2021年05月の記事


紫陽花



季節の移ろいは速く、もう5月も明日で終る。
6月5日から早くも芒種に入る。

芒種の時期は全国的に梅雨入りを迎えて高温多湿になるため、
体調や食糧の管理には注意が必要。

今年は梅雨入りが20日も早く大雨に強風そして肌寒いと思えば
真夏日になり急に暑くなり寒暖の差が大きい。

近所のお宅の庭には紫陽花が白く咲き始めた。
雨に濡れた紫陽花も美しいもの。

花の色は土壌の酸性度に影響され、土壌が酸性だと青、
アルカリ性だと赤、中間だとピンク〜紫になると聞いている。

下田紫陽花祭りへ行けば数え切れぬ程の紫陽花が咲き乱れ、
まるで夢を見ているよう。

我が家の裏庭も5月に様々な鉢植えに花々がずらりと並び、
その周りには樹木に果実等が実を付けている。

夕暮れ時になれば海岸散歩をしても一人では寂しい。
近所の友達はご主人様と海岸散歩をしながら
嬉しそうに手を振って短い会話をして別れた。

我が家の主人とは、かれこれ20年も1m以内に近づいた事なし。
静岡に帰郷すれば毎日と言っていいほど女性と会っている。

言い争いはしたくないし、黙して語らず普通に生活をして居ればいい。
私も家族愛は有っても何の魅力も感じていない。

友達が同居していると思いながら協力し生活を続けてきた。
寂しい時は海岸を歩きながら涙を一滴海にすてゝくる。

そして青空を見つめ両親に「私を守って下さいね。」
小さな声で呟けば快く返事をしてくれる。
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薫風
昨日迄は初夏の季節とは程遠い肌寒さだった。
雨降りの朝でも若葉はきらきらと光り美しい。

池の鮒や金魚達も冬をしのぎ生きていてくれた。
あれほど小さな身体でも生命力が強い。

人の世はコロナウイルス(変異)や癌で沢山亡くなり、
他人事ではない。

帰郷して一週間経っても風が冷たく感じるのは
家が古く辺りに川や海が有るからかも知れない。

春と秋に紅葉する血潮モミジが真っ赤に染まって
ざわざわと五月の風に揺れゝば季節の速さを感じる。

立夏は風薫る5月、一年で最も爽やかな季節なのに
命の重さ、生きることの大切さを一人思う。

そう思っていても長生きはしたくない気持ちもある。
夕暮れ時になると薄日が差して少し明るさが戻る。

明けて今朝、久しぶりに陽光の眩しい朝を迎える。
午前6時頃、可燃ごみを出す為に表通リへ出れば、
ふわっと暖かな空気が漂う。

日中に襖張りをしていても蒸し暑い。
この暑さは沖縄の4月上旬の暑さと同じ位だと思う。

人は我儘で暑さも寒さも嫌なもの、
近所の人も「今日は暑い!」と汗を拭きながら
暑い日は嫌という顔をして笑みを浮かべた。

地獄にも 組合が有る 別府の湯 sakura1205
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五月雨


昨日は荒れた天候になるとは思わず雨具を持たずに搭乗した。
大型連休でもコロナウイルスの影響で、
七割位の人が搭乗していたと思う。

昨年は欠航の為羽田空港迄行き、遠回りをしたが、
今年は大型連休のみ飛行機が飛び静岡行に乗れて助かった。

しかし大荒れの天候で静岡は土砂降りの雨が降っていた。
自宅に着いた頃はずぶ濡れで辺りは視界が悪く、
山も海も富士も何も見えなかった。

暖かさに慣れた身体には肌寒さが身に沁み
「今日は寒い!」ガスが出ない事も有り二階で早めに就寝する。

明けて今朝6時、賑やかな小鳥のさえずりで目覚める。
柿若葉が透きとおるような 新緑になり美しい。

自然がいっぱいの町よりも本心は沖縄に残りたかった。
そんな我儘が通る訳がない。

一階と二階に住んでいるので主人の行動が分らず、
何か有った時、連絡も取れずに困る。

こんな事には慣れているのに気が弱くなった自分が情けない。
これから草取りや片付けが続くのに横着にして居られない。

冷えし身を そっと湯舟に 浸かる夜は 笑顔になれる この幸せよ sakura1205
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