2023年07月の記事


飛べない蝶々
東の空が茜色に染まる今朝、何時もの様に午前5時起床。
賑やかに蝉の声が耳を打つこの頃。

小鳥達の鳴き声よりも蝉の声は大きく聞こえる。
裏庭には様々な植木鉢がずらっと並び、
水撒きも時間が掛かる。

主人の掘った小さな井戸はポンプから汲み上げ、
結構力を入れなければ水が出てこない。

今年の夏は特別に猛暑日が多く、
おまけに線状降水帯による大雨も多い。

ちょっと例年とは違う感じの夏のような気がする。
今日は柿の木を剪定の真似事して木登りをした。

柿の葉は濃緑と化し、実と葉の色が同色で
柿の実の数を数えるのに時間が掛かった。

日当たりの悪い裏庭は葉緑体を増やし
光合成の効率を上げようとするので
緑色が濃くなる傾向が有るらしい。

日当たりの良い場所にある木の葉は、
充分光合成ができる為、葉緑体が少なく
明るい色になる事が分かった。

暦の季節は速く、今日で二十四節気の大暑に入り、
予報を見ても晴れの日が続き、如何して乗り切ったら
良いのか、汗かきながら心が重くなる。

今迄なら夏はお祭りや花火、海水浴等、
賑やかで楽しい事がいっぱいあるのに。

ユーチューブに夢中の主人が80日間も、
マイクの声が聞こえぬように居間と台所の
雨戸を締め切って居る為か、暑さも増してくる。

最近は真っ青な空、真っ白な雲を見て真夏だと思う。
夏の山は青々と鮮やかさがあふれるばかりに満ちている。

従って夏の季語に、山滴るという言葉が有るのだわ。       
猛暑の夏もあと一か月頑張れば小さな秋がくる。

今の私は成すべき事が多く旅行も行くことが出来ない。
庭にいる蝶々の様に自宅から決まった場所へ通っている
だけの私生活である。

青空遠く飛べない蝶々には気の毒だが、
何時か必ず旅に出たい!人間だもの。

電話を貰っても挨拶だけではつまらない。
心に触れる話を一言でもして欲しい。


ぽつぽつと 松に雨ふる 大暑かな。
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