2013年08月の記事


野分 (台風)



台風15号から変わった温帯低気圧が九州付近にあり、
日本海側で大雨となっている一方太平洋側は猛烈な暑さに
なっている所があった。

普通、台風と言えば太平洋側に達するのがとても多い。
西日本の海面水温が異常に高かったかしら。

強い風によって海の表層と深い層が混ざる事で高温が緩和され、
台風がくると海面水温を下げる事もあるらしい。

沢山雨が降れば海面水温が少しは下がる事が判る。
7月8月の猛暑続きの時期に台風がこなかったのが不気味に思える。

その頃日本は高気圧が張り出し40℃を記録したり気温が高く、
台風が日本に上陸できなかったのかも知れない。

15号が日本に向きを変えたという事はこれからも
どんどん台風が日本に上陸するような気がして恐い。

我が家は海に近い傍に住み家も老朽化(築33年)している為、
大きな台風が上陸すれば少し揺れたり停電も多い。

避難勧告が出て私も何度か公民館に避難した経験もある。
そういう時に限って主人が旅行等で居ない時が2回あった。

来月は、私も手伝うので彼に我が家のリフォームをして貰いたい。
でも暇になれば海外や国内旅行に行くような気がする。

主人が部屋を明るくしたい一心で南部屋の壁を取ってしまい
アルミガラスに変えてしまった。

私の心配どおり南部屋の壁が無くなってから大型台風の時は家が揺れ、
再び塗装屋さんに壁を塗って貰いたいと何時も願っている。

しかし、お願いしても聞く耳を持たないので言わない事にしよう。
私が塗装屋さんに頼めば怒るのは目に見えている。

昨日は36度の暑さのなか私は50肩のリハビリに行き、
理学療法士さんに首や肩を思いっきり引っ張られ痛かった。

遠回りして畦道を通れば黄色く実った稲穂がぐんぐん大きくなり、
やゝ強い風にざわざわ揺れて頭を垂れている。

黄金の穂 風にこぼれて 秋を知る。Sakura.
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激しい雨


昨日の午後、昔お世話になった老舗の美容院に行き、
94才のお婆ちゃん先生が心配になり近隣市迄行って来た。

このお店は数年位前迄はお客様で混みあって、
2時間位は待つのを覚悟して行く程繁盛していた。

髪だけではなくアートメーク、着付け、エステ、ネールの
資格等を母娘が持ち、お婆ちゃん先生は美容師を指導する。

以前、新しいパーマを宣伝する時に若い世代、主婦の世代、
60才以上の3世代の素人モデルを揃え、

その時私も主婦の世代で頼まれて美容師達の前で
遠赤外線のパーマをかけた想い出がある。

最近は遠いこともあり1年に1度足を運ぶのが関の山。
でもお世話になったお礼に年に1度は無理をしても必ず行く。

自宅に帰る5時30分、駅に向かう時に急な激しい雨が降りだし、
雨で前後も見えなくなり傘を差してもずぶ濡れで電車に乗った。

短時間でやんだ為に道路等に被害はなく良かったと思う。
私はカットして貰う為に2時間も髪を濡らしていた為か、

大雨の中を歩いた為か、頭痛と疲れがどっと出てしまい、
昨夜はふらふらしながら家事をしていた。

明けて今朝は寝坊して6時過ぎに起床。
セミに変わり賑やかな虫の音で目覚めた。

そういえば秋雨前線も南下したこともあり
とても涼しい朝を迎えたが明日からは再び猛暑。

真夏日でカラッとした暑さになるとはいっても、
32度を超えれば暑い。

お婆ちゃん先生に頂き物の梨を持って行けば良かった、
今頃悔やむ私はやっぱり気の利かない人間である。

お祭りや花火の賑やかだった夏はあと僅かで終わろうとし、
夜になれば本格的な秋が近いことを虫の音を聞いて思う。
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処暑



8月23日は暑さが和らぐ頃とされる二十四節気の一つ処暑。
暦はどんどん秋へと進んでも連日の暑さは続いている。

もう幾日位厳しい暑さが続いているだろうか。
雨もずっと降らず琵琶の葉等は数枚だけ黄色く枯れてしまった。

最近は、稲穂も随分大きく生育して頭を垂れ、
夕暮れの風にざわざわ揺れていた。

伸びた稲穂を刈り取った田圃で再び田植えが始まるのか、
そんなふうに思っていた所、減反調整をしたらしい。

お米は誰でも作れる訳ではなく自由化されていない。
私は、市の農業組合で減反調整している事を初めて知った。

今迄、農業の経験もなく事情も何も知らなすぎた。
只、農業に携わる方は大変だわ、と何時も思っている。

その点、市職員だった主人は市の事情を色々知っている。
旅から帰宅した翌日からアパートのリフォームを始めて、

炎天下を自転車で朝、昼通い午後6時迄動き回っている。

稲穂が頭を垂れる頃になると台風の襲来になるのが恐い。
少なくとも1週間は台風はこないらしい。

猛暑の地点はいったん土曜、日曜は少なくなり、
前線が徐々に南下する為全国的に曇りや雨になる。

只、月曜日以降は日本を覆っていた高気圧とは違い乾いた空気をもたらし、
蒸し暑さからカラッとした暑さになるらしい。

同じ暑さ続きでも秋の気配を感じる暑さになる。
ちょっと質の違う暑さになるだけでも嬉しい。
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桐の木
お盆が過ぎても暑さが厳しく、一級河川の水もかなり少なくなっている。
以前、雨が降った事が有ってもまとまった雨にはならない。

県西部では猛暑日が続き、大井川の水が少ない。従って西部は
明日から農業用水、工業用水を20%に取水制限を引き上げる。

今朝も5時半に起床し朝食の支度を済ませ、
プラ包装容器を表どうりに出した頃は曇りで心地よかった。

子供達の夏休みも終わりに近づいて、
私も今頃になると勉強をしなかった夏休みを思い出す。

初夏には庭に有ったうす紫の桐の花がぱらぱら散り、
大きな桐の葉は寒い冬の時期にぱらりと落ちる。

あの桐の木が好きだったのに知らぬ間に切り取られ、
そこにはぶどう棚が作られていた。

その頃から我が家の生活が苦しくなった事を
子供ながらに気づき私は夏休みの殆どをバイトに費やした。

毎日リフォームに励んでいた主人も今朝無断旅行に出た事を知り
「明日帰る。」それだけのメール、用事も兼ねて一泊するのだと思う。

昔から一人で旅には行かない、誰かと一緒の旅の可能性は強い。
今更、驚く事もないほどこんな経験には慣れている。

言えない場所に行っているのか、言いたくないのか、
私を信用できないのかも知れない。

只、良い話で行ったのか、悪い話で行ったのか、一時はそう考えた。
でも詳しい事も分からないのに詮索するのはやめよう。

今夏の疲れた身体を休めて旅を楽しんできて欲しい。
私も自由に趣味に没頭したり友達と外出をしたい。

今日も暑い1日だったが電気自転車に乗ったり
転がしながら色々なお野菜等を見て来た。

一軒の農家に明かりが灯り、青臭い無花果の匂い、
庭の前に並ぶお野菜、家族の団欒が聞こえてくる。

家庭の暖かさがありありと感じられ、
親子って良いなぁとつくづく思う。
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海辺のお墓



気温が少し下がったとはいえ朝から陽光がまぶしく、
可燃ごみを出した時、サングラスに大きなつばの帽子をかぶっていた。

サングラスは余り好きではなく昔からの悪印象が未だ心に残り、
滅多にかけることはない。

あれほど待ちわびた住職さん、若い方が来て3分位拝んだだけで
冷茶を飲んで頂き結構高いお布施を受け取って頂いた。

昨日は用事が出来て外出していた為、
盆送りの今日になってお墓参りをして来た。

3日前に活けたお花は既に枯れている事は分かっていたので、
少し質素な菊花と根付き香花を花瓶に活けてお線香をあげた。

新しい湧水を花瓶にいっぱい入れ石塔にお水をかけて
天国の3人にしばし語りかけた。

お爺ちゃん、お婆ちゃん、奥様、喉が渇いたでしょう。
中々来られなくてごめんなさいね。
三人で仲良くしていますか。

私は小さな声で天国の三人に問いかけた。
するとお爺ちゃんの形をした雲が大きな口を開けて豪快に笑った。

ここは家同士の争いも何もなくお酒も飲み放題だ!
お爺ちゃんに代って入道雲がそう答えたような気がする。

むくむくと空高くわき上がるさまは大男のお爺ちゃんにそっくりね。
通知表は全部甲だったと自負して生前はお仕事にパソコンを使っていた。

一所懸命に働いて3人の子供を大学に入れ、
倒れた時に病院へ付き添いに行った時汗の匂いがしていたわ。

さようなら、また来ますと心のなかで呟いてお墓を後にする。

お墓の下には広い海が広がりざざっと波の音が聞こえる。
砂浜を素足で歩きたかったが我が家に帰らなければならない。

旧盆も終わりになるのを知っているかのように、
蜻蛉がすいっと私の目の前を飛んでいく。

県内は毎日のようにどこかで花火大会が開催され、
夜空を突き破るほど大きな音が聞こえている。
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盆の入り




8月も中旬になれば午前5時起床する頃は東の空が茜色に染まり、
辺りが明るくなって夜が少し長くなった感じがする。

昨日は6年ぶりで最高気温が40℃を超えた所もあり、
各地で猛暑になり我が家の庭も陽炎がぎらぎら燃えていた。

夜になっても気温は余り下がらず熱帯夜が続いている。
昨日は数年ぶりに主人と自転車に乗ってお盆用品の買物に行って来た。

お店の中を一緒に歩いて背高のっぽで細い彼が増々ひ弱そうに
痩せていくのが気になって仕方がない。

食事量も少なく顔の頬骨がでて以前のような元気がない。
炎天下をアパート迄行きリフォームの仕事をしているのが
原因かと思う。

業者に依頼せずに何もかも自分で仕事をこなしている毎日。
几帳面で業者に依頼するように話しても聞く耳をもたない。

自由奔放に遊んでも構わないから元気でいて欲しい。
最近の偏った食事が悪いのか少し食事作りを変えてみよう。

11か月も外食にも行かず家で食事作りを続けているのも、
リフォームが忙しい事と糖尿を進行させない為でもある。

今日は盆棚を組み立てお花やお供物をお供えし、
後はぐるぐる回る提灯をつければ家の中が盆迎えらしくなる。

13日に教師をしている長女夫婦がお墓詣りに来たいと
メールが入り主人は喜んでいる。

昨秋、お客様用のコップや湯飲み茶碗等を主人が捨てゝしまい、
そういう細かい物、長女夫婦の好物の食材を買いに出かけたい。

夕方からセミの途切れそうな小さな鳴き声を聞き、
短い命を精一杯に生きているセミが愛しい。 

手作り池に浮かぶホテイ草に水中ポンプの水音が涼しさを感じ、
まるで山中を流れるせせらぎを聞いているよう。

白百合の 思いのままに 咲く見れば 我が夏の日の 恋はまぼろし。
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立秋



猛暑の7月も冷房を使用せずに扇風機だけで過ごしていた。
夜、眠って居る時に暑さで目が覚める為冷房を使い始めたが、

リモコンのスイッチが電池を入れ替えても使用できない。
主人が電気屋さんで修理の説明を受けて使えるように直してくれた。

冷房の効いた部屋で眠れるなんて私ばかり楽をして、
亡き両親がいたらエアコンを買ってあげたかったと悔いる。

今なら何でもしてあげられるけれど後の祭り。
でも、今は両親がいつも天国で仲良く微笑んでいると思う。

今日は二十四節気、雑節の立秋(2013年は8月7日)で、
秋風が涼しくなり秋の気配が感じられる頃。

東北で梅雨明けしていない所も立秋の翌日から梅雨明けという
言葉は使わないので梅雨明けはなかった事になる。

立秋になれば夏の風と秋の涼やかな風が混ざり、
空を見れば巻雲などの雲が浮かんで見える。

そういっても暑さは厳しく九州、四国、近畿地方等は
猛暑日が数日間はあると思う。

昼下がりから外出しようと思えば雷が鳴り雨が降り出した。
雷はゴロゴロともの凄い爆音が鳴り響き、落雷が脳裏に浮かぶ。

水分を含み風にそよそよ揺れている青葉だけが喜んでいる。
小さな柿の木の白い花もだいぶ散ってしまい、

僅かに残った青い柿の実に番号札を付けて、
雨が止んだ後、今日は柿の木の周りだけ草取りを始めた。

所が草取りを始めて間もなく顔や手足を蚊に刺され、
15分位で中止して台所で夕食の支度にかかった。

驚く事に中国の上海等は気温が高く40℃もあり最低気温も30℃と高い。
スーパー熱帯夜(27℃)を超えている。

太平洋高気圧が張り出している為、
2週間位は日本も同じような気温になるかも知れない。
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葉月
東北の太平洋側は7月中旬から気温の低い日が続いている。
仙台は7月中旬以降30℃以上の真夏日が1度もない。

仙台の方達が肌寒いと聞いて驚くばかり。
この涼しさは土曜日頃まで続くらしい。

東海から西の最高気温は35℃前後と、
各地で猛烈な暑さになるとのこと。

何時ものように午前5時半に目覚めた頃は辺りが暗かった。
1時間後には雨が降り出し青葉を濡らす程度のとおり雨。

もっと降って欲しかったのに日差しの強い晴れになる。
6月から殆ど無休でリフォームしている主人が出かけた後、

洗濯、お掃除、アイロン掛け、昼食の下準備をして置く。
比較的涼しいと思っても台所に立てばやっぱり暑い。

昼食、夕食の前には必ず帰宅する主人に嫌な顔も出来ず、
リフォームの進み具合を聞きながら昼食を摂った。

彼が仕事を急ぐ理由は秋迄に沖縄に行きたいからだと思う。

沖縄と言えば私が一番信頼していた医師が今年3月で定年になり、
家族と沖縄に引っ越した事を他の医師に聞き自分の耳を疑った。

後を引き継いだ医師は、引っ越し先の住所を書いたメモを
私に手渡してくれ、再び驚いてしまう。

本来なら医師の住所を患者に教える事はできないはず。
でも私はこの先生の好意を素直に感謝しよう。

尊敬する医師は既に医師という職業を辞めたかもしれない。
過去数年間、「沖縄の人は人情が有って良いね。」誉めていた。

60年間住み慣れた静岡県を引っ越して沖縄に行くほど
沖縄が好きだったとは、考えてもみなかった。

午後5時を過ぎる頃は真っ青な空にふわふわした綿雲が
いっぱい浮かび、色合いの美しさに見とれてしまった。
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