2020年04月の記事


紹介像をなかなか把握できずに 釧路川流域チャシ跡群150327.
紹介像をなかなか把握できずに 釧路川流域チャシ跡群150327.

「モシリア砦跡」「鶴ヶ岱チャランケ砦跡」など、申していると時代遅れ。



最近、出版やデータ確認の都合があって、正確を期することに。この方と、委細知る方に書面を呈して。

 「平成27年に『釧路川流域チャシ跡群』という名称で」
 「釧路市のモシリヤ砦跡と鶴ヶ岱チャランケ砦跡を含めて」
 「釧路町、標茶町、弟子屈町の計11箇所のチャシ跡が国指定史跡として再統合されました」。

 なんとも明確で。「文化庁史跡文化財データベース」などを括ってみても、確認できなかった情報が、ピタリと。

 「その際モシリヤが『モシリヤチャシ跡』、チャランケが『ハルトルチャランケチャシ跡』と名称変更になりました」。

 ご教示くださって、ありがとうございます。
 くしろ検定やその関連講座で、正確を期すことができます。

 ところで、ネットの世界。
 国指定史跡名を「釧路川流域チャシ跡群」と確かに、ヒット。二例、示しておきましょう。

 でも、ネットよりは信頼度が高い、識者の示唆と教示。
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/bnh/bun-hogo-bunkagaiyo.htm#kushiro 
国指定史跡  釧路川流域チャシ跡群 H27.3.17
モシリヤ砦跡、鶴ケ岱チャランケ砦跡が統合、追加指定後、名称変更

https://japan-geographic.tv/hokkaido/kushirogawa-chashi.html 
July 22, 2016 瀧山幸伸 source movie
釧路市 モシリヤチャシ跡・ハルトルチャランケチャシ跡
釧路町 テンネル第1チャシ跡・タプコプチャシ跡
標茶町 シラルトロ第1チャシ跡・シラルトロ第2チャシ跡・マタコタンチャシ跡
弟子屈町 プイラクニチャシ跡周辺 (和琴)・
クッチャロシペ第1チャシ跡・クッチャロシペ第2チャシ跡 
(釧路川源流域周辺)
ウランコウシチャシ跡 南弟子屈周辺
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ともかく一覧できる体制を 整理、本と写真200428
 ともかく一覧できる体制を 整理、本と写真200428 

 6月初旬までに手がけておきたい事柄が発生した。
 事はと申すと、今、広がりにとどめを知らない感染症の影響。



 これまで撮りためた写真を一覧したい。事柄をつつがなく進めるに<記憶事項の記載確認>が急がれる。
 ままよ。ここは一から、手立てをつくす。

 疲れ休めに取り組める。
 CD-ROMに保存の撮影データを、外付けDISKにまとめること。
 この作業、元はと申すと外付けディスクの故障に発端。これまで使用の器材、電源回路が破損しデータを読み込み不能となった。
 修理可能と思うも、難しいこと申されるモノで、代替品を購入。

 その新器材にデータを移転する作業。ボチボチやっていたが。この連休の一仕事。
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「思惟の疎水」「爛漫の嵐山」 形容されて然るべし京の桜100403
「思惟の疎水」「爛漫の嵐山」 形容されて然るべし京の桜100403.

2010年の4月1日は金曜日に伊谷空港へ。2日土曜日で3日は日曜日。それは当たり前のことであるも。

「還暦記念に集まる!!」「京の桜を見ずして、北海道の桜を語るな」。そうした触れ込みであったと、記憶。

京都在住、高校時代の同級生のお誘いがあって、夫婦二人で上京する計画をつくりました、です。

母が逝った年の新年からは江戸の正月、上方の新年を体験してもらうこと、含めて。
 すると広島在住の独身娘がかけつけた時のことで。
 永く姑、小姑、ムラ姑に囲まれることの連れ合いを、ねぎらうことも重ねて。

 修学旅行以来と申す、彼女のおともで<哲学の道>を歩くことに。
 そこに見た桜は、西田幾多郎博士の嘆じた<思惟の桜>。
 「哲学の道の桜」では、少々、修飾語が当たり前すぎるのでは、と。
 (写真 中)



 3日日曜日。
 同級生を招き、集いを計画してくれた同級生は、嵐山に案内をしてくれまして。
 昼食に渡月橋右岸の割烹料理屋を選んでくれた。窓越し眺めた桜。それは「爛漫の桜」にふさわしく。見応え十分。
 (写真 上)

 桜を背景に、カップルの<式前写真撮影>。
 実に晴天の撮影日和。花嫁の装いを超えるかの<爛漫の嵐山>。爛漫と書いて、紅葉を連想しては<通>とも、<粋>とも申しがたいのでは。

 そう思わせる、2010年4月、京落の桜、爛漫のシーン。
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生命を護る使命を乗せて 御陣乗太鼓=輪島 「新日本風土記」200425
生命を護る使命を乗せて 御陣乗太鼓=輪島 「新日本風土記」200425



棚田の美しい地で。
長老が<神迎えの儀>式を厳かに。稲の豊作に感謝し、氏子が神々の一年をねぎらう。

神様を慶ばせるには、太鼓。
「男に生まれ気がついたときには、バチを握り、面ををつけるのが<ホコリ>」と壮年の男性。

塗師年季明け
その場面も。200425 「新日本風土記」昭和46年放送のバージョンアップ。

「海の交易で富を築き、独自の文化を」とあって、<北前船絵馬>も紹介。

(番組案内)
「鬼気迫る面をつけ、太鼓を乱れ打ち」「背景には、村を守ろうと立ち上がった400年前の出来事が」と。
https://www2.nhk.or.jp/archives/michi/cgi/detail.cgi?dasID=D0004990265_00000
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「文化は生命維持装置」 平田オリザ=nhk「おはよう日本」200422.
「文化は生命維持装置」 平田オリザ=nhk「おはよう日本」200422.



見ていましたですよ。
 「一人ひとり違う」「個体差認め寛容さを」「連続性が断ち切られると、<含み資産>が・・・・・」。
 <含み資産>が「枯渇」と申されたか、「目減り」といったか、今ひとつ記録を作ることできなかった、が。
 「生命維持装置」。そのことだけは、記憶していました。

 ネットで「生命維持装置 平田オリザ」と検索。
 「 https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2020/04/0422.html 」
にたどりつきました。

 項目を紹介
  「文化を守るために寛容さを」劇作家・平田オリザさん
  「文化芸術の連続した線が切れてしまう」
  「危機の時代だからこそ『寛容さ』が必要」
 
 記載をネットで確認してみると、 
  「生命維持装置」の言は、「ドイツの文化大臣の発言」とある。「個体差認め寛容さ」は、批判を繰り返すヒトへの提示。
    「含み資産」の用例は、どうやら発言にはなく、小生の文化理解に対する<思いつき>らしい。
  4月22日の放送。当時のメモをもとに、26日朝、記載しているもので。

  人類の生命維持装置。
  その文化を育てるために、写真記事は<お笑い界>の<笑っておれない現実>なのかも。
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1)開明性、2)専門性、3)開発力、4)独創・自立性 「私論 京都学四視点」200427
1)開明性、2)専門性、3)開発力、4)独創・自立性 「私論 京都学四視点」200427

 女性経営者のつどい「釧路 あゆみの会」のみなさんにお届け、例会代替のメッセージ。

 京都府知事と北海道庁長官を務めた北垣国道の元で、田邊朔郎博士。
 京都と北海道を舞台に「地域の近代化に貢献した軌跡」をたどってきた。
 最終話となる今回は、京都復興のため琵琶湖疎水を実現した背景にせまるポイントの指摘。



 1)「国際社会に開く開明性」と、掲げ
 2)「高邁・高度な専門性」と、する。
 3)「有限資源を活かす開発力」に、注目
 4)「独創性と自立の総合力」で、結びことに。

 水俣公害のマチが再生・復興に選択した道。
 それは〔あるモノ〕を繋ぐ、つないで意味をつくる、意味をまとめて付加価値を創る>ことでした。
 京都は永い伝統のなかで水俣に先駆けてすでに取り組み、その評価が国際的にも認められている〔凄味〕です。
 (掲載の写真は「鴨川・京都 三条<京新山>二階から100402 18時ころ>。
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年間14万人 集積の廃棄物量250キロ/年間 黄金岬海浜公園200422
年間14万人 集積の廃棄物量250キロ/年間 黄金岬海浜公園200422.

 全国夕日百景の一つとされる「黄金岬海浜公園」。恒例の廃棄物収集がこのほど実施された、と。

 留萌港は日本海に面する重要港湾の一つ。ネットでは「全国夕陽百選」となっている。



 本道では「留萌市 江差市 池田町」と記載。http://www.area-best.com/yuhi/yuhi100.htm

 「天然の観光資源である『夕陽』を観光地の活性化に生かそう」と
 「『日本の夕陽百選』」選考委員会が全国200ケ所の名所の中から」
 「第1次、第2次、第3次をあわせ64ケ所が選定されました」
 「そして、第4次で新しく4ケ所が選ばれました」。経緯を説明する。

 時節柄、収集に参加する市民の間には<距離>を置きと。海岸線ならではの漂流物もみかけたが、その重量250キログラムと。

 留萌市黄金岬海浜公園の夕陽。
 「活かす資源」「創る資源」「護る資源」の三要素が組み合わされて、付加価値を高めている。
 (200422 nhkG 18:15~「ほっとニュース北海道」放送)
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屈斜路カルデラの中核 川湯硫黄山180923.
屈斜路カルデラの中核 川湯硫黄山180923.

川湯・硫黄山の愉しみ方。それは<青葉トンネル>の散策でしょうか。

旧釧路鐵道跡の軌道が残されている。
噴煙をあげる硫黄原鉱石を運ぶため、標茶~川湯硫黄山まで49キロかの鉄道が建設された。
工事期間わずかに半年。可能であったのは集治館徒刑衆を大動員したから。



「裸の山」。
 アイヌ語でそうした意味をもつ山肌に、緑樹がみられる。しかし、足元には亜硫酸ガスの異臭とあわせ、「黄金の塊」。
 緑と黄。それは今の時代の新しい、魅力。

 その緑の宝庫に一縷の路線跡。
 静かな樹間に往時の音。軌道のキシム音、連結器の接触音、牽引車の汽笛。
 作業員の汗、血、うめき声、監督員の怒声。

 静と動。樹と鉄。犠牲者と煙。
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屈斜路カルデラの展望地 摩周湖第三展望台180923
 屈斜路カルデラの展望地 摩周湖第三展望台180923

 色鮮やかな」緑、山稜に噴き出す白煙、屈斜路湖の碧。日本最大、屈斜路カルデラを東部の丘陵から展望できる。

 西の藻琴山に並列する東の摩周湖第三展望台。摩周湖湖面を見下ろすと、こちらは静寂。カルデラを一望すると、川湯アトサヌプリの躍動に感動の好ポジションでは。

 安政5年、おそらく松浦武四郎はこの地を通過したのか、しなかったのか。



 地域の好事家は、「なぜに硫黄」を書いていないか。そう怪訝におもっている。

 政権に寄せる機密なのか。

 一帯は小型車が数台停まることのできる駐車場があるのみ。いつも移動中の車内助手席から撮影。

 満足に撮ることできぬも、ほぼ満足の一枚か。
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陸奥国下北郡 史跡国泰寺跡の背後圏
 陸奥国下北郡 史跡国泰寺跡の背後圏。

 陸奥国は東山道に属する青森県、岩手県に宮城・福島県を加えた領域。うち、今回は現在の青森県下北郡に焦点をあてる。



 1)『御寺建立前之過去帳』から、「クナシリ。メナシの戦い」犠牲者の記載。
 2)『蝦夷地一件』中にある「横死七十五人」の出身地別内訳、
 3)『休明光記』から、「此方より参居候者」の寺院設置趣旨
 4)寺院を取り巻く集団の性格
   ①「クナシリ・メナシの戦い」犠牲者=漁方&舟方の存在
   ②幕府派遣役人
 5)下北半島ー蝦夷地東部の位置関係
 6)正月奉納=神楽舞記事
 7)造塔に刻む 下北&蝦夷地東部
 8)『初場所過去帳』にみる、下北ー蝦夷地東部の結節。

 道東文化塾2020 第1話 2020年6月8日予定。地域コミュニティ放送76.1MHz.
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ラッキョ、ソバ、ジャガイモ、二段ネギ、カラシナ 在来作物
 ラッキョ、ソバ、ジャガイモ、二段ネギ、カラシナ 在来作物

「ソバのカオリがキツイ」「しかも、風味が強い」と、レポーターのレッド吉田の弁。
提供しているのはと申すと、「6年前にこの地に移住してきました」と、女性の弁。

 大井川鐵道の井川駅。
 下車した集落に永年、受け継がれた「80種の作物栽培」。
<ラッキョ、ソバ、ジャガイモ、二段ネギ、カラシナ、などなど>を、「在来作物」。そう申すのだそうで。



 集落の住民は、「(紹介の作物群を)『親からこれだけは残せ』と言われた作物」と、紹介。

<この地域に居てこそ>の観点ながら、営々と持続した作物栽培に、<意味><価値>を与えたのが、「在来作物」の<評>ではないか。
 番組の推移からして、静岡大学農学部の教員が後押ししているようで。

 県内最高点に位置・井川駅。
 一帯は<焼き畑農業>地帯。「標高は686mで、静岡県の鉄道駅では最も標高が高い」と、『ウィキペディア(Wikipedia)』の案内。

 温暖な静岡県のなかにあって、「クールな農業地帯」。そこで展開の「焼き畑農業」とうけると、次には「貧困」の色合い深い、日本近代の<効率主義>。

 その<効率主義>で、気がつきにくかった「栽培作物の<旨味>の<価値>」。
 そこにブランド性の冠「在来作物 80余種」ということに。

「ニッポンぶらり鉄道旅「“里山のぜいたく”を探して 大井川鐵道」
www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2020-04-18&ch=10&eid=14093&f=3011 
(以下、番組案内)
 「お茶どころ静岡では今でも茶箱をつくる職人がいる」。
 最近はインテリアとしての人気も高いとか…。今回は大井川鐵道に乗って、タレントのレッド吉田さんが“里山のぜいたく”を探す。
 「夫と義父が山で捕ったシカなどの肉を、レストランでおいしくオシャレに提供している女性」。
 「その他、4時間かけて手もみするなど丹精込めて作られた煎茶」や、
 「幼いころの思い出が詰まったつり橋」
 「焼き畑農法と在来作物を守り伝えている集落」などを紹介。
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早寝に、やはり利点 睡眠=生活時間調査『明日の友 245』2020年4月
 早寝に、やはり利点 睡眠=生活時間調査『明日の友 245』2020年4月。

 「やっぱり早寝、日の出のころに離床が良いらしい」。22時には眠ると申す、家人の指摘。



 掲載の図を見ての嘆息のようで。22時台に布団にはいる方。
 そのうち2%が睡眠時間を5時間以上6時間程度。15%は7時間程度。
 47%ほどのヒトが8時間未満で、36%を占めるヒトが8時間以上の睡眠時間を確保している、と。
 もちろん、数値が示されて居ない図を目算したわけだから、多少の誤差は免れまい。

 でわ調査対象の2%程度を占める「6時間未満」の睡眠時間の階層。
 23時から24時までに寝るヒトはこの時間帯の2%程度を占め、24時過ぎに就寝するヒトは5%という数値に。

 案ずるに、体内リズムが働くモノか。
 夜明けになるとヒトは目覚めはじめる。体は眠っていたいが、体内時計は動き出して活動をはじめる。

 このところ毎朝体温を測定。
 睡眠時間が短く、あけぼの時に計測すると、低体温で寒気。午前6時をすぎて起きると36度5分ほどの計測値。
 昨朝は午前5時前の計測で35度6分、今朝は午前6時15分の計測で36度6分。関係があるか、どうか。
 説明に意義があるかどうかは不明ながら。(『明日の友』 2020年4-5月 18p)
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危険予知、危機管理、コミュニケ減速 線香花火業者の一言
 危険予知、危機管理、コミュニケ減速 線香花火業者の一言。



 「和火」「松煙」「和紙」。
 「公園で花火をやってはいかん」と言うし、「公園でバーベキューもできなくなった」。
 これは線香花火制作者の弁。

 「この黒い粉は、『松煙=しょうえん』というの」
 「もう墨を使わずに墨汁で字を書くから、松煙もつくるヒト、いなくなったの」。
 こちらは制作者女房の弁。、

 線香花火をつくる教室。
 若い母が、こどもと一緒に作業場を訪れる。和紙を見ようみまねでヒネリ、発光剤を器用に巻いて仕上げる。

 向都離村。そう申したではないか。ムタを離れて、都市に向かい、経営減じてサラリーマン増加。
 日本古来、伝統の線香花火。「制作者夫妻は、手をこまねいていても」と申しつつ、先行きに不安な顔。

 考えた。
 「危険予知」=こどもの頃、どきどきしながらマッチをすり、点火、発火、加熱、爆発音。「なにごともなかった」の安堵感。
 「危機管理」=やれ、バケツに水をだの、風の向きに気をつけろだの、終わったらゴミを散乱したままにするな。親父の生活教育。
 「コミュニケ」=近所の他人もあつまってきた。秀でた技の大人に驚嘆、他方で、不器用者を励ました。

 その<教育の場><自分たちで造る愉しみ方の時間><創る・育てる・支援する>の機会は確実に、庶民の手を離れているではないか。(nhk4K 200415放送番組から)。
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「近代化への貢献度 ナムバーワン」 琵琶湖疎水200413
 「近代化への貢献度 ナムバーワン」 琵琶湖疎水200413.

 「京都・水路閣と北海道鉄道記念塔の空間」シリーズの第2話は「琵琶湖疎水」。

 昭和41年3月、
 「これが京都の水道だ」と聞かされた、京都・南禅寺境内にある「煉瓦の橋脚、鉄の水路」。
 下から見上げて、「ここを水が通過しているんだー」。



 平成22年4月。
 慈照寺銀閣を訪問した後は、「哲学の道」。その水路を、たどって南禅寺境内まで、徒歩。



 1)琵琶湖疎水に3本の水路があって、「哲学の道」は、「分線」と呼ばれている水路。
 2)水路は導水にくわえて、工業用動力・水力発電・舟運輸送の多目的施設。
 3)水力発電は当初計画にはなく、途中で設計者がUSAを視察して、追加。

 天皇東幸。
 京都の衰退を恐れた京都人の、自立・独創性・開発力。
 水道と電車でで近代都市、政財界の有力者は別荘と庭園を競って設ける文化度、そして「明るい灯火のもとで芸妓がもてなす<花街>の吸引力。

 「近代化の貢献度、ナムバーワン」の所以。放送は4月13日。のちに音源がITで公開される。
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緊急の二案件、朝幕でも二派分断 大獄から門外の変200413
緊急の二案件、朝幕でも二派分断 大獄から門外の変200413。

こう記載して、
「直弼の読み違い」と言うことになるや。吉田常吉著『井伊直弼』(吉川弘文館 人物叢書)。



将軍継嗣&条約調印。どちらも急を要した「幕府事情」。
しかも将軍家定、薨去。そもそも「血筋で描く南紀派」対 「資質・英明を優先(という理屈の)水戸派」。
どちらも幕閣強化、難局対処の中核を人選する局面。

将軍継嗣&条約調印。どちらも勅裁を要した当時のシステム。
天皇直近にも分断、分派の動き。そこに手を突っ込んだ形の、水戸派の動き。
勅諭が水戸家に出される異常事態。事態をいっそう複雑に。

朝廷は大老の上洛をうながすも、直弼は江戸にとどまり幕閣の秩序確立を優先。
代役で派遣された老中の論は、朝廷を心服させるまでには至らなかった。

直弼は、若き日に国学を学ぶ。
尊皇を中心にしながらも、ここは幕権確立を優先させなければいけなかった立場。
情報収集と公卿周辺を結んだ長野義家の判断にも<思い違い>が生じていたらしい(374p)。

将軍に一橋慶喜を推した幕府重職&幕吏の厳重処罰。つまり「安政の大獄」(356p)。
すぐにそのアゲインストは生じた「桜田門外の変」(386p)。
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「手造り路線」。小さな投資、永年の蓄積、結果オーライ!!。
里山鉄道。
正式には小湊鐵道と申しますか。「里山トロッコ列車」。「菜の花」ですよねー、千葉の暴走半島を巡る路線。そもそも民営鉄道です。



嵯峨野トロッコ列車。
こちらは「嵯峨野観光鉄道: トロッコ列車」と申しますか。こちらはもちろん、桜。
国有鉄道廃線時に、民営鉄道への移管。社員が懸命に沿線に桜の植樹と聞いています。

もうひとつ岐阜に桜の名所路線。
樽見鉄道【岐阜・大垣、本巣】。現在は第三セクターで運営するも、駅員が非番の日に手弁当で植樹。観光バスのガイドさんが説明してくださいました。

「手造り路線」。小さな投資、永年の蓄積、結果オーライ!!。
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近江商人の認めた<太湖>に共感 春採湖と田辺朔郎200406
 近江商人の認めた<太湖>に共感 春採湖と田辺朔郎200406。

 琵琶湖疎水の設計者で知られる田辺朔郎。
 琵琶湖疎水の設計を依頼した北垣国道の請をうけ、北海道鉄道敷設計画の立案も担当する。



 計画はすすみ、北海道内の手鉄道は1000マイルに到達した。
 その成果をうけ朔郎は、「北海道鉄道記念塔」の建立を企図する。
 建設候補地は想い出深い狩勝=かりかち峠とするも、そこでは誰の目にもとまらない。

 選ばれた地が、春採湖畔であった。
 1)自ら「北海道東部起点の地」とした地点。
 2)マチに春採湖をして琵琶湖と目し、すでに「釧路港修築碑」が建立されている。
 3)建設しようと考えた大正5年の年、本多静六博士による春採湖公園化計画が着手され、その構成要素としてふさわしい。

 北海道鉄道記念塔。
 現在は釧路市幸町公園に移設されている。
 戦後、釧路市立男子高等小学校が新制中学に移管され、グラウンドが手狭となって、移設を余儀なくされた。
 釧路叢書『春採湖』に、かく記載されている。

 北海道中小企業家同友会くしろ事務所内にある「釧路 あゆみの会」例会が延期のやむなきにあり、エールで番組にもおりこんでみたもの。
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セツナイ悲鳴が発せられて アベノミクス到達点が新型コロナで<あぶり出し>に200411
セツナイ悲鳴が発せられて アベノミクス到達点が新型コロナで<あぶり出し>に200411。

広島市に本社を置く中国新聞が、市内在住のシングルマザー家庭の<悲鳴>を紹介。



 小学生の男の子。
 店で「お菓子を食べたい」とつぶやいたその後に、「母さん、ゴメンネ」。
 聞いた母はおもわず、「母さんこそゴメンネ」と心の中で、と。

 母は40歳代。
 連れ合いとは5年前に、死別したと。学校は一斉休校。ために留守中の出費、給食代わりの給食費、学習補填にともなう予定外の出費。

 とどまらぬコロナウィルス感染。
 どんなことがあっても現在、「政治家の歳費が減額されるわけではない」。政権に、そうした発言があったか。

 自動車工業界の雄。「世界の○○○」。
 いち早く、金融界に借入金の融資枠を確保する手段に。政策の後押しで海外現地工場を拡張し、円安・株高で積み上げた利益を内部留保し、交換レートの動きに一喜一憂して見せた圧力をかけ、借り入れ金の利息を払う方が法人税減額のウマミでしのげるか。

 他方で広まった格差の階層に、『中国新聞』指摘の「シングルマザーの悲鳴」。
 富の寡占化と貧困層の拡大。外国人観光客を4000万人に拡大して、GDP=600兆円の目標。

 虚をつかれました。
 渡航者増加策の一方、初期段階での感染症情報の隠匿と、後手の対策。

 見事な「アベノミクス」の功罪。
 輸出業界、証券界への「功」と、ヒズミでうまれた階層への「罪」。

 ジム・ロジャーズ「安倍首相と黒田日銀総裁の愚策で日本破滅」 の論も。主権者は気がつかねば、
 https://www.msn.com/ja-jp/news/national/ジム・ロジャーズ「安倍首相と黒田日銀総裁の愚策で日本破滅」/ar-BB12pcvZ 
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「子どもに『森は楽しい』を受け継いでほしい」 樹液シロップ=小谷村・長野県200410
 「子どもに『森は楽しい』を受け継いでほしい」 樹液シロップ=小谷村・長野県200410.

  朝のnhk番組。ポイントはここのところに。
 どのくらいの時間が経過しているのか、イタヤカエデから2月、樹液を採取する取組。



  冬の入り口で、幹に直径3センチほどのパイプを装填。2月=黄金色の樹液があふれ出てくる。

 最初はパン屋さんに提供して、砂糖のかわりに無添加シロップを用いて仕上げ。最近は40倍に煮詰めて、「メープルシロップ」。

 ネット https://www.otari-biyori.com/articles/entry/cat1/007041/  の記載。

 「初めて飲んだ時の感想は…」「カナダのメープルシロップよりだいぶん薫りが違う?」「っていう驚きがありました!」

 その理由を。
 「カナダ産のメープルシロップは主に「サトウカエデ」という種類のカエデから採取」
 「小谷村の「イタヤカエデ」とは樹種が違います」。ご理解、いただけたか。

 放送で紹介の談話。筆者が注目は、つぎの観点。
 「子どもに『森は楽しい』を受け継いでほしい」。産業としてだけではない。
 環境を守り、価値を創造して、国民の健康を発展させる。ポイントは、消費者の負担と投資能力の<思慮深さ>では。
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重要なタンパク源 乾燥の鮭・鰊・鱈200409
重要なタンパク源 乾燥の鮭・鰊・鱈200409.

そこのところを江戸後期の調査報告には以下のごとくに記載。

(クスリ)
「産物 干鱈 三百息」「昆布 八千駄」「干鮭 千三百束」「鷲羽 六羽」「熊胆 二つ」「熊皮 二枚」

(アッケシ)
「干鮭 干鱈 鯡数千」
「秋冬ハ『ニシペツ』の川上ニ行て 過猟魚ヲトル」
(『東蝦夷道中記』)



(シラヌカ)
「サル川は夷人飯料鮭少し」
「あたつ 鮭近年不足 七百束位 好き年三千束位」
「クスリ 川鮭あり 飯料迄之事也」        (『東行漫筆』)~81p

 ポイントは「凝縮した旨味」。ところが生産地では調理法が理解されていないようで。

 鱈は「いくら戻すも、やわらかくならない」。しかし、京落で活用するときは7日、米の研ぎ汁を用いて、と。

 往時は理解の活用法。今にいたって無用の長物。
 他方で保存のためには酸化防止剤、防腐剤、保存料などなど化学添加物。ここは京都の和食の知恵に学びたい。
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補償しなくてよくする非常事態宣言 経済補償とセットは正論200407
 補償しなくてよくする非常事態宣言 経済補償とセットは正論200407

 本日のネット配信に、全国知事会が休業補償を政府に提言と、行動を起こしている。



 昨日、政権は衆参両議院の議会運営委員会で、立法府に事前説明をおこなった。

 与野党それぞれ質問に立ったが、二つの質問に注目していた。

 一つは「非常事態宣言をするなら、休業補償とセットでなければの主張」。
 結局、答弁はかみ合わなかったが、それは政権にとって「真に痛い点の一つ」ということではないか。
 大盤振る舞いの当初予算。税額を大手盛りして巨額の歳出と多額の国債返還のための大型予算。
 なんとか通してもらう前から、大型補正は必要であった。

 補正予算が必要。
 それは承知で、新型コレラ対策を大盤振る舞いしなければいけないのに、裏付け財源に余裕などすでにないのでは。
 そこで特措法をあえて、都合のよいように議会を通過させて。もちろん新型コロナ対策はどうでも良くて、将来、戦時にむけ「非常事態宣言」を用意しておいて、「勝つためには我慢」がネライの本筋では。
 ところが、今。そんな議論が通用する訳が、ない。故に、宣言は遅れに遅れざるをえない。「命より、経済優先」といえあれる所以。

 もうひとつ注目。与党から、といっても閣僚を送り込んでいる与党会派ではないが。
 「憲法をかえて非常事態宣言をできるようにしたら」。
 政権は遠慮がちに、しかし、力づよく、珍しく「まともに答弁」。そうではなかた、か。
 改憲して非常事態宣言をできるようになれば、休業補償などは「必要ない」。

 「全国知事会が休業補償を政府に提言」。知事よ、余計なこと言ってくれるな。そうした気持ちではないだろうか。

 主権者は点検しよう。108兆円の経済政策。国、役人はどの程度、痛みを背負うつもりで、あるか。
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宣言を出さねばならぬ政治責任 緊急辞退宣言200407
宣言を出さねばならぬ政治責任 緊急辞退宣言200407.



昨夜以来の報道は、「緊急宣言」で持ちきりである。

 緊急事態。
 歴史のうえでは「ある日、突然」ということはない。緊急事態宣言に至り、なぜここまでに至ったのか。
 冷静に整理してみる、必要がある。

 隣国ではすでに、師走のうちに感染が始まっていた。そうではないのか。
 そのような情報が専門家集団のなかでは、とうに把握されていたのではないか。
 たとえば国立感染症研究所。
 「2020年1月より明らかとなった中国武漢市をはじめとする肺炎 及びその原因とされる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」。
 専門家集団はこの記載の時期=2020年1月以前に、情報をもっていたのではないか。それが普通、妥当と考えられる。



 以下の記載もある。
 「<新型コロナ>国立感染研 現場は悲鳴 歴代政権下で人員・予算減」 2020年3月7日 朝刊。
 今頃になって取り上げるメディアも、メディアながら。
 「感染研の研究評価委員会は10年度の報告書で、感染研の役割を踏まえ「国家公務員削減計画の除外対象にすべきだ」と指摘した。
 13年度には「予算上の問題で、感染症の集団発生時にタイムリーなアクションが取れなければ大問題となりうる」。

 あるぞ。
 政権は対中国で忖度をしていた。中国首脳を招いているのに。
 政権と東京都はもうひとつ、懸念することがあった。「東京オリンピック&パラリンピック」。

 海外のメディアが示す政見批判に答えてほしいモノ。
 「オリンピックのために、初期対応を間違った」。

 今回、主権者は非常事態宣言を出すことを政権に託した。
 間違ってほしくないのは「宣言を出さざるをえない政治責任がある」
 「終息後には政権交代が待っている」と言うことではないか。
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宿のポリシーと口コミ この時勢にこの宿の選択200330
宿のポリシーと口コミ この時勢にこの宿の選択200330.

で、足は今回はマイカー。
駐車場に到着すると、合宿か研修会かを暗示させてくれる団体送迎用のバスが駐車していて。
常連さんは「ありがたい」。

正面玄関にアルコールの消毒液があって、神妙に消毒。
マスクのヒモを交差させて、皮膚に密着。カウンターでの案内では「サウナを利用いただけませんので」。
宿は「支障なし」の見解でも、客人のなかに「異」を申す人がおるとのこと、にて。

懸念は朝食。
写真のごとくに用意されていて、隣客との隔離も十分と。そう、判断したのであるが。



思うに。
利用客から感染者を出す。提供者にとって、「あってはならないこと」である、はず。
自分の店のみならず、市街地全体にさらなる「客足遠慮」が、阿吽のうちに拡大する。

帰りのアンケート。「難しい局面の時に」。そう記載して、一文を用意したのであるが。
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宿のポリシーと口コミ この時勢にこの宿の選択200329
宿のポリシーと口コミ この時勢にこの宿の選択200329.

2月20日過ぎから、暫く考え続けていた、ですよ。世の中、騒然。自粛、緊縮の時勢に。

 二つあるのだと、考えた。
 一は宿のポリシー。陛下が行在所に選んだ実績、今も政府登録国際観光旅館の提示。
 二は近隣居住者の口コミ。「歩いてるのはみな、ムラ人ばかり」「日帰り入浴で利用する温泉」「ぜひ、行ってやって」。



 ネットで検索、特別情報。
 「移さないために、入館時にコマ目にアルコール消毒を」
 「従業員は皆、マスクを着用しています」
 「健康に懸念のある方、相談下さい」。
 そう、社告めいた掲示があった。

 それはそうであろうが。
 しかし今、欲しいの、確認したい情報は。「このくらいの混み合いです」はともかくとして。
 「投宿時に健康状態をうかがっています」「朝食も和定食で、個別に用意にさせていただきます」。
 というのも10年前は夕、朝ともに会席膳であったが、ここ数年は朝食はバイキング形式に変更。

 料理をよそおう時に、どのような<ヤッカイ>が。拭いきねぬ<不安>であったが。


 年末、年度末。どちらかに小休止で、ぼーっとする時間帯の確保を。めざすにも、神経をとがらせる「新型コロナウィルス感染」の御時世。
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気付き 再現 活用 二足歩行200403
 気付き 再現 活用 二足歩行200403.人類が地球上に誕生して、説では20万年と。

 二足歩行。視野拡大し、頭脳が発達し、手で技術・道具をうみだした。

 他方で
 1)「気がつく」→「発見」、
 2)「再現」→「実験」「発明」、
 3)「活用」→創造の域に到達した、か。



 「火」。それは山火事であったり、火山の爆発であったり。
 4)「暗」を「明」に転ずる働き、
 5)「寒」を「暖」に、「冷」を「暑」に、
 6)「生味」を旨みに、「腐敗」を「乾燥保存」に価値を引き上げ、た。

 失ったモノ、補完・代替が必要となったもの。
 7)危機予知能力、
 8)識別する視力、
 9)産道が狭くなり、小さく産んで、時間をかけて育てるように転じた、と。

 「霊長類の長」を自認、「おごり、慢心」のなかで地球負荷や自然損傷、兵器開発で不安を増長しているも。
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 支持力に力量失われたか 水月ホテル鴎外荘閉館と報じられて200328
 支持力に力量失われたか 水月ホテル鴎外荘閉館と報じられて200328

 鴎外の魅力、都内第一号の天然温泉、老舗のホテル、「地域で一番のおもてなし」。



 新型コロナウイルス自粛で、キャンセルがあいつぐと。そこで決断、「余力のあるうちに閉館」。

後続に経営を託すると。

 鴎外ファンは多いが、世代交代もすすんでいるか。
 提供者の宿のステータスはかわらいないが、「価値」を愉しみ、意義を意気に感ずることの<財布>が余裕を失っているか。

 そこは老舗の対応能力。
 航空会社なら「減便」→「客室乗務員に数日、休業付与」→「国から休業保証金」で減額賃金が支給される、と。

 老舗旅館。
 「不要不急」のさいたる業種と言うことか。文化の価値は、いつも低評価。しかし、「おもてなしのプロ」。感染対策万全、客もまた「うつさず、うつらずの達人」にふさわしく「見識あるヒト」の文化交流の舞台ながら。

 提供者に「ガンバレ」では、もたない。「行く」に知恵と訪問目的を造らねば。
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