戦後、国民統合の新物語創造、あとまわし 保守派「万世一系、男系天皇制」固執の所以260814 BSTBS1930
 戦後、国民統合の新物語創造、あとまわし 保守派「万世一系、男系天皇制」固執の所以260814 BSTBS1930
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 戦後の日本は戦後復興、経済成長を優先し、戦後ならではの「国民統合の物語」を作ることを後回しにした。
 そのため保守派からしばしば「天皇が上、臣民が下」という、戦前の国体思想がいびつな形で吹き出て来る。

 明治維新。天皇中心の中央集権国家を形成するためには、江戸幕府の権威を否定する。
 ために天皇をもちだしたのだが、では将軍家と天皇はどちらが長いか、歴史があるか、と。
 「天皇が、これだけ古い」とするためには、「天皇は神武からはじまる万世一系の男系中心」の神話、物語をつくった。
 明治になって日本は近代化に失敗すると、西洋諸国の植民地になって、たいへん不幸なことになる。

 そうならずに日本を近代化し、西洋の徴兵制をしくためには、「神武がやった」という物語をつくる必要があった。
 それをやりとげた明治の元勲―伊藤博文や井上毅―は立派だったということになるが、今、それを持ち出すのは、戦後日本の国民の物語、人権の物語を創造できなかった、から。

 評論家・近現代史研究者 辻?田真佐憲氏が「神話への傾倒と戦争の関係」 BSTBS1930『シリーズ戦後81年と日本 今問う「あの戦争」の継承』26年8月14日放送の一部で)