「潮干狩り」
 愈々花見とともに春の行楽シーズンが始まりますが、潮干狩りをやっている海岸も今からゴールデン・ウィークにかけて家族連れで賑わいますね。

 潮干狩りがこの時期に盛んになるのは、外遊びするのに程よい気候ということもありますが、上巳の節句(旧暦3月3日、新暦4月10日前後)に穢れを清めるための磯遊びが行われていたことに由来するようです。
又、潮干狩りには潮が大きく引いた干潮が適しており、3月から5月にけての大潮が1年を通じてもっとも引きが強いということも理由となってます。

 大潮とは潮の満ち引きの差が大きいことを意味し、小さいときを小潮、その中間くらいを中潮と言い、潮の満ち引きは月の引力に関係しています。
新月や満月の前後数日間が大潮、つまり旧暦の1日、15日前後が大潮で、小潮、中潮、大潮はおよそ2週間でひと巡りします。

 潮干狩りには、引いている時間が長い大潮の、干潮までの時間が最も適しています。
ちなみに干潮は日に二度あるそうで、時間は日々異なってますが、海上保安庁のホームページや高島歴等で予め確認できます。