2023年09月の記事


秋の雨
今朝は寝坊して午前6時起床。小鳥のさえずり虫の声、
船の汽笛がぼーっと聞こえたのを覚えている。

朝食後、遠回りし稲田のある道を通ってくれば、
刈り取った稲穂の後に目ざとく雀達が集まっていた。

可愛さに傍に近寄れば警戒して逃げてしまう。
雀以外の小鳥達も生きていく為の警戒心が強い。

お米を刈り取った後の草の匂いが空いっぱいに漂い、
富士は空よりも青く辺りに爽やかな風が吹き始める。

友達の住まいの近くにケアプランセンターが有り、
其処の庭園には美しい植木や花でいっぱいだった。

主人の親友の奥様が此処で看護師長をし働いているが、
その前は看護師専門学校の講師をしていた事もあり、

とても気丈な方で冗談も言えない感じを受ける。
私も生家が裕福ならば手に職を付けたかったが、
今となっては後の祭り。

午後から雨が降り始め、九月の雨を歌ったが、
あの歌のような雨ではなく、現実は厳しいよと
聞こえた。厳しい残暑が続いていた後の秋雨。。

今日も遊んで来た伴侶が不潔で嫌で堪らない。
この20年間彼に触れた事は一度もない。

女としては不幸せでも人間としては幸せだと思う。
遠い昔に女は捨てゝいるのだから如何にもならない。

亡き奥様のように妬いたり泣いたりはしない。
亡き方は彼に惚れていたと想像し可哀そう。

私は、一緒になったのだから家庭生活を大切にし、
精一杯に生きているだけである。

彼の長所だけ見て上手に誉めてお仕事をして貰う。
これから自分に負けずに弱者に優しく暮らしたい。















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➂明子ひとり。秋桜
あの時、明子は秋風沁みる39才の頃、
静岡に引っ越しをし、昼夜夢中で仕事に励んで居た。

会社のパートが終われば友達の知人を介して、
クラブの女の子が辞めて人手が足りないから、
明子に半年だけでも来て欲しいと頼まれて驚く。


ああいう世界で働けば世間知らずの私も人を見抜く
力が出るのではと甘く考え、思い切って行ってみた。

余り派手な洋服は着用しなかったがマドラスのハイヒールを
履いて、ブラウス、スカートとOLと同じ格好で出勤した。

お店に入ると皆さんに挨拶したが、タバコは吸う、お酒は
沢山呑む、嘘はつく、利口でなければ勤まらない事を知る。

マスターの大学時代の友人が多く、会社社長が従業員を
連れて来たり、客層は良かったのではと思う。


弁護士の秋山さん曰く、踊ってくれますか?
明子はそんな簡単な事も出来ず恥ずかしさで遠慮した。


このドライフルーツをAさんのテーブルに運んで!
その位の事は出来ても、正直に言ってしまいマスターに
よく注意され、自分の愚かさを思い知る。


仕事は午前0時に終了になりマスターが車で送ってくれたが
マンションに帰るとどっと疲れが出た。


明子は馬鹿正直で嘘を平気で言う仕事は自分には
合って居ないと初めから分かっていた。


たった一つ好きな事は歌を唄う位だったと思う。
ウーロン茶の中にウイスキーを入れられても唄っていた。


ある日、お通しを出す時「冷凍食品に見えないですね。」
この一言でマスターはガッカリし、彼女は凄く叱られた。


明子はこういうお店には全く合わせられず、
3か月が過ぎた頃、自分から辞めさせて頂いた。


そして会社の仕事だけに専念し、夜の仕事は辛かったが、
どういう仕事か分かったような気がする。
マスターに迷惑ばかり掛けて心から謝罪した。


この3か月間、何度か泣いていた明子をみた友達に、
貴女は自分が馬鹿になる事が出来なかったと言われた。


その後,暗い感じの公務員風の中年男性に出会ったが、
男性は懲り懲りでお断りし、友達と楽しく会社勤務を
していた。秋桜が咲き乱れ、秋の風景に喜んで川沿いを歩いた。












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