

良かったですね、安心しました。
手作り池のお魚達は元気に泳いでいますか?

今は将棋より釣りに凝って釣りの話をする時の顔、
物凄く嬉しそうだった。

今日は意を決して整形外科で左親指巻き爪の治療に行って来た。
手術はせずにドイツ式の治療で全く痛みもない。

一か月後にどの位良くなったか通院し、
完治するのは人によって治療回数も違うとのこと。

本当は手術をして治す方法がいい事は分かっているが、
一人暮らしに慣れていないのでこういう方法をとった。

昨日も今日も天気が良く青い空に、白い雲が浮かび、
そよそよと爽やかな風が吹き春のようで心地よい。

小鳥のさえずりを聞けば故郷の風景を思い出し、
稲刈りの後は枯れ野と化し、木枯らしが吹き荒れているのかも知れない。

自由奔放な貴方は「自由に暮らしたい。」と何度も聞いた事がある。
11日位の一人暮らしでは物足りないのかも知れない。

普通の家庭なら「着いた。」とか連絡位はするのが常識。
そして「話し合いはうまくいった。」とか一言も連絡はくれない。

近所の人でさえ電話で教えてくれるのに
他人より遠い人に思えてならない。

私も坂道を登って5ℓのイオン水を運んだり、
高い所に上がって大掃除もして頑張っている。

主人の有り難さが良く判るの。
その反面、うるさい人が居なくて気楽だわ。

外出続きで暮れの大掃除も進まなかったけれど、
明日中に終わらせてお正月の準備を始めたいと思う。

沖縄は新都心に新しいビルやお店が立ち並び活気が有り、
国際通りは観光客等で込み合い下町という感じのする街に見えた。
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冬至
明日の冬至は二十四節気の第二十二。夏至と全く反対になる。
しかも19年に1度の「朔旦冬至」とのこと  

朔とは朔日。太陰暦での新月の日。
冬至は旧暦の11月中気で、旧暦の11月1日が冬至になる事を
「朔旦冬至」と言う。

太陽の横径が270度に達した時、新暦の12月22日頃が冬至。
二十四節気は、時計で言えば冬至が12時、夏至が6時、春分が9時、

秋分が3時で4分割、その他の節気を5分刻みに置き、
時計の反対回りに季節が巡る、そう作られたのが二十四節気とのこと。

南瓜、小豆、柚子が冬至に選ばれたのは、どの習慣も、悪しきものを払い、
自らを清め、運を引き寄せる為に先人が考えた習慣らしい。

昔、祖母が「今日は冬至だから小豆南瓜を食べてね。」毎年のように
小豆南瓜を食し柚子湯に入った想い出がある

冬至は太陽が最も南に寄り、北半球では夜が最も長い日。
この日を境に少しづつ日が伸びていく。

冬至の頃から梅の1品種の白い花が咲き始める。
私は冬至梅は見た事はなく2月に満開の梅を見ていた。

あれから5日が過ぎても主人から1度の連絡もこない。
只、彼が内地に着いた翌日に近所の方から午前9時に電話がきた。

「お宅の旦那さんから預かった書類は私が置いて来ましたから。」
その方の話では、主人が無料駐車場で駐車違反で捕まったと聞き、

気の小さい私の顔は青ざめ、突然のできごとで一人で悩んでいた。
何時まで悩んでも遠い島に居てどうする事もできない。

しっかり者の主人が、私の大反対も聞かず駐車違反したのだから
彼が責任をとったと思う。彼は私の何倍もプライドが高い人である。

私が心配をして電話でもすれば怒る事間違いなし、
こういう時こそ知らないふりをする方が喧嘩もせずに済む。

大切な話し合いは済んだのだろうか。
両方の話が決まれば旅行好きな彼のこと、旅でもしていると考えられる。

師走は時の過ぎるのが殊更早いと感じるのは達成感がないから。
一人でいれば余暇があるのだから思うとおりに行動できる。
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湯船
冷えし身を そうっとそっと 浸かりつつ 柚子湯に入る この幸せよ。

南国は 湯船に浸かる ことだけが 身体暖め 唯一の暖房。

訳もなく 人恋しくて ゆく師走 自由と孤独 背中合わせなり。

sakura
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我が家へ



空港まで一緒に行きましょうか?
いいよ、一人で行くから。

主人は那覇空港へ小さい鞄を二つ持って向かい、
大切な用事が有るため一旦、内地の我が家に戻った。

昨夜は電話の呼び鈴が何度も鳴っていたのに
「出なくてよい。」私は変に思いながらも黙っていた。

とにかく大切な用事で行くので根拠のない詮索は辞め、
バス停まで見送った。

「いってらっしゃい。」「鍵は直ぐに空けては駄目だぞ。」
この前宅急便の方が来た時直ぐに鍵を開けた為注意をされた。

「何時帰るの?」「うるさいな、お前には関係ないだろう。」
確かに彼の用事で行く、でも帰宅日位は教えるのが常識ではと思う。

朝から冬らしい雨がしとしと風と共に降り始め、
暗い雨空を見れば何となく自分が惨めに思えた。

そんな時、用事を思い出し午後から国際通りの少し先に有る
知人に会うことにした。

沖縄も風が強く登り坂は汗をかき、下り坂は走ってしまうほど、
うわー風が強い!外出すると気分転換になり元気が出てくる。

寒いとはいえ沖縄でダウンコートを着れば汗をかくのは当然のこと、
もっと薄着でも良かった。

「島の一人暮らしは寂しいから貴女も生活を楽しめばいい。」
「はい、また来ます。」これが彼女との最後の会話だった。

住まいに帰る途中、私も短期間のバイトをしたいと、
ふと考えたがその前にするべき事が沢山ある。

この小さな島でこれから幾日か頑張ろう。
今の生活に慣れゝば楽しい事もあるかも知れない。

主人は静岡の我が家に着いている頃、暖房器具や毛布等
室内を暖める物を全部捨てゝしまい寒い思いをして気の毒に思う。

明日は北海道に8本もの等圧線がかかり、
2つの低気圧が急速に発達し、猛吹雪になるらしい。

最高気温が15℃もある沖縄、それでも近所の人達は
寒いと言う。暑さに慣れた身体には寒く感じるのでしょう。
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短日に
冬の雨がざあざあ降れば辺りは薄暗く静かになり、
やる気も出ずにぼんやりと窓の外を見ていた。

主人は大切な用事が有り静岡に一旦帰ると言う。
余りよく知らないこの島で幾日一人で暮らすのか。

行く日も帰る日も教えてくれるような人ではなく、
私は、彼が不在の時に自分のするべき事ができたらと思う。

沖縄は暖かい寒いを繰り返し師走を迎え、
先週は内地が厳寒のため沖縄も少しは寒さを感じていた。

私は沖縄特有の食品は食べないので内地の物を探し、
鍋物や鰤大根、おでん等を煮て食した。

昨日、今日は陽光が暖かく感じ毛布やお布団を干し、
寒くなったら直ぐに使用できるようにして置いた。

部屋を暖める電気製品は何もないから
せめて眠る時くらいは毛布で温まればそれで幸せ。

公園で段ボール等で寝ている人達と比べれば暖かいお布団、
毛布等で眠れることに感謝しながら生活をしている。

私は、冬用の洋服や靴下等を洗濯して、
あの方達に持って行くと喜んで着てくれることが嬉しい。

しかし、主人に余り行かない方がいいと忠告されてから、
散歩に行っても挨拶をする程度にしている。

今週末から来週半ばに強い寒波が南下すると言う。
一方、世界ではエルニーニョ現象で暖かな冬になると、

ニュースで聞くと喜んでいいのか悪いのか、
師走になっても海面水温が高いことが気になった。

冬至になれば一年で一番日が短く夜が長い。
あゝ真冬になったんだわ、冬なんだわと感じる。

遠き我が家の庭には金柑がたわゝに実り、
山茶花が綺麗に咲いている頃。

山茶花の 垣の紅に 日の差して 人住まぬ家に 一年の暮れ sakura
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冬の空



今朝は、小型台風並みの激しい雨が降り、
うとうと眠っていたら朝寝坊をし6時過ぎ起床。

いつも眠るのは深夜0時頃になってしまう。
どんなに遅く就寝しても朝は5時か6時に起床。

沖縄も蒸し暑さから急に冷んやりした朝になる。
冬は対流活動も弱く、気温も低い。

従って空気中の水蒸気やちり等が少ないので
冬の空は晴れた日には澄んでいる。

小雨になる頃を見計らい用事を兼ねて市役所に行き、
その後、昼食代わりに軽食を摂った。

観光都市沖縄は、今日も観光バスが数台通り過ぎていく。
私は、道路に咲き乱れるハイビスカス等のお花を撮った。

風が強いから髪はぼさぼさ、
ブラウスとベストの薄着の袖口から風がすうすう入ってくる。

午後4時過ぎ急いで帰宅しても主人は不在だった。
そういえば昨夜も部屋の電話のベルが一回だけ鳴った。

毎週のように電話が一回だけ鳴ると切れてしまう。
彼は、雨が降っても釣りに行くと出かけては釣らずに帰る日が多い。

夜も週に一度は必ずインターフォンを誰かが数回鳴らすが、
「出なくていい。」彼が止めれば玄関には出られない。

大体の事は分かっていても勘だけで彼を責めたりはできない。
長年、彼の行動はおかしいと思っても証拠がない。

私は、今のところするべき事が多く、
自分のことで頭がいっぱい。

同じ屋根の下で同じ空気を吸っている空気のような存在、それだけでいい。
兄妹みたいな感じで生活をしているおかしな二人。

晴れたら沖縄の冬の海を歩いてみたい。
珊瑚礁の青い冬の海は冷たくても優しく迎えてくれるはず。
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