2015年05月の記事


白い紫陽花
しらじらと辺りが明るい午前5時起床。
朝の風は涼しく清々しい。

潮の匂いのする海風が窓を開ければすーっと入り、
赤い紅葉が青葉に代ろうとかさかさ揺れていた。

先週の夕方、主人と評判の良いラーメン屋さんに、
数年ぶりに連れて行って貰った。

彼は違うお店に行きたかったので「絶対に残すな!」
機嫌が悪かったが具だくさん野菜ラーメンを食した。

小食の私にはラーメンの量が多すぎたが、
叱られるので脇目もふらずにラーメンを食べ続けた。

彼が三分の一食べないうちに、私はラーメンを食べ終えた。
以前から来たかったラーメン屋さん、とっても美味しかった。

量の多いラーメンを食べた後は胃が重く
翌日は正露丸のお世話になり自分の愚かさに笑ってしまう。

畦道を歩いていると白鷺、鴨、鴎達が田圃に餌を探し、
その光景は愛らしい。

夕暮れ時に鴎はキイキイ鳴きながら海の方へ飛んでいく。
鴎は水面に眠るのか、白鷺は木の上で休むのだろうか。

海岸を通っても人はまばらで寂しいだけ。
案の定、主人は背広を着て今朝8時頃旅に出た。

「何処に行くの?」私が聞いても教える訳がない。
「朝食を食べて力を付けて行ってね。」私が彼の前に運ぶと、
文句を言いながら食して車で家を出た。

彼を送り出した後、太陽が眩しい真夏日近い日中になり、
涼しい朝に比べて気温がぐんぐん上がる。

雨も降らないのに白い紫陽花が咲き始め、
少し離れた場所に行けば白からピンクや水色の紫陽花が
ぽつぽつ色づき水無月が近い事を知る。

この頃は買物を夕暮れ時に行くので、
あれこれ見て我が家に帰る頃は日がとっぷりと暮れていた。
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柿若葉



昨夜、歩く機械を踏んだ後寝室に横になれば、
海を渡る台風の音がざざざーざざざっーと
波が押し寄せてくるような音を聞いて眠った。

そして陽光の眩しい朝5時起床。
朝食の支度をしながら洗濯機を回しておく。

カーテンの隙間から明るい日差しが入り、
台所の窓を開ければ西風がすうすう涼しい。

昨日まで雨をたっぷり含んだ青葉やお花が
そよ風に揺れ、かさかさ軽やかな音を立てゝいた。

長い間留守をしていたのでご先祖様にお詫びをし、
毎日お仏壇にお線香をあげて供養している。

親友がお野菜やお花を育てた取れたて野菜等を頂き、
一番先に亡き祖父母達にお供えする。

季節の移り変わりは早く、気が付けば五月下旬に入り、
沖縄では昨年より15日遅い梅雨入りしたとのこと。

郊外は田植えも済み、最も心地よい五月も駆け足で
逃げていきそう。

沖縄の真夏日の生活から朝、昼の気温差の大きい内地に来て、
疲れが取れないまま、身体のどこかで大きな変化が起きている。

帰郷後、買物に行き眩暈を起こし
途中で少し休んでから家路に急いだ事も有った。

これからは旅好きな主人が色々な旅行に行ったり、
夏は不在になるので炎天下でも自転車で買物に行くようになる。

それでも、この頃は「お前も北海道に行くなら連れて行く。」
彼は言ってくれるが、戸惑うばかりで返事が出来ない。

猛暑がきても夏の暑さは苦にならないし、
家を空けてばかりでいいのだろうかと思う。

それに使う分を部屋のリフォームに使いたいと
何度も頼めど「こんな古い家を直してどうする。」
修理する気は全くない。

しっかりしなければと自分に言い聞かせて、
全てがなるようにしか、ならないと割り切る。

緑の爽やかな五月に近所に白い紫陽花が咲き始め、
我が家の柿の花も白から焦げ茶色に変わった。
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雨風と共に帰郷
12日の深夜未明、真っ黒い雲が沖縄本島上空を流れ、
ぴゅーっと強風が吹き始めたような気がする。

再び3時過ぎに眠りあっという間に夜が明け、
台風6号が沖縄を通るニュースを聞いたが、
気が付けば60mの速さで過ぎ去った。

その後温帯低気圧に変わっても私達は空港に向かい、
飛行機に搭乗した。

いつもの空とは違い、窓の外は暗くて何も見えず、
雨風が飛ぶように勢いよく流れていた。

台風の上を通っているのだと自分に納得させれば、
時々、青い空と真っ白い雲が見える時もあった。

2時間半位、耳の痛みに耐えているうちに富士山静岡空港に
着陸した頃は土砂降りの雨が降っていた。

「寒い!」山の上の空港は雨が降って居る為か、
シャツ1枚では肌寒く感じた。

最寄りのスーパーで少しの食材を買い求め、
身体が温まる野菜いっぱいの麺類で夕食とする。

家に帰る迄は土砂降りの雨と強風の為、ずぶ濡れに成る程
雨量が多く玄関に入る迄は水溜りで靴下も濡れていた。

一晩中、雨戸がカタコトする音が賑やかに聞こえたが、
早朝から太陽の眩しい朝を迎えホッとする。

まさに緑の五月、柿の木の若葉が陽光にきらきら光り、
白っぽい柿の実がたわゝに実って凄く嬉しかった。

夕方になれば風も収まり空の冷蔵庫では生活できないので
調味料を主に今夜の食材を自転車で買物に出かけた。

春と秋に真っ赤に染まる血潮紅葉だけが赤く、
辺りは野辺も何処の家の庭も緑一色の時節になった。

暑さに慣れた身体には同じ気温の日でも
海風がすうすう涼しく感じて1枚多めにベストを着る。
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五月の台風



数日前から不要な物は捨てゝ洗濯をしては片づけをし、
アイロンを掛けて収納をしていた。

冬物はクリーニングに出していたが、
今年はジャンパー以外は箪笥に収納している。

引っ越し用の段ボールは大が2個、中が1個で間に合う。
内地で必要な物だけを送り、沖縄で使う物は置いて行く。

辺りがしらじらと明るくなる午前5時半に起床。
洋服に着替え朝食の支度が済めば晴れる日は日差しが強い。

この辺は市の中心ではなく下町風で会う人達も人懐こい。
従って昔から住んでいる人達が多い。

市役所の前を通れば市議会議員の演説が賑やかに聞こえる、
残念なことに車の音で演説の内容がよく判らない。

今週は晴れの日が多く余りの蒸し暑さに冷房を入れたり、
就寝前に切った後は知らぬ間に汗が滲み朝、直ぐに着替える。

4月から毎晩のようにアイスを食べたり冷たい物を飲んでいる。
西瓜も甘くなったがやっぱり真夏に食べれば暑さも和らぐ。

静岡に着く頃はサクランボの実は既に落ちてしまい、
琵琶がたわゝに実を付ける頃でそんな事を想像すると嬉しい。

数か月前から喉に違和感が有りじりじりと痛む、
痛む治るの繰り返しをしている。

力を入れなければ声も出ず段々、声が小さくなる。
帰郷して落ち着いたら耳鼻科に行ってみよう。

床屋セットを購入し主人の整髪をしていたが、
今日は彼の注文が難しいので床屋さんに行って貰った。

沖縄に台風6号が12日に上陸する予報だが、
曇りの朝から日中は29℃の汗が止まらぬ暑さになる。

母の日を前に沖縄のスーパーはバラの花等の贈り物で
混雑していた。ご先祖や親を大切にする沖縄の人達。

午後5時から冷房を入れたら涼しくて生き返った感じ。
夕食は冷蔵庫の残り物を作って食している。

近所の奥様達に会えば「帰ると寂しくなるわ。」
私も帰りたくないけれど用事が有るため仕方がない。

帰郷するまでもう少し日が有るので毎日顔は出そう。
帰る日は涙を見せたくないから合わずに帰ろう。
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皐月



もうすぐ二十四節気の7番目の立夏が6日頃、
夏立ちとして夏の訪れを告げている。

夏も近づく八十八夜、野にも山にも若葉が茂るの歌のように、
八十八夜の5月2日~3日後が立夏にあたる。

この頃は緑の風がふわふわ吹いて若葉は瑞々しく、
藤、菖蒲の花等が美しく咲き誇っている時節。

皐月は、天候も安定した晴れの日が続き、
夏の準備には最適な気候の頃。

今日は、東京に住んでいた懐かしい人にとある町で
待ち合わせて、一旦静岡に帰る事を話した。

その人は大型連休は誰も行かないような素敵な島に行くと言う。
四人の子供は成人して居る為、夫婦二人で行くらしい。

私達は、七か月も沖縄に居て何処にも行かなかったが、
12月中旬から1月上旬まで主人は用事で静岡に帰って居た。

彼は、冬の間は何もせずに室内で口ばかりうるさかったが、
2月頃からダンスを習い、3月はボーリング、ゲートボール、
グラウンドゴルフ、将棋と急に動き出した。

身体を常に動かすことは糖尿にも健康にも良い。
贅沢な物は食べず粗食で身長が高い割には痩せている。

昨年静岡に帰ったのは4月30日だったと思うが、
今年は少し遅く帰る予定でいる。

私も近所の叔母さん達がゆっくりして!そんな言葉に
合わせた訳ではないが、昨年の飛行機では散々な目にあったから。

次回に沖縄に来る時は、私だけ1か月早く来るかも知れない。
今朝から清々しい風が吹きとても涼しい朝に喜んでいた。

3月下旬から4月は蒸し暑いのに最近は空気も心地よい。
午前6時前には外が明るくなり、内地より1時間夜明けが遅い。

船が出入りする港ではなく浅瀬の蒼い海に、
中々、行く暇もないまま日が経っていく。

沖縄の石垣島や八重山地方では、5月中旬に稲刈りが始まり、
そして2回目の田植を行い、その後もう一回田植えが有ると言う。

稲作の発育がいいのでしょう。
そういえば石垣島は沖縄県内で一番気温が高い。

この頃は25℃前後で明日は貴重な晴れの日となり、
その後ずっと雨や曇りの梅雨のような天候になる。
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