2015年09月の記事


秋の夜
昨夜10時半、歩く機械を踏み1時間後に横になり、
0時前に眠ったと思う。

昨日の朝、久しぶりに晴れて喜んでいたが、
午前5時半起床した頃、主人が出かけた事に気づいた。

週末に関東方面に行く為、彼も長旅はできない。
案の定、昼過ぎ「用事で出かける今夜帰る。」とのこと。

変わり者の主人が「旅に出る。」ではなく
用事で出かけるという言葉は初めて聞いた。

午前5時から何処へ何の用事で1日外出したの?
なんて細かい事は聞かないことにしている。

聞いても1度も真実を話した事がないのに
聞くだけ無駄な事だと分かっている。

それより彼の身体を毎日の様に心配し、
女は弱いものでどんな主人でも居なければ苦労をする。

彼が居なければ苦労をする事を知っている私は、
ずるい生き方を覚えてしまったのだろうか。

でも真っ青な秋の空のように大らかな気持ちで
彼を憎んだり疑ったりはしない。

山の方から草の匂いが漂い、緑の風がすーっと
身体をとおり抜けていくと秋を感じて嬉しい。

自然と触れ合えば嫌な事は全て忘れ、
何時もどうりの明るい自分に戻る。

今年の秋は中秋の名月から
翌日のスーパームーンも見られて喜んでいた。

今日も秋晴れで家事を済ませてから洋服を購入する為に
2回も外出をしていた。

大きな出来事でも無ければスーツを購入する事等はない。
今夜も月が雲間から顔を出していた光景を見ていた。
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秋分
秋分は二十四節気の第16、しばしば
昼と夜の長さが同じになると言われる。

国民の祝日、秋分の日でもあり、
お彼岸の中日でもある。

午前6時起床し、窓を開ければ冷んやりした北風が、
すうすう入って寝ぼけ眼の私もぱっと目が覚める。

最近は、裏どうりから畦道を毎日の様に歩き、
自然の空気をいっぱい吸い秋を探し回っている。

葡萄の木、無花果の木、栗の木、そして彼岸花が
何処へ行っても咲き乱れ、川沿いは彼岸花ばかり。

昨日、お墓参りに行き埃がついていたので石塔を磨き、
小菊や竜胆、百合等に香花を添えて飾った。

2日間、次女が大切な用事で我が家に来て、
主人と昼から深夜迄ずっと会話をしていた。

私は自分に問われた事をお返事し、台所、お風呂掃除等、
黙々と家事をしていた。

主人も、次女のお相手の方が気に入り喜んでいるのが判る。
父娘って良いなあ!とつくづく思う。

20代でミス○○に選ばれてから海外留学したり、
そこで知り合った人と恋に落ち、交際したが1年足らずで判れた。

恋多き彼女は主人に似たのかも知れない。
主人は庭のサクランボの木を伐採し、

根本から切り取る作業を大変そうに見えたので
下で私が伐採した木々を受け取りまとめた。

まとめ方が下手で後で彼がしっかりと結わえ、
私は叱られたが何をしてもドジな自分だと思う。

午後5時半を過ぎれば辺りが暗く西の空が茜色に染まり
月だけが霞んで見えた。

秋の虫は、気温が高い夜は速く鳴き、気温が低い時は鳴き方が遅い。
今夜は、虫の鳴き方が速いので気温が高い事が判る。

来月の予定を考えると想像しただけで気が減入るから、
その時その時だけの事をすればいい。
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爽やか




夜、眠る前に歩く機械を踏んで自分の部屋に行くと
大体23時頃になってしまう。

日増しに朝の空気が涼しくなり
午前5時起床が6時起床と寝坊になってきた。

玄関先に出て辺りの山々や富士山を見ながら
軽い体操をしてから朝食の支度をした。

山々の麓から稲刈りをした後の青臭い匂いが漂い、
この匂いは秋という感じがして嬉しくなってしまう。

涼しくて爽やかな風が頬を撫で、青葉がざわざわ揺れる下から
樹木を見れば蝉の抜け殻が残っている。

畦道にも蝉の死骸が幾つも残っていたが、
哀れに思いながら拾ってあげる事も出来なかった。

人間だっていつかは蝉のような姿になっていく、
生きるものの命の儚さを思う。

土に埋めてあげる事も出来ずにごめんね!
心のなかで蝉に呟き、私はそっと砂を掛けた。

やがて晴れの日は続かず午後からぽつぽつ雨が降り出し、
小鳥達は慌てて何処かへ飛んでいく。

外出する時の風は10月中旬並みの海風が吹き荒れ、
昨日迄の蒸し暑さはどうしたのだろうか。

回りの景色は暗く何も見えず雨脚が徐々に強く降り出す。
数日前に帰宅した主人をずっと無視していた。

しかし、10月上旬に大切な用事で東京、横浜に行くかも知れない。
大切な話を聞かない訳にもいかず、うなずきながら聞いている。

今日は、公民館で婦人会の食事会が有ったけれど、
前もって不参加としていた私は出席しなかった。

これから明日も増々雨が降り続けるとの予報、
明日は半日くらい外出しなければならない。

黄金の穂 落ちてこぼれて 秋を知る。 sakura
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うろこ雲
先週、久しぶりの青空に電気自転車で外出した時、
後から付いてくるうろこ雲に眼を見張った。

真っ青な空に真っ白なうろこ雲が空いっぱいに浮かんでた。
海岸を走っても付いてくるうろこ雲。

松林で虫の音が賑やかに聞こえた、そして
街中を通っても何処までもうろこ雲がついてくる。

母に似て痩せた雲がどんどん遠のいていく、
父に似た物静かさのなかに力強い雲が傍に近づく。

同じうろこ雲でも色々な表情がある。
やがて明るい青空が消えれば辺りが暗くなる。

その夜から雷を伴う土砂降りの雨になり、
雨漏りしないかしらと天井を見つめれば心細い。

先週から秋雨前線が停滞し雨が降り続く。
毎日のように雨、雨、雨ばかり。

自分の住む家も直さずに長旅をしている彼は
家のこと等心配するはずがない。

親友に電話すれば「好きなことをしてのんびりしたら。」
土砂降りの雨音を聞けばのんびりもしていられない。

青い海も灰色と化し、その後夕方になれば
濃灰色の海となり高波が間隔を置いてやってくる。

外の物が飛ばぬように片づけ終わった時、
気の弱い私は寂しさと惨めさに、ずっと鴎を見ていた。

しかし、現実は厳しく落ち込んでいる暇等ない。
自転車が倒れないように木に括り付けた。

深夜未明、ぴゅうぴゅうと風の音を聞く。
雨も横殴りにアルミガラスを叩きつける。

巨大台風ではないから大丈夫と自分に言い聞かせ、
4時間位眠ったと思う。

今日は、台風一過の青空になり洗濯や片づけ等に精をだす。
今夜は東に白い雲、西に黒い雲そして青空が綺麗な夜になる。
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夏から秋へ




この頃は辺りが明るくなる午前5時前起床。
毎日のようによく雨が降り続いている。

あれほど猛暑日が続き、暑い暑いと言う間に、
秋雨前線の影響か、朝晩の風がとても涼しい。

急な温度差に戸惑いながら灰色の空を見上げても、
すっきりした青空は中々見ることができない。

数日前にほんの僅か太陽が雲間から顔を出した時、
巻雲が天高く見え始めたような気がする。

正岡子規の「夏雲は岩の如く、秋雲は砂の如く」
という言葉があるように、
夏から秋への変化を空の変化から見ている。

朝焼けや夕焼けに染まっていく鱗雲や羊雲も美しい、
しかし、晴れなければ見られない美しい雲。

灰色の空ばかり見ても気持ちがめいるばかり、
主人の妹さんが60才で亡くなり間もない。

胃腸の手術をしていた後もお仕事で無理を重ね、
痩せすぎて哀れにみえてならなかった。

彼女は若い頃から何の不自由もなく大学を卒業し、
会社社長と結婚して3人の子供に恵まれ、
広い新築の家に住み羨ましかった。

処が人間、明日は何が起こるか分からない。
次々に苦労絶えない事が起きて彼女は仕事に励む毎日だった。

若い時の苦労は苦にならないが、
中年からの苦労は心身共に耐え難いと思う。

私の相続放棄も、裁判所から「放棄できない」とのこと、
父の死後3ヶ月以内でなければ放棄できない事は知っていた。

それでも揉め事は嫌で裁判所から「分割してください」と
聞いたが、親戚の人が助かるなら土地等要らない。

今日から過ごしやすい九月、さあ気持ちを切り替えて
今日というこの時間を趣味に没頭したり、
そろそろ夕餉の支度にかかる。
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