2025 06/27 17:49
Category : 6月27日

ぽつぽつ ぽつぽつ ぽつりと小雨が降る。
雨は美しい透明で光った水。
葡萄棚や柿の青葉に、落ちたくないと
必死にしがみ付いて水晶のように光っている。
リフォームの材料屋さんが何回か我家へ来る。
主人は雨が降ろうがリフォームを続けている。
私は自分なりに暇をみて趣味に没頭している。
しとしと静かに降る雨も
水無月に僅かな小雨が二回降った程度。
来る日も来る日も真夏日の蒸し暑さ。
庭の植木や青葉が暑さに項垂れている。
雨が降らない梅雨、燃える太陽が照り付け、
まるで真夏のような暑さに、
今夏のこれからの猛暑を乗り越えなければ。
富士山の上の笠雲が、その向こうにつるし雲が
浮かんでいる。激しい雨が降るかも。
案の定、下旬に初めて土砂降りの雨が降り、
涼しい今朝、庭に出て樹木や植木を見た。
真っ直ぐに伸びた枝、曲がった枝、
色々な枝が有る。
私も性格が素直ではなく曲がった枝と同じ。
何故、真っ直ぐになれないのだろう。
見えない所で凛として咲くアスクレピアス、
小さな花で誰も「綺麗!」とは言わない。
紫陽花のように華やかに咲けなくても
真っ直ぐに咲いている。
自分を一番大切にすると同時に、
主人も大切にしなければ
相手の心は変わらない。
今日から暑さが戻ってきた。
水色の海が白くはじけるのは、
広いうねりの営みが
ひた向きな交わり合いだったから。
2025 05/21 21:51
Category : 5月21日
7日の夕暮れ時に我家に着いたが相変わらず
埃に塗れた光景に疲れがどっと出る。
玄関から自宅に入る迄、草が伸び放題、
タンポポや菜の花は枯れて、見る影もない。
池の魚達は数が減り鯉が悠々と泳いでいたが、
金魚や鮒達が見えなくて亡くなった事を知る。
畦道を歩けば春の小川がさらさら流れている。
松林を抜けて海を見た。
海は豪快で怖い位の波音をたてゝ押し寄せて来る。
自然で海より大きな物はない。
駿河湾は日本一深い海、海洋深層水と聞く。
麗かな春の日は過ぎ行くのも早く
蒸し暑くぐずついた天気の走り梅雨に入った。
帰郷して4日目位から主人が風邪で寝込んでしまい、
玄関先の暗証番号の鍵が壊れ、
室内からかける鍵のみ使用して不便をしている。
機会オンチの私には二種類の鍵が修理出来ない。
彼の風邪も一週間以上が過ぎ、看病に疲れが出る。
アパート入居者の対応、一軒家入居者の対応等
家事以外にする事が多い。
小雨がぽつぽつ降り始め若葉が嬉しそうに揺れ、
既に五月下旬になってしまい、
何も進まない事にいらいらしてくる。
一日一つずつする事と自分で決めている。
気が合わずに仲の悪い主人でも速く元気になって
バリバリ動いて貰いたい。
春の夕暮れは、夢がいっぱい膨らんでくる。
黒潮の 我が町晴れて 桜海老 駿河の海の 春の終わりに
sakura作
埃に塗れた光景に疲れがどっと出る。
玄関から自宅に入る迄、草が伸び放題、
タンポポや菜の花は枯れて、見る影もない。
池の魚達は数が減り鯉が悠々と泳いでいたが、
金魚や鮒達が見えなくて亡くなった事を知る。
畦道を歩けば春の小川がさらさら流れている。
松林を抜けて海を見た。
海は豪快で怖い位の波音をたてゝ押し寄せて来る。
自然で海より大きな物はない。
駿河湾は日本一深い海、海洋深層水と聞く。
麗かな春の日は過ぎ行くのも早く
蒸し暑くぐずついた天気の走り梅雨に入った。
帰郷して4日目位から主人が風邪で寝込んでしまい、
玄関先の暗証番号の鍵が壊れ、
室内からかける鍵のみ使用して不便をしている。
機会オンチの私には二種類の鍵が修理出来ない。
彼の風邪も一週間以上が過ぎ、看病に疲れが出る。
アパート入居者の対応、一軒家入居者の対応等
家事以外にする事が多い。
小雨がぽつぽつ降り始め若葉が嬉しそうに揺れ、
既に五月下旬になってしまい、
何も進まない事にいらいらしてくる。
一日一つずつする事と自分で決めている。
気が合わずに仲の悪い主人でも速く元気になって
バリバリ動いて貰いたい。
春の夕暮れは、夢がいっぱい膨らんでくる。
黒潮の 我が町晴れて 桜海老 駿河の海の 春の終わりに
sakura作
2025 05/04 18:06
Category : 4月4日
四月、うららかな春の筈、25℃の蒸し暑い沖縄。
雨予報でも降ったりやんだり晴れたり予報は外れる。
動くと汗が止まらず、風もなく湿度が高い。
二十四節気の一つ「穀雨」になる。
恵の雨がたっぷりと降り注ぐ頃、良質な高蛋白質素材の
大豆とオーツ米を贅沢に配合した雑穀ブレンド、
雑穀米の収穫は秋口から三月頃迄と聞く。
一日が速くあれよあれよと言う間に立夏に入った。
慌てゝ荷造りを始め、部屋の片付けを続ける。
四月五日立夏は春分と夏至の中間になり、春めく。
沖縄は蒸し暑く夏の兆しが見え始め、深緑が眩しい。
川の上には鯉のぼりが並び風に豪快に揺れていた。
男児の成長を願う端午の節句でもある。
五月って、麗かで良いなあと思う。
こんな春爛漫な時期に引越しの支度をしている。
飛行機の予約もして有り、荷物も送る予定になっている。
静岡に行けば部屋中が埃に塗れて、
お掃除だけで疲れてしまう。
池の魚達は元気で生きているだろうか。
サクランボは赤く実っただろうか。
沢山の荷物を抱えて飛行機、バス、電車、タクシーと
乗り換えて我家に着く頃は疲れが出て
片付けも簡単に済ませ、倒れるように眠ってしまう。
さようなら沖縄。優しかったあの顔、あの人。
静岡に来れば不動産関係の仕事が忙しい。
まるで天国と地獄という感じの沖縄と静岡。
帰ればお仏壇に手を合わせ、災害が来ない事を祈る。
頑張って家事と引越し用の荷造りを続けて居る。
友達に一度会って行きたい。さようなら沖縄。
柔かに 光りが踊る 柿若葉
雨予報でも降ったりやんだり晴れたり予報は外れる。
動くと汗が止まらず、風もなく湿度が高い。
二十四節気の一つ「穀雨」になる。
恵の雨がたっぷりと降り注ぐ頃、良質な高蛋白質素材の
大豆とオーツ米を贅沢に配合した雑穀ブレンド、
雑穀米の収穫は秋口から三月頃迄と聞く。
一日が速くあれよあれよと言う間に立夏に入った。
慌てゝ荷造りを始め、部屋の片付けを続ける。
四月五日立夏は春分と夏至の中間になり、春めく。
沖縄は蒸し暑く夏の兆しが見え始め、深緑が眩しい。
川の上には鯉のぼりが並び風に豪快に揺れていた。
男児の成長を願う端午の節句でもある。
五月って、麗かで良いなあと思う。
こんな春爛漫な時期に引越しの支度をしている。
飛行機の予約もして有り、荷物も送る予定になっている。
静岡に行けば部屋中が埃に塗れて、
お掃除だけで疲れてしまう。
池の魚達は元気で生きているだろうか。
サクランボは赤く実っただろうか。
沢山の荷物を抱えて飛行機、バス、電車、タクシーと
乗り換えて我家に着く頃は疲れが出て
片付けも簡単に済ませ、倒れるように眠ってしまう。
さようなら沖縄。優しかったあの顔、あの人。
静岡に来れば不動産関係の仕事が忙しい。
まるで天国と地獄という感じの沖縄と静岡。
帰ればお仏壇に手を合わせ、災害が来ない事を祈る。
頑張って家事と引越し用の荷造りを続けて居る。
友達に一度会って行きたい。さようなら沖縄。
柔かに 光りが踊る 柿若葉
2025 04/07 21:33
Category : 4月7日
四月四日に二十四節気の第五清明になり、
うららかな日差しを受け、万物が明るく清らかである
意味を表している。
万物が清らかで生き生きした様子を表した清浄明潔を
託した季語である。
東京やその他地方で桜が開花し、満開になった話を聴く。
映像で見た桜は美しく、私には遠い花だった。
10年前に静岡で町会役員をした時、見てから
既に10年が過ぎ二人で行ったお花見が懐かしい。
桜並木の周りには菜の花が植えてある町が多く、
目の下には川がざぶざぶと流れて風情があった。
坂の上のお寺迄、桜吹雪の下を歩きながら
桜に「偉いね。一年も雨風に耐えて毎年咲いてくれる。」
花弁に頬を寄せて愛しさ故に花の中に顔をうずめた。
そんな桜が風にちらほら散り始め、人は足で踏んで
通リ去って行く。あれ程人々を楽しませてくれた桜に
「有難う。」お礼を行って車庫迄歩いて帰宅した。
桜も人も散ってしまえば儚いもの。だからこそ、
生きて居る内が花なのかと思いながら散歩して居た。
家の二階の空き部屋で埃をかぶった琴の埃を拭き、
桜の曲を引いてみた。さくら、桜、弥生の空は
見渡す限り♪下手で情緒の無い曲になってしまう。
今は沖縄に来て居るので散歩がてら緋寒桜を
「可愛い花。」と喜んで見られたので充分である。
一年中咲いているハイビスカスは強い花だと思う。
散れども散れども綺麗に咲き、心を癒してくれる。
何が有っても窓ガラスからハイビスカスが毎日此方を向き、
「私は散っても何度も咲くの。」聞こえる。
私も強い人間にならなければ生きては行けない。
ほろ苦き 蕗炊く香り 漂ひて 厨は春の 溜まりとなるぬ
うららかな日差しを受け、万物が明るく清らかである
意味を表している。
万物が清らかで生き生きした様子を表した清浄明潔を
託した季語である。
東京やその他地方で桜が開花し、満開になった話を聴く。
映像で見た桜は美しく、私には遠い花だった。
10年前に静岡で町会役員をした時、見てから
既に10年が過ぎ二人で行ったお花見が懐かしい。
桜並木の周りには菜の花が植えてある町が多く、
目の下には川がざぶざぶと流れて風情があった。
坂の上のお寺迄、桜吹雪の下を歩きながら
桜に「偉いね。一年も雨風に耐えて毎年咲いてくれる。」
花弁に頬を寄せて愛しさ故に花の中に顔をうずめた。
そんな桜が風にちらほら散り始め、人は足で踏んで
通リ去って行く。あれ程人々を楽しませてくれた桜に
「有難う。」お礼を行って車庫迄歩いて帰宅した。
桜も人も散ってしまえば儚いもの。だからこそ、
生きて居る内が花なのかと思いながら散歩して居た。
家の二階の空き部屋で埃をかぶった琴の埃を拭き、
桜の曲を引いてみた。さくら、桜、弥生の空は
見渡す限り♪下手で情緒の無い曲になってしまう。
今は沖縄に来て居るので散歩がてら緋寒桜を
「可愛い花。」と喜んで見られたので充分である。
一年中咲いているハイビスカスは強い花だと思う。
散れども散れども綺麗に咲き、心を癒してくれる。
何が有っても窓ガラスからハイビスカスが毎日此方を向き、
「私は散っても何度も咲くの。」聞こえる。
私も強い人間にならなければ生きては行けない。
ほろ苦き 蕗炊く香り 漂ひて 厨は春の 溜まりとなるぬ
2025 03/02 16:38
Category : 3月2日
雨水は、降る雪が雨に変わり、雪解けが始まる頃。
山に積もった雪もゆっくりと溶け出し、田畑を潤す。
霞初めてたなびき、遠くの山がぼんやり霞んで見える。
季節の移り変わりは早く、直ぐに弥生がやって来た。
すると雛祭りが来る。その翌日に母が61才で
息を引き取った。母の身体を清拭した時、
ごめんなさい!と涙で詫びた。
母に毎年何度もお小遣いを送っていたが、
その金銭で従妹達を旅行に連れて行った。
従妹に聞いた時、私の働いた月給等で従妹達を、
遊びに連れて行った事に腹立ち喧嘩を良くした。
何故、温泉に行きたければ私に声を掛けないのか。
性格も合わなくて喧嘩をした事をあの世の母に詫びた。
お盆、お正月には両親にお小遣いを送り、
「今日は誕生日よ!」母から電話が来るので
言う通リに送っていたが、当然の事に思っていた。
春まだ浅く桃の花さえ咲いていなかった。
庭に雪が残りザクロの実が真っ赤に割れていた。
実が熟してもザクロは口にすると酸っぱい。
口の周りが口紅を差したように赤くなった。
13年掛けて父の負債を父と二人で返済した時、
母は楽に暮らすことも出来ずに天国に逝ってしまった。
私が速達で送ったお小遣いを胸に抱いていた光景を
見て、母は私の事を大切に愛しんでくれたと、
嬉しさで涙がいっぱい頬を流れた。
貧しさ故に冷たくした事は分かっていた。
私も思いやりが足りなかった。反省しても遅いのに。
月日の流れは速く、今の私はとんでもなく遠い沖縄に
来て、「幸せに暮らしています。お母さん!」
毎朝、日の出に向かい両親が安らかに眠れるように
祈願している。その時私を守って下さいと祈願する。
天地に 春光満ちて うらうらと 心遊ばす 弥生の日中
山に積もった雪もゆっくりと溶け出し、田畑を潤す。
霞初めてたなびき、遠くの山がぼんやり霞んで見える。
季節の移り変わりは早く、直ぐに弥生がやって来た。
すると雛祭りが来る。その翌日に母が61才で
息を引き取った。母の身体を清拭した時、
ごめんなさい!と涙で詫びた。
母に毎年何度もお小遣いを送っていたが、
その金銭で従妹達を旅行に連れて行った。
従妹に聞いた時、私の働いた月給等で従妹達を、
遊びに連れて行った事に腹立ち喧嘩を良くした。
何故、温泉に行きたければ私に声を掛けないのか。
性格も合わなくて喧嘩をした事をあの世の母に詫びた。
お盆、お正月には両親にお小遣いを送り、
「今日は誕生日よ!」母から電話が来るので
言う通リに送っていたが、当然の事に思っていた。
春まだ浅く桃の花さえ咲いていなかった。
庭に雪が残りザクロの実が真っ赤に割れていた。
実が熟してもザクロは口にすると酸っぱい。
口の周りが口紅を差したように赤くなった。
13年掛けて父の負債を父と二人で返済した時、
母は楽に暮らすことも出来ずに天国に逝ってしまった。
私が速達で送ったお小遣いを胸に抱いていた光景を
見て、母は私の事を大切に愛しんでくれたと、
嬉しさで涙がいっぱい頬を流れた。
貧しさ故に冷たくした事は分かっていた。
私も思いやりが足りなかった。反省しても遅いのに。
月日の流れは速く、今の私はとんでもなく遠い沖縄に
来て、「幸せに暮らしています。お母さん!」
毎朝、日の出に向かい両親が安らかに眠れるように
祈願している。その時私を守って下さいと祈願する。
天地に 春光満ちて うらうらと 心遊ばす 弥生の日中