「春の全国火災予防運動」
 1日から「春の全国火災予防運動」が始まり、週末は全国で消防訓練やイベントが行われたそうです。

 1927年3月7日に発生した「北丹後地震」では家屋の倒壊も著しかったのですが、地震発生が夕食時であったことで火災が各所で発生しその被害は甚大なものでした。

 これを教訓に近畿地方で第1回の防火運動が実施されたのが1930年の3月7日、そして1948年3月7日には「消防組織法」が施行され、それまで警察の管轄だった消防業務は自治体の管理に改められてます。

 こうした経緯から「消防記念日」の3月7日までの1週間を「春の全国火災予防運動」として注意を促しています。

 「春の嵐」と言うように、南北で寒暖の差が大きい今の時期は、強風が起きやすい時期です。
風速10メートル以上の風が吹く日数を比べてみても、台風シーズンの9月や10月は平均1日前後であるのに対し、年間を通して強風の日が最も多いのが4月の平均3日、次いで3月の2.3日となっています。

 それ故一たび火災が発生すればこの時期は特に延焼しやすく、江戸三大大火の「明暦の大火」「明和の大火」「文化の大火」はいずれも3月と4月に発生しています。

 「春の全国火災予防運動」の期間は全国で防災・防火に関するイベントが開かれます。

改めて火の用心を心掛けたいものです。