2012年01月の記事


夕日
SunSet 釧路

  夕日、薄暮、宵闇。ことばの順序は定かではないし、ほかにも微妙な変化を言い当てる用辞があるであろうに。

 地域は「夕日啓発」を志しているので、それぞれの宵の瞬間に適当な名前を考えてはと、要請している。

 そのことで、ただ「美しい」の域を抜け出て、「美しさ」の意味あいが広く理解されるだけではなく、固有名詞として定着してくるのではないだろうか。

 「赤富士」とか、なんとか。あるではないか。景観に、版画に、絵画に、写真に。
 その名が広まると、知名度があがる。

 社の屋根に特異な雲。雲に目をうばわれて、一枚。このマチは夕日の美を売りとしている。以前は外からいわれたが、今は内から申している。
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リスト ピアノ
 リスト ピアノ。音楽、ピサの演奏の世界では良く知られ、番組でも手持ちのCDでも、よく聞く。

 で、どんな人?。調べたことがない。別な部屋へ行き百科辞典。パソコンを使うせいか、「辞典はひくこと少なくなったなー」。

 引いて「1789年の生まれ、そうかそうか、国後でアイヌ民族が戦いを起こした時の生まれか」、次を読んで「経済学者」。あらら別人、フムフム・

 気をとりなおして、次。「1811年生まれ、純系のドイツ人ながらハンガリー語を話さぬぬにもかかわらず本人はハンガリー人」。

 1811年といえば、一昨年が「生誕200年にあたった?」。いろいろなことを考えたが、若いうちに関心をもっておくと、良かった。
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OcnCafe 移転文字化け
 OcnCafe 移転文字化け。閉鎖の通知があって、データの移管先が示され、その手順が開設された。

 記憶が定かではないが、gooに設置された掲示板が閉鎖され、その後継サイトではかったかと思う。ところが、こんどはGoo BlogとOcn Blogのどちらかに移転すように選択肢が示されている。

 NTTの社員の対応に疑問をもって、OCN利用に終止符を打って一年。Gooに戻すことになったが、移転の過程でテキストファイルに文字化けを起こした。

 掲示板の記録は2001年以来。容量は2MG超で10MGの制限は大幅に下回っているものの、テキストファイルで文字化けしてたためか、移転後も文字化けのまま。

 あれこれいっても、OCNは≪自己責任≫を、申すのであろうなー。フムフム。
≪以下コピー≫
 2012年01月28日 07時08分00秒 | Weblog越澤明著『?E酬弉?E- ?E・μ声・梁膕个・藝綽澄γ枯・膺椋劼泙如次戞?o11年は?E?E楝膺椋劼蚤舁匹?E靴燭掘?945年は米軍空襲で国土は打撃をうけた。しかし、火山列島の我が国に洪水・台風・大火。?E劼班?E修禄嗣韻亮・弊嫻い・蕁・・Δ諒〇磴謀召犬拭?br />
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越澤明著『復興計画 - 幕末・明治の大火から阪神・淡路大震災までー』
  越澤明著『復興計画 - 幕末・明治の大火から阪神・淡路大震災までー』。2o11年は東日本大震災で大揺れしたし、1945年は米軍空襲で国土は打撃をうけた。しかし、火山列島の我が国に洪水・台風・大火。被災と復興は住民の自己責任から、公共の福祉に転じた。

 都市計画技術者のなかでは明瞭であった「復旧」と「復興」の概念(ii)。被災の大きさで、その概念規定は政治家、そしてメディアにも浸透したかの感がある。
 「全国一斉に都市が建設された時代」(iii)という見方がおもしろい。徳川政権創設後の城下町建設と1945年以降の戦災復興をさす

 大正8年、都市計画法が制定。関東大震災があって、1930年代は法施行が大都市から中小都市へも拡張される。
 都市化の進行ばかりではなく、冷害による農村救済のための道路工事など公共需要が増加したためとする。
 石川栄曜(ひであき)氏についても、紹介されている(150&180p)。
 
 都市計画や都市再開発は、技術サイドですすめられる都市経営の領域。背後に国の補助金政策が不可欠。
 それぞれの都市ですすめられる具体的な取り組みは目の前に示されていても、理念の形成や助成制度による加速の側面は、当事者以外には見えにくい点を、本書は描きだしてくれている。 (中央公論社 中公新書1808 2005年)。
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OcnCafe 移設
OcnCafe 移設。今度は、2月末日かをもって、OcnCafeが閉鎖されるそうである。
 「どうするの?」照会もいただくようになったので、今朝から移転準備。
 以下で、読んでいただくことが、できます。

 http://plaza.rakuten.co.jp/pacific0035/ 60歳代のひろば 

 http://www.eclat.cc/home/freehand2007/

 一番、古い記載は2001年10月。かれこれ10年、書いてきたことになる。
 そこで、これまでの記載をC*(ケーキCD-RWに「コピー&ペースト」。
 こうしておくと、「あの頃に書いた、あのこと」を検索できる。

 OcnCafeの移設先。「GooBlog」にしようと考えている。
 移設が終了したら、お知らせさせていただきます。
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木暮太一著『子供に教える「経済学」』
 木暮太一著『子供に教える「経済学」』。冒頭、≪敷かれたレース通には生きることができなくなった≫趣旨で、生涯雇用・年功序列・(職業別労働組合=この記載はないが)の日本型雇用体系の維持が難しくなった点から、説明がはじまる。

 自身、授業がわかりにくかったので、経済学を「理解しやすく説明」を、書名に選んでいるのかもしれない。
 「非正規雇用」。広がるのは「当然」で、規制しようものなら「雇用そのものが行われなくなります」
 「国債増加」が続けば、「消費税は20%も当然」。

 その通りではあるが、学問は施政者の施策を市民に納得させ、≪しょうがないんだ≫と思ってもらうものと、言いたげであるが。そういう点がいくつか、気になる。(青春出版社 2009年)。
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内藤 誠著『昭和映画史ノート―娯楽映画と戦争の影ー』
 日本映画の昭和史を、対米開戦期から敗戦期までに設置されていた「日本映画学校」を境界に、戦前の「ハヤフサヒデト伝説」と水の江滝子論で綴ろうとしている。

 日本映画学校。おもうに従軍撮影と善戦日本軍を国民に見せる戦時昂揚の映画技術者養成にその任があったであろうことは、想像に難くない。
 しかし、そのカリキュラムを紹介されてみると、興味深い点がある。「国文学・万葉集」「日本倫理と日本文化」「芸術概論」などの科目が揃えられ、「軍部の国家めいたものを除けば、いたれりつくせり」とする。 (平凡社新書)

 「ハヤフサヒデ」については、寡聞にして知らなかったが水の江滝子はNHK番組「ジェスチャー」に登場していて、記憶がある。
 彼女にして映画プロデュサーの業績があり、石原裕次郎を発掘し、「短編小説」にこそ映画つくりの妙味があるという。

 大衆娯楽の華とされた映画に、hon本書をもってするまで「歴史的・理論的なアプローチ」(8p)をめざすと、する。 (平凡社新書 2001年)
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京都 音めぐり
 テレビでの番組。早朝5時台。

 いといろ、ある。
 祇園での三味線修行、牛車のきしむ音、山鉾の曲がり角、大堰川のせせらぎ、西陣の機織り、伏見の発酵などなど。

 山鉾巡行に備えて、幼少のころから「鉦」の訓練。祇園では三味線の訓練。三味線は一人前となるには、調子取り、音取りに10年以上の訓練が必要。

 中川 真著『音のかなたへ―京都・アジア・ヨーロッパの音風景』 (NHK人間講座)の、書評を書いたことがある。

 おもえば、京の街並みのたたずまいに、奥行きの深さを読みとることができる。
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新聞嫌い
 TBS系列の番組で『運命の人』、2回目の放送を見た。前回は視聴予約を地上デジタルテレビでおこなっていたが、どうも機能しなかった、らしい。

 それはともかく、毎日新聞の西山太吉記者が「政治部永田町キャップ」に異動して、総理に挨拶する場面がある。
 時は沖縄返還にともなう、密約を総理は隠ぺいしようとする、が。

 佐藤栄作総理は退任会見で、新聞メディアをおいだし、空っぽの記者室で、独りテレビカメラをまえに、「団十郎」を踏んだ記憶が、いまもある。

 密約は、相当の確率で「あった」。認めないだけ。末期の新聞追いだしの出発点は、「沖縄返還交渉」での記者との断末魔に、あったか。なるほどと、おもう。
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大石 学著『こころをよむ 江戸から考える日本人の心』。 
大石 学著『こころをよむ 江戸から考える日本人の心』。 あらためて、江戸時代。「身分制の制約」「鎖国」「飢饉・災害・一揆」に、「平和な時代」「文明化」だけではなく、実は「現代へとつらなる江戸時代の心」があるのだとする(004ー005p)。

 戦国大名3人をホトトギスにたとえた「なかぬなら」は、『甲子夜話」に所載のもの(009p)。薩摩国、松前・対馬・長崎に外国とのルートがあったとするのは、雨森芳洲(1668ー1755年)著『隣交始末物語』に記載があるということ(032p)。

室町期の宝徳2年(1450年)から享保5年(1720年)の間に、95万ヘクタールの耕地面積は300万ヘクタールに拡大した(059P)。いわゆる「大開発の時代」。
 なぜ大岡越前は江戸の人気をさらった、か。その虚像と実像。実像の面で「大岡裁き」のなかで実際に対象となる件数は歴史家の見るところ一件(092P)。では、なぜ人気があった、か。「評定所一座に居つづけた人物は、大岡一人」、「町奉行の就任期間の長さ」「(江戸の)本格的な都市政策に取り組んだ」(093p)。「勘定所と競合・対立しつつ」(096p)も、地方の「農政官僚としての活躍」(094p)にあると、する。
 
 むすぶに、江戸期をつうじて発展してきた日本人の合理的、発展的な精神は、「私たちに理解可能な、私たちの心と連続したものとしてとらえることができる」(189p)と、まとめる。

 江戸時代265年に「徳川の平和」が、言われるようになった。なぜ、平和を維持できたか。また、その政権に破たんの時が、きたのか。
 譜代大名や旗本などが担ってきた「幕府官僚」による国家運営を、朝廷官僚や藩官僚を加えた「新政府官僚」が担う「権力構造の変化」(189p)と、説明する。

 実に、シンプルに仕分けされている。(日本放送出版協会 NHKシリーズ 2011年)。
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ニューイヤーコンサート
 2012年、コンサートは1月16日に行われた。1300人余の会場は満席。

ウィーン交響楽団の演奏会。2度目とおもう。サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」も演奏されたし、ヨハン・シュトラウスの「美しく青きドナウ」も演奏された。

国内、伊丹・横浜・茅ヶ崎・東京・廿日市・松山・大分・熊本・秋田と演奏活動を続け、本邦最後は釧路市。実行委員会が組織され、今年も演奏会があった。

文化に理解ある市民の「新年交礼会」となっている。開場にあわせてワイン、コーヒーの用意。すこしく豪華な気持ちになった、が。
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「嗚呼 同級生」
 「嗚呼 同級生」。『文藝春秋』2月号の特集。夜、布団にはいって、ボチボチ読んでいる。

 冒頭は中曽根康弘氏が語る、同期生の田中角榮氏との因縁ばなし。「質も経歴も異なる、が」と、書く。
 最近になって、我が国の原子力政策をすすめたのは、この二人といわれているが、そこには言及がなかった、ようだ。

 扇千景参院議長の「同級生は天皇陛下」。男性議員が申しては角がたっても、女性議長に申されると、陛下も苦笑というところ、か。

 この雑誌。ながくグラビア紙面で「同級生交歓」なるシリーズを掲載している。
 真の同級生ではないが、それぞれの領域での同年誕生にして、同じ領域での切磋琢磨。

 時代をどうみて、そこでいかなる仕切りを重ねてきたのか。そこは、まことに興味深い。
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楽山大仏
 楽山大仏。長江と言うから揚子江流域にある大仏。身の丈70メートルとか。8世紀に刻された石仏。

 揚子江の急流を穏やかにするため大量の岩石が必要になったので、流域の岩石を削り落して埋めたが、単純に除去するのではなかった。石仏を刻して大仏をつくり、航行する船の安全を護る大仏を造成して、後世には観光客をあつめているという。

 黄河の流域は小麦栽培で栄えたが、長江流域では水稲栽培が早くから行われていた証拠があるのだと、言う。8000年前の炭化した米。さらに古く一万年前の米穀もあるのだという。

 最後に、呉服。簡単に着物を呉服というが、「呉の国での服」とか。漢字=漢の国でもちいられた字と同様ということ、か。1月15日、18時台のTBS系列TV.
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十勝ワイン
 十勝ワイン。2泊予定で宿泊に来る一家のお土産は、きまって「十勝ワイン」。

 日頃、地元の産品を地元で活用と書いていることを、読んでいるからでも、あるまいに。

 今朝は5時から再度、床に入り離床は午前8時。で、仕事にかかり13時に、ようやく終了。ヤレヤレ。

 で、太陽は南に高いが、ワインを一杯。「十勝ワイン」を頂戴して、リラックス。ヤレヤレ。
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晴天 休日
 起きて、日本茶。
 頂戴した≪干しいも≫の最後で腹ごしらい。詰めの質問を考えることにしょう。
 早めに仕事をおわりたい。仕事を終えて、外出したい。

 今日は買い物。コーヒーもなくなった。香を焚く炭もしばらく買っていない。郵便の封筒、便せんも枯渇。補充にゆきたい。

 晴天の休日。室内で過ごすには惜しい。
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寒さ一番
 そういう時期です。今朝はコーヒーを飲んで、スペインの音楽「アランフェス協奏曲」を聞いて。 

 パソコンに向かって一日、仕事。終盤は日本酒に、ワイン。

 冬の日差しは煌々。思い通りには少々遠いが、ま、それなりに必要な仕事の半分は消化。

 明日のもう一日に期待しましょう。夕方、シンミリ一杯。労を自らねぎらうことにしました。
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平塚晶人著『2万5000分の1 地図の読み方 実践上達講座』。
平塚晶人著『2万5000分の1 地図の読み方 実践上達講座』。登山の世界で地形と地図の照合を実践してきた著者が、市民を対象に開く講習会での経験をもとに「地図の読み方」を丁寧に示す。
 さきに「入門講座」が出版され、本書はそれに続く「実践上達講座」となっている。

 「地図を携えて一緒に歩く」、地図を読めるようになるための採炭の方策は、たとえ独り立ちしていない時期であっても、「自分が理解したことを人に伝えようと努力すること」とする(207p)。

 地図を読むには「等高線重視」(4p)、「『想像』と『照合』の繰り返し」(26p)、「地図は、山の起伏を『想像』できる者に、この先起こること、この先現れるもの=未来を教えてくれる」(31p)と、経験則にもとずく地図の読みと、その可能性を示す。

 地図読み上達の行程に4つのステージを示す。(1)等高線の見方を知る、(2)地形のルールを知る、(3)先読みの手順を知る、(4)山の地形に対する感覚を身につける。43pに示された四項目を、地形図を付録に付して丁寧に説明。

 「先読み」「地形に対する感覚」。地図と磁石の北をあわせる「北北の正置」。地図は常に、進む方角を上にしてもつ。さまざまなキーワードを示し、経験に裏打ちされた重み=説得力を感じさせてくれる。

「地図は1年で読めるようになる」と書いて(204p)読者に自信をもたせてくれている。
 地名探索のうえでは、河川流域にそって地名をたどることが多い。今、立っている土地が、周囲の地形との関係でどのような位置にあるのか。
 そこを「想像」し「照合」する訓練は、河川にそって調査をするうえでも不可欠にして、重要だと考えた。(小学館 2010年3月)。
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ご当地検定
 くしろ検定。第4年次に入る。

 初級試験が2年。2009年に初めての検定が実施された。

 2011年からは上級試験が導入され、高校生の初級受験も重なって、これまで3年間、三桁受験者を維持しているのは、驚異的なことであるのかも知れない。

 受験料金の学生割引。今年は受験料金にシニア割引の制度が設定された。案外、会議所は「話題つくり」がうまいなー、と。感嘆してもいる。

 目指すは知的基盤社会の拡充。設備投資するより、「衆人を以て、堅城砦となすの法」。人心のなかに、外圧防衛体制を築こうとするの法。

 「ご当所検定」。市民の理論武装で、知的基盤社会の拡充となる、か。
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落日 西国


photo by pacific0035 from OCNフォト 西国の落日
旅紀行。むすびは「落日 西国」。江田島ー広島間のフェリー上から拾っておくことにした。

 11月23日に出発、大阪・京都・奈良・広島・呉・江田島、そして広島。晴天に恵まれた旅を締めくくるにふさわしい夕日。
 
 太陽は西に沈むが、その落日を安芸の国は≪西国≫に見た。水面に長く、鮮やかな色どりを映す残照。

 2011年。3月は広島と川湯。9月に網走・仙台・石巻。11月を関西・中国。再び東へ戻り、次の旅をめざす、か。落日に一年の感慨。


旅紀行。むすびは「落日 西国」。江田島ー広島間のフェリー上から拾っておくことにした。

 11月23日に出発、大阪・京都・奈良・広島・呉・江田島、そして広島。晴天に恵まれた旅を締めくくるにふさわしい夕日。
 
 太陽は西に沈むが、その落日を安芸の国は≪西国≫に見た。水面に長く、鮮やかな色どりを映す残照。

 2011年。3月は広島と川湯。9月に網走・仙台・石巻。11月を関西・中国。再び東へ戻り、次の旅をめざす、か。落日に一年の感慨。


旅紀行。むすびは「落日 西国」。江田島ー広島間のフェリー上から拾っておくことにした。

 11月23日に出発、大阪・京都・奈良・広島・呉・江田島、そして広島。晴天に恵まれた旅を締めくくるにふさわしい夕日。
 
 太陽は西に沈むが、その落日を安芸の国は≪西国≫に見た。水面に長く、鮮やかな色どりを映す残照。

 2011年。3月は広島と川湯。9月に網走・仙台・石巻。11月を関西・中国。再び東へ戻り、次の旅をめざす、か。落日に一年の感慨。
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江田島ー広島 フェリー


photo by pacific0035 from OCNフォト 江田島―広島航路
11月27日。今次の旅も終盤。最後は江田島市と広島市をむすぶフェリー。

 往路は陸の道、二つの大橋を越えて出かけたが、帰路はフェリー便にて帰宅の途に。
 陸路の道は難たけれど水路の道の易きかな。そう聞かされたことが、あるが。

 デッキに出て、写真撮影。瀬戸内の海はおだやかにして、船もゆれずに快適。

 時間にして40分ほどか。船内に自動販売機はあったかも。飲み物のサービスはこの時間帯では無理かも。良質のコーヒー、安芸の銘酒。うーん、望むも贅沢。

 つぎつぎに展開する島、行き交う船、落日も楽しめた。
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敵国降伏
 筥崎宮に献じられている掲額。モンゴル来襲にからみ、一大祈願とされた、由。

 博多にある、か。
 博多に出かけて福岡市立博物館に出かけたことはあるが、大宰府、筥崎宮など出かけたことがない。

 おもわず見張る「敵国降伏」。文字のさまにみいった、が。
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美術館 第三世代。
 ラジオ深夜便。11日未明の放送。出演は大原美術館の館長。聞き手は石沢典夫アンカー。

 「美術作品の保存・管理」は、美術館の第一世代。貴重品の収蔵庫ににして、宝物たるの保存優先の時代。

 「利用・鑑賞の機会、奨励」、つまりは「作品の利用・公開に努める」は、美術館の第二世代。熱心に見入る大人に交じって、児童たちがワイワイ、ガヤガヤすることがあっても、見て、評価してもらわないことには「宝の持ちぐされ」。
 昨今は、休館日に専門職員が出て、児童・幼児むけの開放事業すら企画されて、いると言う。「職員は、たいへんですねー」は、アンカーの意見。

 「美術活動の拠点」。それが第三世代の美術館。創作、画家養成の機関と言うこと、か。

 夜中に目をさまし、ラジオの電源を入れてながれてきたのが、この対談。

 出演の館長。「美術鑑賞は多様にして、一本道はないが鑑賞の極意」を信条とされるらしい。

 仰向けになりながら、しばし聞き入り、記憶のままに記載したものにつき、内容の精度はあやしいが、おおむね以上の要旨であったかと、思う。

 放送がおわり、まもなく午前5時の朝かとおもいきや、「午前2時をお知らせいたします」。愕然。まだ、早暁のことであった。
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韓国ドラマ
 多い。BS放送など、ショッピング番組が終わったかとおもうと、韓流ドラマ。

 俳優の容姿・容貌に女性ファン釘つけもあるであろうが、やはり廉価で放映できるせいか。

 安価で放映といえば、1950年代前半、アメリカ製の映画が意図的にテレビ番組に流されたのだそうである。

 番組をつくるのに難儀とコストが賄えない本邦テレビ局がとびつき、アメリカ合衆国もまた日本の「アメリカ化」のために、積極的に活用させたのだそうである。

 日本のテレビ局は考えるべきではないか。サスペンスドラマと言う「暴力肯定」を延々と流し、他方で韓国ドラマの色恋と宮廷の上下関係にショッピング。

 その先に、いかなる国民像、いかなる文化の奥ゆきを思い描くのか。識者は見過ごしておいて、良いのであろうか。社会に対する責任もあるはず。
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ミカン園 瀬戸内

photo by pacific0035 from OCNフォト みかん園
瀬戸内海か?、海の見えるミカン園に案内された。
 幼児が、大型店でのショッピングだけでなく、自然に接して「楽しかった」と思える場所。所望していたら、案内されたのがミカン園。

 ハサミの貸与をうけて、持参用の袋を与えられて、自分で樹木からもぎ取り、園内で「おなか」に。
 甘いとそれほどでもない。そこのところを、見分け、噛みわける訓練と言うこと、か。

 果実採取の手をとめて、視線を周囲にめぐらすと海。目をこらしてゆくと船舶も通過。
 雨にもあわず、晴天の海は瀬戸内海、か。穏やかさに目を奪われてばかりでは、西日本をささえる経済の動脈である現実を忘れてしまう、か。

 安芸のミカン。紀州・温州・伊予にくらべ、耳慣れないがそれは北海道での感覚。
 安芸はモミジ饅頭ばかりではなく、果実もある。そう考えるは土産品として、あたることが少ないから、かも。
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日招き像


photo by pacific0035 from OCNフォト 日招き像
江田島市に赴く途中、案内してもらった。土木工事を済ますに時間がたりない。沈もうとする夕陽を手招きしたら、沈むのがとまり工事はつつがなくすますことになったところから、日招き像。

 NHK大河ドラマの主人公ゆかりの像に接して、同行の客はたいへんに喜んでいたが。

 清盛像としては、まことに端正。よすぎるほどに良くできているの感もないではないが。
 広島に安芸の宮島、この日招き像。瀬戸内海の制覇をめざした清盛にとって、広島には敗着、敗戦の負のイメージに対する「権力」誇示の感が深い。

 しばし、見とれて、平家の最後を思いはせた、が。
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関 満博著『現場主義の人材育成法』
 関 満博著『現場主義の人材育成法』。地域活性化ということが言われて久しい。「こうすればよい」の議論は多いけれども、「こうやっている」は少ないような気がする。
 科学に書斎科学、実験科学、野外科学があるといったのは川喜多二郎かと思うが、研究室を飛び出し果敢に地域で実体経済を担っている人と接点をもち、学生(院生)の教育をゆだねている点が、ユニーク。

 国の内、外(中国)を舞台に、実学の機会を体験しながら研究書を手に、理論化をめざす姿勢は、今や必要なのかもしれない。
 かつて家に職業教育があり、男親が伝来の家業発展のために幼少の折から職業教育を施すという機会は解消と言うより、欠落したというべきであろう。

 そこのところに著者は、「目標を持つ」、就職したら「経営者を目指す」「スペシャリストを目指す」と、提案する。
 そのうえで、経営者の家庭で育った子女にこそ「代わって期待を満たしてくれる仕事ぶり」が、期待できるとする。
 親が給料日を前に、「(従業員の)給与支払いをめぐり夫婦が喧嘩する場面を見ている子」は、「違う」のだとする。

 本書が必要とされるほどに、「仕事をする」が「有力企業に採用されること」に置換される、現実に思いめぐらす点が多いーと、思う。(筑摩書房 ちくま新書 2005年) 。
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藤原正彦著『天才の栄光と挫折―数学者列伝』。
 藤原正彦著『天才の栄光と挫折―数学者列伝』。国際的に評価される8人の数学者が登場する。これまでの数学史なるものが、「業績紹介に重点が置かれ、人間像が浮かばなかった」との視点から、生まれ育った風土に注目。ここでは風土とは「自然、歴史、民族、文化、民俗」と規定する(Imformation).

 ニュートン、関孝和、ガロワなどはお馴染みながら、ハミルトン(英)、コワレフスカヤ(露)、ラマヌジャン(印)、チューリング(英)、ワイルズ(英)などとなると、門外漢には聞きなれない。

 大陸で著名な数学者が発生するのはともかく、日本やインドでは研究の蓄積と言うか、研究情報が決定的に不足しているように思える。しかしながらだ、それこそ「数学的ひらめき」というのかが突然にあらわれ、研究者が誕生するとの感がある。

 数学の世界には「予想と証明」ということが、あると知った。予想は簡単なことながら、証明することは難しいのだと、する。「予想」とは、「作業仮説」のことか。

 藤原正彦著『天才の栄光と挫折―数学者列伝』。英国・チューリングの暗号解読が数学的思考のなせる技と説明され、人命・軍艦を救ったとある。のちにコンピュータ開発にも名を残すらしいが、数学の可能性というものを示しているかの思いがする。

 全体として、数学のどの領域に対する貢献なのか。そのあたりはあまりに高度すぎて、一読では位置を確認しがたい。
 そこには決定的な知識不足のゆえーと、言うことになるのであろう。(日本放送出版協会 NHK人間講座 2001年)。
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DVD BackUp
DVD Back Up。一年が終わり、新しい年を迎えてパソコンデータのバックアップに取り組んでいる。

 外付けハードディスクに収納したデータを、USBメモリーにDMTソフトをもちいて上書き保存しているが、そのデータを月に一度はCD=ROMに書きくわえることにしている。

 4GBくらいのDVD盤に記載するのだが、やってみると「USBのように上書きして」との効能書はあるが、どうも「脆い」というか脆弱と言うか。

 60MGくらいのデータを移管しようとすると時間がかかり、100MGを超えると、超スローモーになる点がわかった。
 それだけではなく、マシーンがフリーズしやすくなり、途中でやめると、以後、開かなくなるようだ。
 
 意外に脆いと理解し、それなりに根気よく、付き合うほか、ないか?。
 
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象頭山信仰
 象頭山信仰。四国・金毘羅さんでよく知られている。NHK俳句紀行の番組での紹介。

 瀬戸内海を往来する船が、絵馬を奉納する習慣のあったのは、昔のことらしい。絵馬にかわって多くの写真が額装されて奉納の場面。様変わりを実感。

 流し樽。樽の浮力を活かして、船名記載の幟を立てたものを海上に流し、拾った船舶が神社に奉納する代参のシステムというか海洋習慣。

 どちらも航行の無事を祈り、安全を感謝。でも、少しずつ変化をしている様子。
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高燈籠 住吉大社


photo by pacific0035 from OCNフォト 住吉大社位置
 松尾芭蕉の番組を見ていて紹介されていた。大阪:住吉大社の高燈籠。

 写真もあるのであろうが無断拝借するわけにもゆかないから図面で考えておきたい。放送では、「(1700年前後)住吉大社のところまでが海であった」と。

 高燈籠はその名残ということ。そこで図面上から、現在の住吉大社(図では白○)と現在の自然の海岸線とおぼしき場所に「住之江公園駅」あたりをあてはめてみると、かれこれ2キロ。その先(西側)は埋め立て地として約1キロくらい、か。

 大阪は淀川河口にできたマチながら、一帯は結構、湿地ということであった、か。古代の都の位置を考えるとき、どうも河口の大阪ではなく、しかも淀川流域でもなく、奈良や琵琶湖よりに都が遷都していたこととあわせ、湿地もしくは氾濫原との見方をするのであるが。
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今年もよろしくお願いいたします
 2012年が始まりました。少しゆとりをもって暮らしたい。

 そう思いながら、今年は年始状を歳明けになってから書く始末。

 年内に丁重にご挨拶いただき恐縮いたしました。

 元日は一歩も外へ出ることなく、ノンビリ暮らして時間のすぎるのを目一杯かみしめましたが、早6日。

 ゆとりをジックリに思いあらためて、一つひとつ確実に。

 そう考えることにしました。よろしくお願いいたします。
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江田島へ

photo by pacific0035 from OCN 大橋

 11月27日、身内に案内してもらいレンタカーで江田島市へ。

 江田島市~広島市にはフェリーの便もあるが、それは帰路ということにして、往路は近接地をむすぶ橋梁を利用。音戸大橋、早瀬大橋と通過したが、音戸大橋の近くに建設中の橋梁、が。

 海に張り出した半島部の近接地点をむすぶ橋。早瀬大橋では、橋の両端にループ状の取り付け道路。大型店の屋内駐車場をおもわせる構造。

 地点が結ばれ、アクセスは便利。江田島市にある「海上自衛隊第一術科学校」は、かつての旧海軍兵学校?。

 話題に聴いてきた江田島市に足跡。
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平泉
 平泉、そして中尊寺金色堂。東北の統一と京都政権からの独立。

 東北に豊富であった馬と黄金を都の役人に送り、地方政権への理解者・支持者を拡大(巧みな外交戦術)。金は末法思想に包まれた京都に、活発な仏像制作と巨大な黄金需要。

 東北の基盤整備。「奥大道」という名の幹線道路に北上川の流域の要地に市を設けて物流の仕組み。また、政治の拠点を設けて、東北の安定。

 京都を超える先進的な仏教芸術(納経)、寺院建築=浄土の具現。

 NHK総合、「平泉・中尊寺」から。
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初阿寒


photo by pacific0035 from OCNフォト 雌阿寒岳
元旦は陽も出たが、岳も拝することができまして。南のベランダに太陽、北の窓から雌雄阿寒岳。

 阿寒の山は冠雪していて、山頂は白い。穢れがなくて新春にはふさわしいのかも。譬えて「白いキャンパスに絵を描くがごとし」。

 洋上から船で港に入ろうとすると、この山がクッキリと正面に見えてきたことがあった。いつの日か、「クスリ岳」といえな、この山をさすようになった。

 1月1日。6時前に起きて「雅楽」。終日、家から出ることなく過ごして、午後は身内が来訪。
 2日は大型店で買い物の身内につきあい、夕食は家で。
 3日、書店で探し物、午後から実家。この間に銘酒720ccが消えてゆき、3が日が終わる。

 山は震えることもなく、穏やかな山容。日の出とともに、赤みを背負っている、が。
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2012年 元旦


photo by pacific0035 from OCNフォト Sun Rising
2012年 元旦。当地方は午前7時ころが日の出の時刻。外はマイナスの気温ながら、太陽は昇りはじめる。

 冬は晴天の日が多いので、元旦の陽光はお目にかかる機会が多い。
 写真の左手、モクモクと煙。近くの銭湯は開業時刻をはやめるのか、すでに湯をわかす作業がすすんでいるようだ。

 2012年。どんな年になる、か。大地が雪でおおわれた新年。その朝があけて、地域は動き出した。
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迎春

photo by pacific0035 from OCNフォト 干支置物
迎春 今年はこう書いて、年始状を用意しました。

 2012年。おだやかな年あけとなりました当地方。マチが元気になり、若者に雇用の道がひらけるように願っています。

 願っているだけではいけませんから、具体化するようにしないといけませんね。

 お子たちが、「生まれてきて、よかった」。そう思えるように、それぞれのお立場で、「私にできること」。
 考えることにしたいものです。
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