2011年02月の記事


二月の雨
ざあざあ冷たく降る雨は二月の終わりを告げる雨。
深夜未明にぽつぽつ降り出して、雨だわ!気づくと直ぐに眠った。

今朝6時起床した頃は、春を思わせるように静かに降っていた。
その雨は、強い風を伴い激しい雨に変わる。

私がプラ包装容器を出しに行っている間に主人は車で消えた。
メールを送れば「××海外旅行だ!××曜日に帰る。」との事。

花粉の飛ばない国で遊んでくればいい。
個人旅行で「誰と行く、一人で行く。」等と教える人ではない。

私は、何処に行くか判らない飛行機に向かい、
「いってらっしゃい。」まるで主人を見送るように呟く。

今迄、彼は一ヶ月でもアパートを借りて都会周辺で暮らしたいと
アパート探しをしていた。

「貴方は最後にこの家のお墓に入るのでしょう、だから辞めて!」
アパートを契約する寸前に入居契約を諦めてくれた。

この家を拠点にして1か月の旅になろうが5日になろうが、
行けばいいんじゃないの?私の願いを納得してくれた。

いい年をして若者のような夢ばかり追っている彼に
疲れていた私も、海外旅行に行くならと驚く事もなく、
何時も通りに生活をしている。

先の事は判らないけれど、話し合えば判ってくれると思う。
気温は割と高いのに二月の雨はちょっと冷たい。

彼の居ない僅かな日々を親友と語りあい楽しくすごそうと思う。
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 春一番
昨日、東京では春一番が吹いたとの事。
立春から春分迄の期間に、日本海に低気圧があり、
風速8メートル以上の南よりの風を春一番と言うらしい。

春一番が吹いた後は寒の戻りがある。
本格的な春がくる迄は、春三番、春四番が吹く頃。

南風が強く吹き、晴れて気温上昇すれば春一番の条件が伴う。
それと同時に花粉が大飛散する。

ゲートボールから帰った主人は、鼻水を流し涙ぐんだ眼をして
「駄目だ、内科で薬を貰って来る。」花粉症のお薬を飲んでいる。

私の出来る事なら外に出る用事をし、
彼は室内に居る時が多い。

青空に小鳥達の声が聞こえる庭に、たわわに実った金柑を摘み取り、
金柑を好んで食している彼に洗って渡せば美味しそうな顔をしていた。

早春の天気は晴れたり雨が降ったり、くるくる変わり、
ひと雨ごとに春の足音が聞こえる。

毎日見ている「さくらんぼ」の木の枝から桜花の蕾が膨らんだ
光景を見て嬉しくて、「蕾が見えたわ。」返事を貰わなくても、
一人で喜んでしまった。

今年は、市内、市外の温泉に一度も行かないため、
家のお風呂に色々な温浴剤を入れて温泉気分で入浴している。
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河津桜 

photo by sakura1205 from

春を待ちわびる人達で賑わう静岡県賀茂郡河津町は、
河津桜が満開に咲き誇っている。

伊豆半島は太平洋に突き出し、黒潮の影響を受けて
温暖な為か、本州では一番早く河津桜が咲くらしい。

ソメイヨシノよりも濃ピンクで、
沖縄の緋寒桜(ヒカンザクラ)と色が似ている。

木や花びらは、緋寒桜より河津桜の方が大きくて
ソメイヨシノと河津桜は余り変わらない。

河津川の周辺は、川の下を見れば満開の菜の花、
上を見れば河津桜が例年より一週間遅れて満開になった。

今年は河津桜を見物に行けないけれど、
あの狭い道路を人がぶつかり合って歩く光景を思い出し、
日本人は、桜が好きな事が判る。

河津川を流れる道を3キロにわたって植えられているが、
実際に歩いてみればもっと長い道に感じられた。

河津桜にも若い元気な子供の顔、優しい心を持つ人の顔、
少し疲れた大人の顔等と、色々な表情がある。
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芽生え
昨日、自宅に帰れば町内会やその他の用事が有り、
自宅を出たり入ったりするうちに夕方になってしまった。

昼は汗ばむ陽気で夜は風が強く、
船の汽笛が盛んに聞こえていた。

寝坊して午前7時起床。
洗濯機が回っている間、軽食を摂り台所の片づけを済ませた。

眩しいほどの日差しが降り注ぐ快晴の朝になる。
気になっていた金魚達も動きが遅いものの、
ホテイ草の周りで遊んでいる。

サクランボの木の枝から葉や桜になる芽が沢山芽吹き、
うわー嬉しい!これが蕾になるんだわ!
こんな些細な事が凄く嬉しい。

川沿いの菜の花は陽光をいっぱい浴びて、
きらきら光り辺りを明るくさせてくれる。

庭の草も少しずつ伸びて、
近所ですみれに似た小さな花びらを見つけた。

日増しに草花が芽生えてくる光景に、
冬を凌ぎて出てくる野辺のお花を見れば自然の力に感謝する。
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春寒
朝の気温が少しずつ上がっていく。
何となく春めいて厳しい寒さも和らいできた。

寒さ暖かさが繰り返してやってくる。
一昨日、二十四節気のひとつ「雨水」等とすっかり忘れていた。

寒さに耐えた草木が芽を出す頃とされ、
水も温み、春の気配が動きだし植物の発芽を促す頃。

「気雪散じて水となる也」といわれるように、雪が雨に変わり、
氷が融けて水になるという意味らしい。

低気圧が通過し寒気が流れ込んで寒くなったあと、
高気圧に覆われ、暖かいぽかぽか陽気の日も有るので
気温の変動が大きい。

二月は、月日の流れが早すぎてあっという間に一日が過ぎてゆく。
何処へ行っても何となく春めいた風が吹いている。

用事を兼ねて主人と東京に来たけれど、
明日は我家に帰る予定。

変人の彼はどうしても自分の夢を叶えると決意も固い。
人生なんて明日の事さえ判らぬけれど、
情けなくて夜の街を歩きながら悔し涙がこぼれて消えた。

春めいた日中も、夜の街は寒々とし、
花粉症でもないのに鼻がつまってくしゃみが出る。
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二月空 
雨上がりの空は青く澄んで気温も高く、
まるで四月並みの汗ばむ陽気になる。

それでも、風が強くて少し寒さを感じるのは
季節がまだ二月だから。

この道を真っ直ぐに行けばいいのか、
右に回って歩いていいのか、
いい年をして迷うばかりの日々。

夫婦でも一緒に歩きたくない道もあり、
夫婦だから意思が違っても付いて行く道もある。

私は自分の選んだ道を意地を張って歩き続けたら、
あとで後悔しないだろうか。

堅実で真面目な人なら、普通に暮らして居ればいい。
考えられない夢に向かって歩いている彼に疲れてしまう。

私には、ちょっと先の事も判らない。
判るのは目の前に春の息吹が見える事だけ。

小さな青葉がいっぱい芽吹き、小さなお花が咲きはじめた。
こんな光景を見て笑顔で暮らせる純な人が羨ましい。


photo by sakura1205 from
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ふきのとう
冬型の気圧配置が強くなったり緩んだりしながら
春に向かっている。

一昨日、富士山南東に大雪警報が出たが、
間もなく解除された。

今朝、6時に起床した頃、
富士山頂からすっぽり帽子をかぶったように
白一色になり裾野が見えなかった。

冷え込みは強く、晴れの天候になり暖かい。
海沿いの町は雪が舞っても雨に消えてしまう。

雨水をたっぷり含んださくらんぼの枝から芽が延びて
青葉が出る感じがして嬉しい。

伴侶は、ずっと家で机に向かい威張ったり笑ったり、
春の天気のようにくるくる変わっている。

先ほど「通帳が自動支払機に落ちています。」
銀行の方が見つけてくれ連絡を貰った。

たまたま銀行員が巡回に来て見つけて頂き運が良かったと、
彼は慌てゝ銀行に通帳を受け取りに行って来た。

物忘れが始まった彼は言いわけをしていた。
これが私のした事なら凄く激怒し、軽蔑されると思う。

でも、忘れた事は悪い事をした訳ではない。
通帳を忘れた彼を責めず、「良かったわね。」それだけ言った。

今日、友達が「ふきのとう」を川岸で見つけたと聞いて、
若草色の早春に相応しい「ふきのとう」を思い出し、
早春って良いなあと笑顔になった。
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 畦道の梅 
浅春の 野道うらうら 日に映えて 赤く燃えてる 初名草あり。

何処へ行っても紅梅が満開に咲き、
白梅は7部咲きに如月の青空に咲いている。

紅梅の香りが風にのって
春はすぐそこよ、と教えてくれた。

ほのかに甘い香りが漂い、畦道を通りすぎてゆく。
僅か、30分位の外出だった。

桜の命は短いけれど、梅の命は桜よりも長い。
でも、梅の花びらは可愛すぎて豪華さがない。

また悪い癖が出て梅と桜を比較してしまった。
梅には梅の良さがあり、桜には桜の良さがある。



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白川郷
昨年、春に世界遺産の岐阜県白川郷、
合掌造りの村上家を見学した。

畳にあげて貰うと囲炉裏が有り、
中央の柱の傍には造花が飾ってあった。

春でも雪が舞い、とても寒い白川郷、
水が澄んで奇麗。

三角形の切妻を見せてそびえ立つ合掌家屋、
自然環境が良好に保存されている事が
日本を代表する歴史遺産として高く評価された。

あの時は、バスツアーで行ったので、
わいわい騒いで館長の説明もよく聞いていなかった。

PCで調べてみると、昔ながらの素晴らしい場所に
行ったと思う。
機会があったらもう一度行ってみよう。


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冷たい雨 
カタコト風の音を聞きながら今朝6時起床。
とても冷たい雨が降っていた表通りに可燃ごみを出し、
余りの寒さに自宅まで駆け足で戻った。

暖房のない台所で朝食、昼食、夕食を作っている間、
雨が降り続いたのか、雪が降ったのか、
何も判らぬまま身体を動かしていた。

一月は全く雨も降らず、厳しい寒さが続いたため、
河津桜も二分咲きくらい。

その濃ピンクの河津桜の上に雪が降れば、
氷が光って色合いが美しい。

雪かしら?と空を見ても直ぐに消えてしまう。
雪が積もる事は滅多にない。

海辺の町は、ひゅうひゅう風が強くて
強風注意報が出ている。

雨が降っても雪が降っても水不足の町には嬉しい。
樹木や草花が生き返ると思う。


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春浅し 
友達と約束をしていた午後1時、
遠回りをして海沿いを歩いて出かけた。

門が閉まり留守になっていたので広大な畑の畦道を散策し、
四月になれば夢のような「れんげの花」が咲く光景を
思い出していた。

雨水をたっぷり含んだ「れんげ畑」から青草が沢山生え、
畦道を散歩している人達が数人目立った。

魚介類が美味しくて富士山が見える生活がしたいと
都会から引っ越して来る人が割といることを知った。

急な出来事が有ったのか、友達の家に連絡しても留守のため、
諦めたが、一言連絡をして欲しかった。

大切な用事ではないけれど私も今朝、
彼女に連絡をしておけばと反省をするばかり。

今夜は山陰から北の日本海側は雪や雨が降り、
明日は、太平洋側を中心に広い範囲で雪や雨になるらしい。

近隣市では既に「ふきのとう」が出たと聞き、
梅は満開に咲いて、冬と春の境に居る感じがする

甘い香りに包まれた紅梅を見ていると夢の中をふわふわ
さ迷っている感じを受けた。
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冬に逆戻り 
日本付近は北日本中心の冬型の気圧配置になって、
割と強い風が吹く今朝、寝坊して6時半起床。

太陽が顔を出し、外出した午前中は最高気温が16度と
今年になり気温が最も高くなる。

午後から、湿った空気の影響で鈍よりとした曇り空になり、
商店街を歩いていても、うっとうしい。

雨が降る前は、うっとうしくて軽い眩暈がくる感じがしたが、
顔だけは熱くて真っ赤な顔をしながら買物をしていた。

八百屋さんに入れば蜜柑は安くなり、伊予柑、デコポン、清見等の
柑橘類が出回っている。

最寄りのスーパーのレジ係に友達が居るので
挨拶代わりに短い会話をして店内を出る頃は、
真っ暗になっていた。

今週末は、真冬並みの寒波がくるらしい。
二月は、暖かい寒いを繰り返しながら早春を迎える月だと思う。


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 束の間の雨 
昨夜は家族の体調が悪かった為、
早寝をし、ぐっすり眠って午前5時起床。

その頃、風に乗って船の汽笛の音が枕元まで聞こえていた。
暖かい曇り空の朝で身体も動きやすかった。

日差しが出たり曇ったりの昼下がりに、
「金柑」をもぎ取ったり金魚に餌をあげていた。

ぽつぽつ雨が降ってきたので、
あらっ雨だわ、急いで室内に入れば直ぐに止んでいた。

雨が降り始めた時、急に土の匂いがして、
一瞬の間の出来ごとに喜んでしまった。

さくらんぼの樹木の枝から新芽が芽吹いても、
枝から葉が中々でてこない。

例年なら二月中旬から20日頃には
青葉が出て桜の花がいっぱい咲いていた。

やっぱり草木には水分が欲しいと何時も思う。
纏まった雨が降らないなら
小雨でもいいと鉛色した空にお願いをする。

青々としたホテイ草も枯れてしまい、
四月頃になれば再び、根から奇麗なホテイ草が出てくる。
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 白梅
風もない暖かな日差しを浴びて
梅がだいぶ咲きはじめた。

夕方に梅を見るとほのかな香りを漂よわせ、
とても風情がある。

日が延びて5時過ぎでも辺りが明るい。
流石に5時半になれば昼と夜の間という感じがする。

春を告げる白梅の花びらが
微かな夕方の風にふわふわっと揺れた。

浅春の 五分咲き梅に 頬よせる。
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立春
今日も春めいて暦通り最高気温が14度前後になり、
花粉も少し飛び始めた。

二十四節気の立春になり、初めて春の気配が現れる日。
立春は二十四節気の最初の節であり、

八十八夜、二百十日等、全て立春の日から数えるとの事。
立春以降、初めて吹く南寄りの強風を春一番と呼ぶ。

一月迄は厳冬で二月になったら急に気温が上がり
極端な変動に戸惑う。

これからは冬に「さようなら」をしたいけれど、
春に足を一歩踏み込んだだけで
実際の春はまだ遠い。

それでも寒い、暖かいと言っている間に時節の流れは早いもの、
忙しく生活に追われていれば二月は直ぐに過ぎてゆく。

おまけに今月は28日で一ヶ月が終わるため、
凄く短い感じがする。


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節分
節分は一言でいえば立春の前日の事で
季節の分かれ目の意味らしい。

節分が立春の前日をさすようになった由来は、
冬から春になる時期を一年の境とし、

元々は、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれの前日を
さしていた。

節分に巻き寿司を食べる風習は、福を巻き込む意味と、
縁を切らないという意味が込められ、
恵方に向かって巻き寿司をまるかぶりするようになった。

私は、巻き寿司を作る時、上手く巻けずに崩れてしまう為、
芯に入れる食材を三種類にした。

今朝から快晴の暖かい日差しが降り注ぎ、
日中は暖房を使用しない。

炒り大豆を少し買い、「福は内!鬼は外!」
隣近所に聞こえないように小さい声を出して豆まきをした。

子供の頃は大きな声で父と豆まきをして、
窓を開け閉めして楽しくすごした想い出がある。

豆まきをした時、自分だけではなく家族、日本中の人達、
世界中の人達に福がくるようにと思いながら豆をまいた。
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二月の風景
雨がふらないから草が枯れてしまった。
一級河川も水が少なくて底が見えてしまいそう。

今朝、5時半に起床した頃は少し暖かい感じがした。
案の定、風も無く春の日差しを感じる日中になる。

何時もより、小鳥達のさえずりも賑やかに聞こえ、
木々の枝は芽吹きはじめてきた。

ひと雨降って!と空を見上げても、からから天気。
あの夏のように何時になったら雨がふるのだろうか。


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タンポポ
今日から二月に入り、冬の終盤という感じがして、
とっても嬉しい。

今迄続いた冬型の気圧配置が次第に緩み、
明日は、移動性の高気圧が本州付近に進む。

混み合っていた等圧線の間隔も広がり、
筋状の雲も離れていった。

寒い寒い一月を乗り越えて、
枯れ草の間から平年より七日早くタンポポが開花した。

タンポポ、菜の花は黄色で明るい春を思わせる花。
その草花の向こう岸には川の水が静かに流れている。

昨年暮れから雨が降らない為に空気は乾燥して、
川の水嵩も少ない。

それでも川の向こうで春が眠っているから
春よ、ゆっくり休んで出ておいで!

余り慌てゝ出てくると、
「私の居場所がなくなるわ。」冬が悲しむから。

嫌われ者の冬でも、あと少し居座っていたいと
朝、晩は冷え込み、人間を困らせている。

二月上旬に暖かい日がくるらしい、でも、
寒い冬がこれから続いてもいいじゃない。

冬が有るから春がくると思えば。。。
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