sakura1205's diary

四月下旬になると急に蒸し暑く夏日になる。
就寝中も扇風機を使用している。

日の入りが遅く午前６時前後に辺りが明るくなり、
内地に比較すれば随分遅い。

私は午前５時前後に起床し、朝食の支度を済ませて置き、
主人が６時半頃起床すれば、７時半頃朝食が終わる。

天気はくるくる変わり、今週は１８℃か１９℃で
風も冷たくひゅうひゅう吹いていた。

主人は何時ものようにマラソンに出かけた時、
以前飛べた高跳びを自信が有るので飛んだらしい。

所が今回は飛べなくてコンクリートに激突し、
顔等には血が飛び散り歯も二本欠けたまま
住まいに戻って来た。

開口一番、「俺は静岡に帰る！」子供のように呟く。
その日就寝中に出血も止まり珍しく部屋に居た。

今日で三日目になり顔を隠す為に
嫌いなマスクをして近所へ出かけた。

スーパーに行っても殆どの方がマスクをし、
レジにはビニールシートが掛かり、
お客さんとの間に距離感が出て来た。

私も週に二回歯科通いをしているが、
歯科医師が顔の周りをぐるっとビニールを被り、
感染予防をしていたので驚き思わず笑う。

口数の少ない医師が「自分で作ったのですよ。」
「先生、手先が器用ですね。」笑いながら答えた。

早く普通の春に戻って欲しい、
新型ウイルスが消えて欲しい、

そして皆の笑顔が戻れたら良い。
気づけばもう直ぐ五月、若葉の季節だもの。

夢にいて　あの世この世の　寂しさに　笑顔こぼれる　春よ来い
Sakura1205

あれは花冷えのする風の強い夜だった。
親友の香奈が午前６時過ぎに次男を出産した日のこと。

その日の夜、香奈は長男が心配で自宅まで歩いて
会いに行く！私が止めるのも聞かずに病院を抜け出した。

まだ冷たい風の吹く夜に浴衣に上着を羽織り、
急いで長男を見て来て安心したらしい。

香奈の姑さんに分からないように
窓からそっと覗く親心は切ないほど分る。

案の定、彼女は翌朝は眩暈で起床出来ない、
済んだ事は仕方ないが本人も反省をしていた。

私は仕事が有るので自宅に帰り、
暫く彼女と電話連絡だけになる。

香奈は誰もが好きになるような可愛い美人だった。
しかし、香奈の家族を姑さんは気に入らない。

他所のお嬢さんと息子さんをと思っていたらしい。
彼女は次男出産後、うつ病になり自ら命を絶った。

こんな事は世間によくあること、
只、私にはショックな事で一週間くらい会社を休み、

暫く乳幼児が心配でお線香をあげた後、
二人の幼子を抱き思いっきり笑わせた。

どんな事が有っても母は子等の為に
生きなければならないのに何故、、、。

様々な友達が様々な生活を送っている。
今年もソメイヨシノが満開に咲き誇り、

卯の花月がやってきて忙しい日々を送っている私。
どんなに辛い時でも幸せと思っている呑気者である。