2008年12月の記事


大晦日(2)
 帝国ホテルの総理大臣は、秘書官との夕食、夕食後の打ち合わせの機会が多いようで。新聞記載の「総理日誌」ですが。
 もちろん、表向きの日程とは別に、入り口は会員制バーでも、その奥のほうでは「要人と会う」ということが多いようですが。

 舛添えさんは、気の毒によくテレビに出ていますねー。年金記録問題。解決したとは思えませんが、今度は非正規職員の契約期間前に解雇ということがありまして。奮闘しています。でも、総理との快食という記録は見えてきませんから、二人でよく下うちあわせということでも、ないようです。

 2008年3月までに、「年金記録問題は残らず解決」といって参議院選挙をたたかった、「私の政権」の総理は、その半年前に政権を投げ出しました。
 次の総理もほぼ同じ一年、途中で政権を投げ出しました。聞けば、安部政権はご自身の胃腸に問題。次の総理は野党に問題。
 こんどの総理は、その資質に問題とも言われておるようですが。

 政治は、自ら雇用でも、自ら景気高揚でも、自ら起業でもないですね。やっても、それほど大きな器(うつわ)を用意したり、力を発揮できません。
 しかし、国民の不安を解消という役割はあると思います。ここを目指せば、事態は安定、そのために起業支援の原資を「このくらいは、用意する」。

 2008年は1928年から80年。1929年は世界恐慌の年。
 80年の経験と情報蓄積。同じ轍(てつ=わだち)を踏まぬ知恵を多くの学者が示しているようにも見える。
 政治家は、自らもっている権力と情報量、なにより財政を左右する力で、国民の不安を解消し、行き着く先を明示できるかどうか。考えるのはここまで、明日からは実行。大晦日の課題。
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大晦日(1)
 一年がすぎる。元日、起きて新春むけのテレビ番組を眺め、雑煮をたべて、年賀状。親戚まわりに子供の来宅。

 箱根駅伝往路出発で緊張感。孫のご機嫌うかがいで大型店。駅伝復路のスタートに声援をおくれば、やがて孫たち帰宅。静まり返った家で、翌日からの職場を考える。

 あらら、新年も4日目、5日目。1月は短い、2月は早い。別れの3月、出会いの4月。つい、昨日のような気持ちがするが、実に一年365日が過ぎている。

 年末に近づき犬が逝き、洗濯機は水吸引のモーターを取替え、室内暖房機はネジがゆるんでいた。
 メマイがしたという連れ合いは器質的には問題がないそうで、疲労とストレスによる突発性の高血圧かと、みられるが。

 家の内外に、疲労。有職者にリストラ。新規卒業者に採用枠の削減。
 職と住を失って、ハローワークが対策に乗り出しているという。戻るふるさと、身内を一時的にも吸引していた一次産業、仕事を大人数でわけあうことも制度はあるが、すでにパイがないか。

 天明・天保は飢饉。明治初期は、廃藩置県。食と職がなくて一揆、打ちこわし、社会不安が起きた。
 昭和恐慌。治安維持法のもとながら、ストなどの労働争議がおきた。当然、反体制と投獄、拷問があった。

 ハローワークの混雑、電話相談の開設、ホームレスのひろがりがある一方、自殺・無銭飲食・ハイヤーの売上金をねらう強殺が報じられている。

 制度の枠内にすがり、内向き、弱いところがねらわれる。政権は、ぜんぜん怖くない様子。総理大臣、夜は帝国ホテルで打ち合わせが重なる。
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データ
 今年もいよいよ後一日。取材データの整理と完結。

 記録してきた事柄。HPへの訪問者数、徒歩数、体重、職業費。アルコール摂取日。こまめに記録してみた。

 歩数は年間200万歩くらいかなー、というところ。歩幅はほぼ0.7メートルにつき、どういうことになるか。年間1400キロ。
 体重は、新年そうそうの70キロそこそこから64キロ台がつづいているから、12ヶ月で6キロの削減。これ以上は、あまり減らす気持ちもない。むしろ、食べたあとには、増えててもらわないと、病気ということになる。

 職業費。仕事仲間や仕事を手伝ってくれた人への投資。それから、職場以外の人とのお付き合い。馬鹿にならなかったのが、団体やサークルの会費。背景には「滞納一掃」の実行があったこともあるけれども。

 アルコール摂取日。月の3分の1強の確保はできたが、「確実に隔日」は来年の目標。もっとも量は日本酒で150CC,ビールで350CC以内。(「飲んでいるうちにはいるか」-と、言われてはいるが)。

 暮らしのデータ化。果たして意味があるのか、ないのか。実行されているお方のご意見は?。
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暮れの憂鬱
 暮れの憂鬱。毎年、大なり小なり仕事を持ち込む。今年は3件。

 ところが家内にも仕事が多い。
 新年は神様を迎えるわけだから、懸案事項の処理も、掃除も、料理も、衣類もそれぞれ31日までに用意、ととのえ、ひたすら午前零時を待つ。

 そこへ、神様ならに孫さままで、やってくるわけだから、家中大騒動。
 男性用の仕事。なにも、残しておいてくれなくても良いのになー。家人様。

 昨夜から年賀状にとりかかり、途中でプリンターが休止。
 どうしたかと青くなったが、インクがなくなっていた。わかるはずながら、表示がでない。
 昨日、買いおいたので、助かった。フー。

 休日3日目。懸案事項の方は、ようやく第1件目を処理。また、今夜から頑張るぞー。本年も残り2日。
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情報整理
 情報整理。来た文書、読んだ本、書いた日記、話の梗概。

 つぎつぎ増えて、それぞれのデータがどのファイルに納まっておるのか。記憶では難しくなっている。たまに探すと、なかなか見つからず、とんでもないときに発見されるが。

 エクセル表で項目と、キーワード、ファイル場所。適当につくって、メモ代わりにしたこともあるが、長くは続かなかった。
 当時と今で、違った変化。当時はファイル名のなかに用語があれば探すことができたが、この頃は文章中に一致する用語があれば、探し出せるようになった。「Office2003」以降の成果ではないだろうか。

 書き込んだ日記。ワードにコピーして、「検索可能な日記」。そうとでもしておこうかなー。
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支障 家具・家財
 このところ、室内暖房用のガスストーブが弱火にしたまま燃焼させると、不協和音を発する。
 建築後16年。この間、働きつづけてきたわけだから、不具合を生じてもやむをえないか。
 新年、人のあつまるときに、これ以上に具合がわるくなってもこまるので、点検を要請したが。

 先日は洗濯機が、「すすぎ」をできなくなって、電話で状況説明。
 水を吸引用のモーターが劣化しているそうで、取替え料が出張旅費をふくめて、15000円余。

 土曜日は連れ合いが、めまいすると言い出した。備えつけの血圧計ではかると、確かに高い。
 これまた年末、年始の長い診療休止が続く。考えた末、まずは脳神経外科の診療所へ。
 写真をとって病巣はみつからず、経過観察。ストレス性かということで、毎朝、起床時に血圧測定。
 ピーク時には達しないが、平常よりやや高めではあるか。あまり続くようなら、血圧が高くなる要因の検討。これは内科か。

 家具・家財。つれあいは財産と申さねば失礼にあたるや。ともかく、10年フシ目。
 不具合に一憂。治って一喜。
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VTRTape
 VTRTape.これまで録画済のビデオテープ。その整理がたいへんである。

 ここまで録画してきたのはスポーツ番組や音楽番組もあるが、教養番組もある。一本のテープに複数番組を録画することも少なくない。いくらあるのかも、不明。

 これをなんとかしないと。そこで考える。エクセル書式をもちいて、内容や時分、カウンターなど入力しておくと、比較的簡単にたどりつけるかなー。

 DVDへの保存までは考えてないが、そうしたことも必要にはなるかもしれない。正月休み。そうしたことに最適ながら、それはそれで、室内清掃、買い物などなど。用事が発生して、落ち着かない。
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落花生 千葉県八街市
 落花生 千葉県八街市。NHK総合、今朝のテレビで落花生の栽培農家と加工場経営者が出演。落花生の栽培収穫と加工豆の選別、焙煎、出荷の過程を紹介。

 意味は「こだわり」かなー、消費者にも「こだわり」が必要なのか、と。

 味と生産効率。
 栽培過程での農薬や施肥、収穫、天日乾燥、農家別に生産特性に焙煎して差別化をはかる。生産者と加工業者の連携と信頼関係。
 天日乾燥の理由を、機械乾燥では、火のあたる豆と火のあたらない場所の豆に乾燥度合いの差ができるという。作業手数が増え、「こだわり」が深い。 

 そもそも、関東平野の火山灰土壌に落花生栽培がマッチした。特産物への出発点。
 受粉後、子房が地中に伸びて、土のなかで果実にかわる。豆は土のなかで育つ。

 なぜ、中国産落花生との間に価格差があるのか?。その差は3倍近い。
 番組で、その要因を直接言及してはいない。しかし、作業手順、こだわり、味、栄養組成。そのうえ、栽培過程での農薬、施肥などを考慮すると、品質ばかりではなく、安全面でも差益は大きいのかもしれない。

 同時に、距離の遠いこの地では、本場の「千葉県産落花生」など、入手しがたいのではと、考えた。生産者もこだわり、消費者も価格形成の過程と意味を知る必要がある。

 生産者は、その「こだわり」を説明しておく役割があるとも、考えた。
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休日
 12月27日。土曜日で休みです。年末につき今日から休日となります。

 休みがあるということ、よいですよー。これで、仕事がなくて「どうしよう」では、居てもたってもおられません。
 決まった日に、やることがある。とても、たいせつなことですよー。求職中の学生も不安、働いている人、リストラが不安。

 国は昨日が仕事納め。国会はその前の日に終わることになっていたが、イブの日にいろんな決議の採決があって、その日で打ち止め。会期は延長したが、いろんなことは、さっぱり決まらなかった。

 昨日の帰宅後のコーヒーが利いているのか、12時に寝たのに目がさめた。「仕事に行って、ねむくならないか」。そんなこと、心配しなくてよい。休日。
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自然減 人口
 自然減 人口。国立社会保障・人口問題研究所が2035年の推計人口を発表した。

 すでに都道府県別の人口推計が発表されていて、推計はそれなりの精度が確認されているらしい。今回は市町村別でも、発表された。
 これまで、東洋経済新報社などが主要都市を対象に試算した結果が公表されてきたが、こんどは厚生労働省の研究所の発表数値である。

 これによると北海道内では、180市町村のうち103の市町村が5千人未満に減少し、「限界集落」ならぬ「限界自治体」が発生するという。
 1970年代、自然増と転入が転出を上回る社会増が都市の人口増加を押し上げた。
 1980年代 社会増にかげりがみえたが、出生が死亡をうわまわる自然増が、人口増加を維持した。
 1990年代 首都圏、札幌・仙台など中枢都市は人口増を結果したが、中小都市は軒並み減少に転じた。
 2000年の00年代、人口を維持してきた自然増にかげりが見えた。少子高齢社会。

 内閣府は言っているらしい。「保育サービスの充実や育児休暇取得の拡大などを進めてゆきたい」。
 
 そうであろうか。生むことが問題ではなく、育てることと、その未来が問題なのだ。

 1970年代に子育てをして感じたことは、高等教育を受けさせる教育費の負担感であった。2人なら連れ合いの補助労働で、教育ローンなしでもなんとかなる。しかし3人では、退職金でのローン返済は避けられない。

 現在は、いかが。多分、高等教育をうけさせなければどうにもならないが、しかし、就職があるのであろうか。

 人命にかける経費。内閣府にとって、いま一番急がれること。
 それは、ODE加盟国や先進国といわれるなかで、わが国の賃金、教育、医療、福祉のほかに、雇用保険などセーフティネットにかけている国の負担が、国民総所得のなかでどのくらいの比重を占めるか。
 さらには、それらの国別のなかで、本邦はどのくらいの順位にあるか。それを、国民にしめすことであるのだと、思う。
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角封筒
 事務用品の規格がB5からA4にかわって、困ったのが書簡用の封筒。

 便箋をもちいている分には既存の封筒で困りはしないが、A4用紙に記載した文面は、幅を狭めるために、再度折らねば封書におさまならない。

 もらい物のお礼など、いさかかの文面に写真を挿入。パソコンで印刷して呈しようとすれば、横に四つ折、さらに織り込んでーと、なる。

 白い角封筒。「角封筒」といえば結婚式の祝賀会案内で用いられる。まとめて購入しておいて、A4文面に用いる。

 四ツ折で、おさまりが良い。昨日、購入。さて、野暮な挨拶、まとめて整理。
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夜景 東急イン
 マチの夜景をながめながら、地元産素材の料理を楽しむ。そんな贅沢、試みてみたい。

 東急イン。全国的なチェーンホテルながら、それぞれのホテルは地域密着を標榜している。
 釧路の、そして帯広の東急インレストランでは、それぞれ地元産の素材にこだわり、2500円前後のセットディナーを提供している。
 しかし、地元産素材を生かすシェフの力量がいつもマスコミに載るのは、飛行機会社と提携している別なビジネスホテルである。

 メンバーズカードをもっているせいみあって、しばしば東急インを活用する。
 どうであろうか。主婦層を結集して、定額ディナーを楽しむ催し。

 地元産素材にこだわった食文化に接する機会をつくるとともに、百貨店文化ならぬホテル文化の提案に取り組んでみては。
 
 予約なしでは夕食も難しい。そんな、状況が生まれるのではないだろうか。
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イブ&大晦日
 イブにあたる24日。40歳なかばの知人にメールを書いた。
 その方、この春から手術、その後の放射線治療とこの一年、多端であった。

 イブと大晦日の季節。
 二つに共通するは「家族が肩を寄せ合い、つつがなく過ごせたことの確認。この先一年後にも、揃ってこの場で息災を喜びあえるよう心新たに努力する」。

 良いか、ふさわしいかはともかく、大病に耐え抜いた方に贈ったメッセージ。
 新しい年。どんな形かで、その存在をメッセージに託して発信してもらえるように、ささやかな願意を表明しておいたのである、が。
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大手企業の貯金
 大手16社「貯金」33兆円。共同通信が配信した記事が、24日朝刊に掲載された。

 「人員削減4万人の陰で」「株主重視の姿勢反映」との副見出しもある。トヨタ、キャノンなど大手製造16社の資料解析結果。

 これまで、会社側の発表をそのまま紙面のトップにすえていたことに比べると、当然、解明されるべき背景であるだけに、「やはり、そうか」。

 記者の取材能力に、報道もまだ信頼できるとの思いをいだく。
 紙面にいう「株主対策」や「財務基盤強化」。そればかりではなく、基幹産業を主張して、公的資金の投入への道筋つけ(USAで、自動車3社をめぐって論議中)の意図も、会社にはあってであろう、が。

 あとは、大手報道機関でも、「派遣社員切り」。ないことを願う。
 この側面は、往々にして報道されないことが多いから。春闘を伝える記事の片すみに、「わが社の賃金交渉」。そんな記事、ニュース。みたことがない。
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笑う
 NHK「朝一番」は、内科医で落語家による、「糖尿病」の再放送。「笑うことが大事」という医師が、血糖値の高くなるメカニズムを「回転すし」にたとえて紹介。

 合併症の誘発で、動脈硬化、末梢神経症などの説明。さかんに尿検査をすすめる医者自体が小太りで、数値がたかくなると「とうとう、なりましたねー」と笑わせる。

 しかし、「一病息災」。気をつけることで、「長生きもできる」。

 「笑う門には福来る」という。番組の医師は番組でかくもうされる。しかし診療の現場では、笑いどころか「偉そうに説明」をうけ、『守れぬは、能無し」のように言われる。

 多分、医師職には「老・病・死」ということが、ないのであろう。
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小説の手法
五木寛之。「青春の門」、「内灘夫人」などで知られる。
 その五木が、道新・中日・西日本などの新聞小説、「親鸞」を執筆中である。

 他の県紙にも同時掲載だそうで、掲載部数は1000万部を超え、どこに住まいをしていても「同時購読が可能」と、北海道新聞の関係者が書いていた。

 108回目の12月21日。「誘う傀儡女(くぐつめ)」の12回目は、「範宴(はんねん)」と名乗る若き日の親鸞が、念仏の説明もそこそこに、常行堂でつとめる念仏を披露する場面。

 聞いていた傀儡女が泣きじゃくる。女の説明。「人形を使って人をあつめ、ときには体をうるの」、「今夜は妙に身にしみてさ、つい、ないちゃったよ」。

 そう書いて、最後は次のようにむすぶ。「範宴の手をとって、温かく、やわらかな場所へ引き寄せた」。解説はない。
 しかし、次に発生するであろう場面を想像させて、物語の【ヤマ場】をつくる。

 モノ書きには、「なにを書く」の構想があり、さらに「どう書く」で、展開が大きくことなる。
 その間の「間(ま)」。腕のみせどころというべきや。
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ブッシュへの靴
 任期終了間際。イラクを訪問して記者会会見中の合衆国大統領に、記者団の中から靴が投げつけられた。

 投げた記者は捕縛され、大統領に軽微な害をあたえた罪で、「15年の刑」執行へむけ、司法手続きがすすんでいると、報じられている。

 他方で、記者の釈放と記者を英雄化するデモが続き、投げた靴には法外な値がついているという。ジャーナリズムは、「任期終了への合衆国大統領に対するイラク側の評価を示す」と、論評するものもある。

 教科書でならった大審院長・児島惟謙のことを思い出した。津田三蔵が犯したのは、ロシアの皇太子であったか。
 政府の極刑要求に、司法は答えた。殺人の罪はかわらないが、被害者の身分で量刑はかわらない。

 法で規定している罪名。さて、政情に照らして、どうなるか。
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国の予算
 内示されて新聞も大きく取り上げる。政府負担が増額されて、税収は落ち込む見通し、国債が増えた。今は面倒をみますが、将来は増税です。そういうことなりや。

 大手製造業は売り上げ減少、為替で差損、非正規雇用を切り捨て、金融は貸ししぶりの、貸しはがし。だから、金融機関に公的資金の貸与が必要。部品の下請けメーカーは、良いときでもギリギリのコストで納品。製造縮減で、発注がストップ。「歳をこせるか?」。

 江戸時代の女性史を読んでいる。農民に上層、下層、零細の階層があるという。零細農家の子女は「飯盛女」に投げ込まれると、ある。
 その理由。負担すべき年貢が滞った。不時の出費で、支払い不能となった。職と同時に住を失う市民。ネットカフェ、ビデオ宿はその前兆であった、か。

 読売新聞と早稲田大学の調査。政権交代は、「民主への期待」より「自民への失望」とある。議員歳費が縮減という話は聞いていない。ここは、政治が頑張らなくてわ。

 
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増田淑美著「農村女性の結婚」
 農村女性に三つの階層があるとする。上層農家の女性は武家に奉公にでて、庄屋など村支配の立場の家柄に沿うものかどうか。釣りあいと人柄が問題となる。
 下層農民の女性は、上層農家に奉公して農業労働力に耐えるかどうか、働き者かどうかが試される。零細農家の娘は、「飯盛女」に出される。階層差は明瞭である。

 それでも女性の結婚には、「婚姻は生家から婚家へ引移り、その身分が変化する時」と位置づけられる(167p)。

 仲人が立てられ、野合か正式な婚姻であるのか、示される。19世紀に入ると貧農の江戸流入で「農村では農家奉公が減少した」という(189p)。下層農女性は「結婚を自主的に決定できるようになった」とする(同)。
 
 明治民法で国家と家に縛れた女性は結婚をめぐって、戦後の今も「女性自身も、その両親も親戚も『世間』というものをどこかで引きずっている」と指摘。
 
 格差社会ということをいう。江戸時時代は多くの格差を背負っている。他面で19世紀は女性も江戸流入で、農村は労働力不足。江戸時代をして「日本型生活様式の発生」とする見解がある。
 でわ、昨今の「媒酌人不在」は、婚姻の「家結合」から「本人結合」への移転ということになるのであろうか。(林玲子編『女性の近世』 中央公論社『日本の近世15』 1998年)
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支持率 内閣
内閣の支持率。報道機関が発表する。最新は18%。細かくは17%台後半という。

 支持率が30%をわると、危険水域というのだそうだ。内閣発足当初のご祝儀相場の時に総理大臣は、「爺さんの時代には、支持率などなかったから、あまり気にしない」。

 最近は、「私への評価と受け止めている」。支持率は気にしないの?。気にするの?。どっちが、本当。

 景気対策。与党と野党が面子争い。時はながれる。
 解雇、社宅を出される人は、国会にデモでもかけてはいかが?。経済は百年に一度の危機なら、国会へのデモは昭和35年以来。岸内閣は退陣したが。気にしない麻生さんは、持つかも。
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整理 メールマガジン
 整理 メールマガジン。最近、少しずつメールマガジンを整理。

 理由は、読みきれなくなってきた。簡単に解除できるサイトもあれば、なかなか手順のこんだサイトもある。

 開設当初は、メールくらいが外への手段で、メッセージはそれほどなかった。
 掲示板をもうけ、ブログを開設するようになると、そちこちを拝見してあるいたり、「書き込み」をいただくようになって、読む場所が増えた。

 企業の広報媒体も悪くはないが、市井の提案が有意義。
 かくて、メールマガジンも縮小。「削除」の手間が、少なくなった。
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自動車業界 報道姿勢
 自動車業界の苦悩 報道の姿勢。日米で、自動車業界の苦悩が報じられている。

 アメリカの主要会社の苦悩に比べると、わが国の業界はそれほどとはいえないが、売れ行き不振にくわえて外為差損。生産縮小にくわえて非正規雇用労働力の解雇。報道は、そのことを、大きく伝えている。
 しかし、会社発表を掲載するのみで、独自調査、内部資料を分析しての報道でも、なさそうである。

 日本の自動車販売が昭和53年並みの売上。そうですか。逆にいえば、年間500万台、それが30年以上、右肩あがりで伸びてきたということ。
 30年間の利益の蓄積が、たった数ヶ月で、全部の利益をはきだすの?。そんな、あいまい、展望のない経営をしてきたのであろうか、一流を自他ともに認め、高額所得者が。

 そうではなくて、経営危機、首切り、売れ行き不振。報道陣にならべたてて、トップ記事で扱ってもらう。そのことで、政府による公的資金がないと、国民が立ち往生。だから、政府はすみやかに支援をという、甘えではないの。

 アメリカは、そこで判断。公的支援が必要な企業努力が行われ、実績を残しているか?。上院は議案を否決しているではないか。

 車の売れ行き不振。この際、国民は公共交通利用に切り替え、CO2削減の良い機会ではないか。生活スタイル転換の好機で、これまで不振に悩んできた公共交通は、環境面からも追い風が吹いているはずなのに。そこに国民は注目しようではないか。

 思い出す。報道は大本営発表をそのまま伝え、結局、戦火拡大を正当化したではないか。そのときの報道の構図に似てきているように思うのであるが。
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喫煙規制
 喫煙規制というべきや。神奈川県で県職員に、「たばこは日に2本、午前一本、午後一本」。
 タバコを吸う職員と、吸わない職員に差ができるからだそうな。

 減量には間食を抜くと効果があるが、そのために、ストレスがあるようでは、マイナスという。

 県が発表すれば、報道は書く。発表されたことを、論評せずに書いているようだ。良いのかなー。好んで、悪にする方法。

 そのうち、トイレに立つ機会も回数を設けるか、管理社会。
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DV Date
 昨日は、若い女性たちのためにデートDVの講演会があり、「枯れ木も山のにぎわい」で参加してみた。2度目のことである。

 「恋人の男性に気をつけなさい」、「被害で泣きをみるのは女性のあなた」。女性のインストラクターの主張点はそういうことなのだと、思う。

 確かに当事者の若者、男性が加害者となりうる可能性は高い。だから、男性は自制と思慮ある行動を。愛する女性のために。
 
 そうなんではあるが。男性が申すと異論が唱えられるのではあるが。昨今の自己責任の管理社会。市場原理の競争社会。「なぜ、デートDVが発生するのか?」。そのときに、「若い男性の自制と思いやり」で、事態は解決するのであろうか。

 男性自身が行きぬくためには、被害をこうむっているのでは、ないか?。

 間というか、のりしろというか、敗者復活戦のない管理社会。間違いの許されない社会。なにかすると、マスメディアに批判される「人の噂社会」。

 「快楽原理による即時報酬」と「現実原理による遅延報酬」。そんな言葉があるのだそうだ(『北海道新聞』(夕刊) 2008年12月16日号)。輿論と世論の違いがわかってほしいと説く主張。
 
 糊代の欠ける思想・風土のなかで、「ちと待てよ、ここで取るべき次の行動」。若者が刹那に走るのを、批判できるのであろうか。
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外食 体重
 体重増。土曜日の外食効果はてきめん。

 暫くブリに65キロ台に。今朝ほどは62.7キロは、昨夜、歩いたせいか。日曜日、月曜日と700グラムほど落ちてはいたが。

 忘年会シーズン。深酒禁物。ノンビリ減量。でも、今朝は減りすぎた。
 昨夜は11時就寝のわりに、2時と5時に目覚め、それぞれ寝込み、6時50分に床を離れた。
 明日がどうなっているか。
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得分はいずこ 金融危機 
 新聞もテレビも自動車業界の減益を伝えている。日産の外国人社長は、政府支援が必要と訴えているらしい。こちらはIT情報。
 派遣労働者など、非正規雇用の解雇を伝えた新聞。

 トヨタ、ソニー、キャノン。新聞やテレビなど報道はさながら、輸出製造業が円高による為替差損、需要減退で、減益。社員解雇はやむえをえない措置と、言いたげでもある。
 公的資金投入やむなしの、お先棒かつぎを報道はしているのかなー。

 その割には、役員報酬や手当てゼロ額、管理職の手当て分減額のニュースを、小さな記事では書くが、社員の基本給が10%カットなどの記事はほとんど見かけない。
 みかけないのか、実施されていないということか。こう、書くと反論があるかもしれないが。

 反面、減益の人がおれば、利益をのこして税金隠しの人もおるだろうに。かつてはホリエモン、村上ファンド。

 円高差益で輸入肥料や輸入飼料は価格がさがり、酪農家はひと息つけるのか。
 報道は、危機をあおるだけでなく、ひずみの構造を一方に偏らず、明確に伝えてほしい。そう、思うのであるが。 
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篤姫
 NHK日曜日夜の大河ドラマ。比較的、よく見つづけた大河ドラマであった。

 倒幕、大政奉還、明治維新、版籍奉還、廃藩置県。複雑にして大人数が参加する政治過程をコンパクトに取り上げて、推移が理解しやすかった。

 大河ドラマ特有の戦闘場面が少なく、殺伐とした場面が少なかった。井伊直弼の「桜田門外」、「西南戦争」、「大久保暗殺」もあるには、あったが。

 女性社会が、ホームドラマ風に描かれたり、若手俳優、女優陣のキリリとした配役や演技。

 将軍正室が、政治の局面で小説やドラマで表現された役割を、実際に果たしていたのどうか。「事実は小説よりも奇」とすれば、そのうち新たな史料の掘り起こしの契機になるのかも。

 ドラマ。そういう役割の働きかけがあってもよいか。そう、眺めてはいたが。
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全快
 そのお祝いで、酒をのめるということも、ある。8月に入院されていたお方が、退院されて元気になられた。

 たまには食事でもと。集まった。よかった。食事も通常とかわらないそうで、なによりである。こういうときのお酒。そうだねー、「久保田 萬寿」でもあれば、いうことなし。「萬寿」にあやかりたーい。

 「千寿」では、やや寂しい。やはり「萬寿」にかぎる。しかし、それは多くを飲めない。
銘酒を少々、あとは、ジックリ話しこむ。これが、なにより。そうおもった。
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シクラメン
 薬局の景品でいただいてきたそうで。一鉢増えました。白い花をつけています。

 赤いハイビスカス、赤白のアマリリス、白のシクラメン。アマリリスは、先につけた目が終了。皇族
の目がこれから咲く楽しみがあります。

 写真をつけて?。そうですねー。HPも賑やかになることでしょうが。画像をとりこむとパソコンが
重くなって。苦心しています。さて、今夜も、お休みすることにしましょう。明日は休日です。
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 昨日は、「夕方から雪」の予報だそうで、そのとおり降雪。

 1960年代11月20日が、初雪の時期であったが、遅れ気味。多分、昼ごろには溶けて、舗装も乾燥ということになるはずながら。

 寒さは加わる。冷え込みはくつくなる。冬将軍、到来。

 年内20日、仕事も堆積、雪も堆積。
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手袋 帽子
 婆ちゃんが、孫のために編んでいる。「婆ちゃん!!、手袋編んでー」。可愛い、孫の一声に婆ちゃんは、感激している。

 新潟で雪が降り、広島で広島球場おわかれの「カープOB戦」の最中に、小雪が待っていた。こちらは、まだ雪がなかったと言うのに。

 輸入完成品より高い毛糸を購入。時間をかけて編み針で編む。婆ちゃんの労力。

 孫が言うのは自由ながら、孫の親も考えて欲しい。編み物帽子や手袋を孫が受け止めるのは自由ながら、親が寒さにふるえているのに、寒気対策に意をつくしてくれて良いのではないか。なにしろ、寒さはこちらが本場。

 爺ちゃんは、苦労する婆ちゃんのために、書いておく。
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解雇 非正規雇用
 政府も政府なら、大企業も大企業。金融危機。需要減退、実態経済への波及。

 売れ行き不振を大いに宣伝、非正規雇用の解雇。給与削減は、管理職手当ての減額。そこのところを喧伝しているが、基本給をいじらなくてよいのわ、まだ、ゆとりのある証拠。

 非正規雇用の解雇がが大企業からいわれることが、おかしい。車や家電が売れたときには、巨額の利益をあげて、隠すのに苦心していたではないか。今、隠していたこと、ばれるのが、怖いか。国税庁が、目を光らせている。

 マチ場の小工場だって、雇用維持には努力していると言うのに。

 便乗解雇ではないのかね。解雇者が司法判断にゆだねたが、裁判所はぜひ、経理内容をあきらかにしたうえで、司法判断と判決を。アメリカ議会は、自家用ジェットで議会にきた、社長連をキリキリ舞にしていたぞー。

 産業別労働組合を組織化する、良いチャンス。昭和恐慌時、結社の自由はなく、治安維持法に抵触したが、労働組合は合法的手順。これまでの企業内組合から脱する、良いチャンス。

 社宅を追われた非正規雇用者のお方。ここは腹をくくって、国会議事堂前でホームレス。

 国会解散を求める、デモ隊が、守衛の排除を守ってくれるようなら、日本の民主主義も生きている。それがないなら、水戸黄門か、ヒットラーでも待望することになる、が。
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解雇 非正規雇用
 小泉純一郎君。

 解散が近いと読んで、息子に議席をゆずる構想。解散が予想を超えて延び、息子さんはシビレを切らしていませんか。

 ここのところへ来て、郵政民営化が後退しようとする局面。テレビでお顔を拝見していますが、議員にかわりはないようで。

 ところで、首相じだいに竹中平蔵君とすすめた、製造業への派遣労働者雇用。今、トヨタもソニーも、減益、人減らし、非正規雇用者解雇。

 アメリカにならったらしいが、産業別労働組合もなく、非正規雇用の賃金が低い、わが国では、解雇で生活費も社宅もなくなり、人間が途方にくれていますよ。
 ブッシュは交代。竹中君は大学へ。竹中君、有権者に投じさせた一票はどうなっておるのかねー。
 
 規制緩和。経営は、人間を役に立つ労働力とモノを言わせぬ低賃金労働者に振り分け、ヒトの扱いをしない路線を選択している。

 郵政民営化に象徴される「規制緩和」。小泉君、その部分にも発言を。そうそう、「総裁を任期が来てやめて、よかった。その後も総理をやっていたら、自分で蒔いた種、自分で刈り取るはめになったわ」。

 
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Word に Excel
.12月9日、なにをしたか?。

 T大兄の作品をおおやけにするための作業を昼前から。読んでいくうちに、一枚だけ「Excel表がほしいなー」。
 機構の系統図。1906年から45年までの40年間の推移が文章でかかれていたものを、一枚のを表に。

 さて、Wordで作った文のなかに、そのまま納める方法はいかに。若者に聞いたが「わからない」。

 でもインターネットで調べてくれた。「ホーム」の「貼り付け」。アイテムを選択して、「書式を選択して貼り付け」を選ぶことで、「うまくゆきます」。そう電話で伝えてきた。いかに?。うまく行った。

 Office2007を使用してる。2003にあった「クリップボード」の開き方が不明であったことに始まり、その機能では、数表が化けて、とてもA4立て版におさまらない。

 「やれやれ、うまく行った」。プリントしながら、満足げに帰宅。カツオのたたきと「北寄(ホッキ)」の刺身が出されたので、缶ビールで一献。たちまち睡魔。今、起床。午前1時半。ウーン。
 
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間引きと堕胎
 桜井由幾著「間引きと堕胎」。おおむね3点の論点が提起されているのかと、思う。
 「(間引きと堕胎の)方法」「その権力関係」「その要因」。

 命の誕生。望まれたものであるべきながら、それが余剰人口の創出であったり、望まれね妊娠であったりする。
 それを回避するために堕胎があるが、それでは母体に危険が多すぎる。母体の危険を回避するのが「間引き」といわれる産直後に事故死させる習慣とされる。

 多用な方法、特殊技能者の専業化。
 「浅草寺のホウズキ市は暮れの風物詩ながら、(ホウズキの果たしてきた役割を思うと)新吉原を近くに擁する寺で市が開かれた意味がうなづける」と、書く。

 18世紀、農村では人口増がとまるのだそうだ。代官所も藩も、農業従事者確保のために、堕胎・間引きを五人組を通じて制限する。妊娠が監視され、貧しいために殺す習慣には養育費援助をめざす。
 後世の「母子手帳」と「児童手当」は、このあたりに発生する、か。

 「その要因」では、農村は余剰労働削減の「口減らし」だが、都市では「不義密通」の始末と、対比する。
 工場制手工業が発展して、生家を離れ単身で木綿工場に働く女性がふえると、束縛を脱したところで堕胎・間引きの発生があったのだそうだ。

 事態の発生に当人はもとより家族、処置者が罰せられた近世。家族から当事者の責任、処罰対象に転じていったともする。
 間引き・堕胎の背後に、同数以上の男性もいる。多くは「生む性」たる母体の問題として表面化する。
 読むうちに背筋が冷える思い。(林玲子編『女性の近世』 中央公論社『日本の近世15』 1998年)
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書評
 読後感と読書の要所を記録にとって、頭脳に定着。今朝の新聞広告の書籍案内。

 本は通学・通勤の車内で読んできたから、「どこに、なにが書いてある」。そこを確認する本の読み方であった。

 なにか書くときは、すわり机の身の回りに、本の引用箇所をを広げて二重、三重。扇のごとくに本を広げて、必死に書いた。

 最近は「糊付き付箋」が発達して、必要なページの必要な行のところに、糊つき付箋をはっておく。場合によっては、意向、意見も記載しておく。

 でも、どんどん読んで、なにかのときに使えるようにカードにとって。でも、最近はワードのペーパーに。これなら検索機能が使える。

 そうしたときにノートによる読書整理術。そうなのかなー。パソコンで入力が、楽かもよ。
 広い意味の整理術なのであろうけれども。
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反対なら出て 自由民主党
 12月6日、札幌市での講演内容らしい。「自民党の町村氏、首相批判の渡辺氏は「離党を」反対なら、出てゆけ」。IT記事の見出しをコピーしてみたが。

 ひところの政府要人なら、党内にさまざまな意見があって、失言気味の発言でも、「自由民主党は、党員の自由にして、民主的が保障されている、党でありまして」。

 本当は、そういうことのなのでありますが、最近の党首、総理人気は、「鷹揚なことを申して、おられませんで」。そういうことかなー。
 産経新聞の内閣支持率27%、6日、7日に実施の毎日新聞の内閣支持率は21%。
 選挙を戦えない福田さんにかわって、選挙で勝てる麻生さんを引き出した、与党の一翼さんも「都議選が近づき」、気がもめているのではないだろうか。

 国会が長く延長される。議員への会議出席報酬など、諸経費もかかる。

 矢野元委員長への参考人質疑や、雇用対策。景気対策、年金の標準報酬記録改ざん、オバマ大統領就任後のイラク対応、中国産食糧依存体制見直し後の食糧自給率向上問題。
 
 六カ国協議の中で日本を無視すると言っている国が出てきたが、国会で「そうはなりません」。政府だけでなく、「国民の声です、国民の関心事です」。そうしておかないと、「いわれるだけ」ということに。

 冒頭の「反対なら、出てゆけ」。ひょっとして、安倍、福田政権の要人であったお方の、「政権を支えきれなかった往時へのやるせなさ?」。
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武家社会に生きた公家女性
 久保貴子著「武家社会に生きた公家女性」。女性史を構成する一翼に、徳川家に嫁いだ公家、皇女の存在を掲げる。

 徳川は大名家の婚姻について干渉する一方、将軍家として他大名には許さない公家・皇女との婚姻をすすめて宗家としての格の違いを示していた。

 公武合体という思想もあれば、大政委任という側面もあった。どちらにしても京都政権との一定の関係が、権力両立の基礎とされていたためであろう。

 そのために、東下する女性の当事者は、運命の転換を結果した一方、居住空間としての「大奥」では、武家風・公家風のせめぎあいが展開されたことも知られている。

 当事者の女性は、転換する運命のなかで、いかなる役割を果たしたのか、また、時代の波に流されたのか。微妙なバランスと思惑の中で、公家・武家の間をとりもち政権の安定に腐心した様子が、明らかにされる。

 この種の論考を解するには、系図が不可欠であると思った。手元に系図を置いて読まない限り、次ぎつぎに展開する人脈をホローすることは難しい。人名を理解しようとはせずに、体制の問題として読むことに努めたが、系譜がつながらなくては、問題の位置づけが見えてこない。

 そこに一考を要する。読後の感である。(林玲子編『近世の女性』 中央公論社 『日本の近世15』 1998年)。
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FMくしろ X'Mas Luckey Party
 FMくしろ X'Mas Luckey Party. 今年は12月5日に市内のキャッスルホテルで開かれた。

 FMくしろは、地域コミュニティ放送局。釧路市内一円を放送エリアに17年ほど。
 地域密着型放送で高い聴取率を達成している。達成していると書いたが、「誇る」というべきものかも知れない。

 X'Mas Luckey Partyは、局アナやスタッフとリスナーの「オフ会」ということ、か。約500人の市民が駆けつけた。

 日頃は、声とイメージで接しているスタッフたちが、若さとエネルギーを前面に、いつもの機知にとんだキャラクターで、「もてなし」「ふるいたて」、歌や寸劇、ゲーム、抽選に大活躍。
 昨今はリスナーと呼ばれる市民が、番組のそこそこで接するスタッフと交流の120分。そこは90分の予定を延長して、盛り上がった。

 インターネット時代。ラジオの放送も、「双方向」がキーワード。写真でみたこと、番組で出演など、それぞれのつながりをさらに強める機会ということか。今年は第5回目になるのだそうだ。
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飯盛女
 宇佐美ミサ子著「飯盛女」。江戸時代の宿場街で、宿泊者に給仕する役の女性が、そのまま性を売る存在、それを強要されていたことは、知られている。

 場所は小田原近郊。東海道の宿場街にして、城下町でもある小田原界わい、その宿場にあつめられる「飯盛女」の存在形態を提示する。

 ついで、「人主」と呼ばれる親や身内から、宿主に娘が渡され、身代金が払われた折の、「請け書」を検討する。
 娘が逃散したときの仕置き、病気の扱い、そして死にいたらば、その土地の仕来りにそって埋めて良いと、取り決めてある。

 最後は、その飯盛女性たちの暮らし。引き取られて、人をとりもどす女性もいるが、異郷で土に返る人も少なくない。
 15歳未満で宿主に渡され、20代後半で役目を終える。代金は3両とも5両とも。時価にして30万円なり50万円ということか。

 最近、娘に売春を強要した母の訴訟で論告求刑。「娘を収入源にして」。人権を弄するものとして裁かれている。
 現代が人権を認めるのはもちろんながら、体を売ることが生きるツテと考える階層が生まれない保障も少ないようだ。(林玲子編『女性の近世』 日本の近世15 中央公論社 1998年)
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八丈・三宅島
 林玲子著「八丈・三宅島に流された女性たち」。二つの島が遠島・遠流(おんる)の処刑地であったことは知られている。

 その実態。しかも女性が送られるということがあったのであろうか。記録には女性の流刑もあったと報告する。

 罪は、縁故(連座)、密通、火付け。連座は夫の所業に連座したり、罪した夫が死去した身代わりであったり。密通・火付けは申すまでもない。
 火付けに「火科」の罪があるが、「火科」は火あぶりの刑。「八百屋お七」が火付けで、「火あぶりの刑」となったことは知られている。

 流刑者の出自がまた、商家など士農工商の身分制度のもとでは、下層階級と呼ばれる身分の女性や廓の遊女など。

 犯罪は、時代の反映でもあるように思う。然らば起きた犯罪と、その処刑の論理に「時代差」があるものなのか、どうか。

 通読ではそこのところが明確に頭に記載されていない。そこのところを、もう一度、意をはらって読んでみたい。(林玲子編『女性の近世』 中央公論社 『日本の近世 15』所収 1993年)
 
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博物館
 NHK、朝のニュース5時台。仙台市にある斎藤報恩会 自然史博物館が今年度かで閉館すると伝えていた。
 HPを開くと、常設展示は今年の6月15日から休止と掲示されている。斎藤温次郎さんは、「80年の歴史に幕」と語っておられるそうだ。


 標本など4万点の資料は大学に受け継がれるとも、報じられていたように思う。
 民間の博物館。入館者減、そのうえ法改正で現行事業では税制上の特例が認められなくなるとも、要因が指摘されていた。取れるところからは、取る。それが公平原則というわけか。

 これに先立ち、余市町の毛利宇宙記念館も経営が難しく、町営からあらたな引き受けてを求めていると、伝えられた。
 入館料。有力な財源ながら、それだけでは当初から維持が難しかったはず。
 資料は、使われてこそ収集の意味と意義が増すが、博物館資料はどの道、基礎研究の領域。利益をうみだせないかもしれないが、科学者・研究者の層を拡大、増幅させる。

 しかし、わが国には、そうした基盤つくりの体力が、まだ備わってはいないようである。
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深夜便 ラジオ
 深夜便 ラジオ。昨夜は10時前に横になり、雑誌を読み始めたが、間もなく就寝。朝の3時には目がさめた。

 NHKラジオ深夜便。3時台は歌謡曲。ご当地ソングの特集で京都。横浜につぐシリーズだそうで、何曲が放送されたかな?。
 このマチなら、どうなるか。次は神戸か長崎かなど、思いめぐらしつつ、そういえば「データベース」がないなー。

 担当は遠藤ふき子氏。1969年ころ、18時50分から総合テレビの番組案内に、有馬姓で顔を出していたので、記憶がある。
 当時は宮内清江という人と交代で務めていたような気がする。

 その後、遠藤姓にかわり、ドイツか、そのあたりから朝のラジオ番組でリポートを担当していた。
 深夜便のアンカーとなり、「顔的存在」。毎週月曜日に登場しえていたが、最近は、第一月曜日にのみ登場するようだ。

 今夜は、中学生時代にはじまる京都の思い出も随所に。横浜出身の人らしい。「番組案内」は入局3年目くらいから、登場していたということに、なる。
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貸しはがし、貸ししぶり
 貸しはがし、貸ししぶり。そのために「金融危機再生強化法」。

 与党は野党の判断で、景気対策が遅れて、事態深刻化は野党がすすめている、と。
 派遣社員や契約社員の雇用期限切れ、失職は3万人。新卒の内定取り消しは300人超。そうも伝えられている。

 金融を支援すれば、救済は末端へ。そう言いたいのであろうが、金融と自動車は救うが、「他は念頭になし」。そうとも、聞こえるが。

 国会が延長される。報道は伝えるべきだ。延長国会に伴う、経費の歳出増加は、いくらになるのか。
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