国力衰微のとき国内で争うは無意味=「数年の大困難」 前田正名『興業意見 未定稿』260923
 国力衰微のとき国内で争うは無意味=「数年の大困難」 前田正名『興業意見 未定稿』260923
260923  西南戦争 理財&製産家 前田正名 興業意見未定稿  7001.jpg
若くして経験の海外留学、万国博覧会事務官長で従事した国際感覚、全国府県調査で把握した我が国国力の衰微と脆弱。
 征台論と1977年西南戦争は「財政の大困難」を生じた。
 のみならず「製産家ヲ倒ス程ノ影響ヲ與エタルニアラズ」といえども、高い経費をかけ「物品ヲ低価ニ売レルニ因ルノミ」と、喝破した。

 これでは、次の3点に対応できまい。
 1)非常の国用、すなわち非常時の財政出動。
 2)貨幣の価値を維持できず、金融信用のみならず、財政健全化にも影響。
 3)農業、工業、商業の経営に、資本の蓄積が出来ない。

 そこから我が国が国際社会に伍しつつ、地方の地域格差を解消し、農村伝統工業が力量を蓄積するための金融支援。それらを如何に確立するか。富国と殖産興業の起点であった。