2004年01月の記事


 
もう 拝啓 を 敬具 で結ばない書き方を〈略式〉としていいような気がしてきた。前略 草々 ペアの出番もますます浮かばなくなってきてるし。

アイーダはヌビアなのか。

ラブ・アクチュアリー、よさげなウワサをきいていたのでひそかに観に行こうと思っていたら、怒涛の宣伝攻勢でその気が萎える。

お世話になってた会社のかたが退職されて、たまたまその会社のそばでばったりお会いしたら、その会社の方々と久しぶりにお昼に一緒に行かれるところで、でも話をしてると実は就職活動中でこの後も面接に行くんですあのどこかいいところごぞんじないですか、ときかれる。
…そんないいところがあったら私がいきたい、と思ったり。
うちの会社担当していただいて長いですねぇ、といわれて。
…お互いさまなのであった。

で、とある cafe のかたが今月末で辞める、というのであいさつを受けて。
いや、イマワノキヨシロウもいいんだけどこんなノラ・ジョーンズ新譜発売直前に、とか話してて。シャーデーはどうなるのか。どちらも私物のはずだが。

とかいうこととはほんとはちょっと違って、いつもお会いしているかたがいなくなるのは寂しい、というはなし。
それと、みなさんそれぞれに真剣に自分の身の振りを考えているのにじゃあ私は、と、取り残されたような、若干な焦りも感じて。

新着。
meets#1 madoki yamasaki mama!milk
新譜より売れてるし。いろんなとこで褒めてるし。
Beginners Guide to Arabia Various
もう世界制覇する。
Tales of High Fever ZUCO 103
熱っぽいとき用。
荒井由実作品集「いちご白書」をもう一度/卒業写真 オムニバス
まちぶせ以来、松任谷由実は荒井由実、なので。
畠山美由紀 Live at Gloria Chapel
うたうの、すき! ってきもちあふれる Yesterday Once More!
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静けさの音楽、空白の美、こそが日本の芸術なのではないか、と最近思っている。

つまりは、こういうことだ。
音楽は、空白でできている。
みんな、一音一音が音楽をかたちづくっている、と思っているかもしれない。
しかし、もしそうなら、時間の 100% を音で埋め尽くされたら?

だから、音のリズムはその間の無音のリズムなのである。

西洋の油彩画は、まるで偏執狂のように、キャンバスを色で埋め尽くす。ものがないところも色で埋め尽くす。色がないところも白で埋め尽くす。
昔、ヨーロッパを一か月ほどうろうろして、日本へ帰ってきて一週間もしないうちに美術館へ行った。
その屏風には、木が右端のほうに、そして鳥が飛んでた。間は素地である。
瞬間、これこそが日本の美、だと思った。
空間、空気の描写、雪の描き方、西洋の雪景色ではわずかにブラックのにましなのはあったけど、日本の画に敵うものなんて一枚も観たことがない。ルーヴルにだってオルセーだって、ウィーン美術史美術館にだって、一枚もない。
ヨーロッパでは一度も味わうことのなかった種類の、くつろぎの空気に包まれた。

little creatures の優れて日本的なところは、静けさの美を知っていること。一音一音が美しいだけでなく、音のない空間さえ美しいこと。

ジョン・ケージは偉かったけど、白で埋め尽くしても日本の美には敵わないのだよ。決して本流にはなれない。

Radiohead はどこまでたどりつけるか。

井戸の底。井戸の水。井戸の、空気。井戸の存在。

ドーナツを、穴の美から語りたい。


たえず地音が響いている星では、その響きを軽減するのがすなわち音楽であった。
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http://www.pref.hiroshima.jp/sukoburu/vo4/31.html
資生堂、花椿。

http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200401240012.html
死ぬなよー。

今探してるのは、world-wide な音楽について、レコード会社のサイトでなく、ファンサイトでなく、ショップの太鼓持ち記事でなく、本当に優れてるのは優れてる、これはダメ、って書いてる日本語のサイト。
例えば Nelly Furtado について、1st と 2nd と私にはどちらが合ってるのか、そもそも買うべきかどうか。
例えば レザルド川 について、ラテンアメリカ文学は好きだけどクレオール系はいまいちピンとこない私でもいけるのかどうか。
でもそんなのないし。amazon.com とかうろうろしてると疲れてくるし、結局どうなのかわからないし。もう少し節約したいのに。誰か。

新着。
江戸の音 田中優子著
もうとことん集中的に。田中優子、ほんとは苦手だけど。読む速度、追いつかないけど。
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別サイトアップ:忘れられた日本人(宮本常一著)、「大阪マグネット」(nadar 大阪)、あなたの上にも同じ空が(上田假奈
今日はくたくたに寝てた。こうしてみると、なるほどなばたばた一週間。

MUSIC FAIR21 で唄う畠山美由紀、とうとうテレビに出てしまう日がくるとは。でも緊張してた。ユーミン、年とった。

静けさの音楽、空白の美、こそが日本の芸術なのではないか、と最近思っている。
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雪が舞って。
そう、ねっころが詩の日も、昼は小雪が舞ってたなぁ、と思い出して。

きのうはナダールへ写真展。ぶれ、と colorful で flowery でself portrait な作品はしかし、フレッシュな感性は旧来の方法論では斬れないことを残酷にも明白に。御本人は黒、で相変わらず背の高いかたであった。って当たりまえか。

できょうは厳寒の天保山へ。田中一光、明るく鮮やかなスペースになかなか。しかしうるおいが。寒いのはわかってるけどどうしても人魚像は見ないと、と回りこもうとすると、ほんとに飛ばされそうに。人魚像、荒れた波にジャブジャブである。よけい寒い。
牛丼とうどん(うどん〜!)のセットをばくばく食べて、帰る。

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ゾエトロープ (blanc)
コッポラだし。
ak trilogy AK
先日聴いて気に入って。
美術の窓 2004.2月号
特集が「2004年上半期美術界徹底ガイド 上半期の全国美術展一挙紹介」なので。
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もう少し、一、二、三、で軌道に乗りそうでまだ乗らない地を後にしながら、うまく、あのかた、好い形で廻していければいいな、と思う。本当に、思う。

新着。
あなたの上にも同じ空が 上田假奈代
The Velvet Underground Nico The Velvet Underground
何故に今頃、かというと 1000円。
アルゾ アルゾ
AOR がどうも肌に合わない私でも、ソウルなこの声の美しさには参った。30年以上前の音源の世界初 CD 化、ゆえ日本盤のみ。もちろん AOR なんて訳のわからぬことばの生まれるずうっと前の、良き、しかし新鮮な。
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http://www.ntv.co.jp/tko.rockin/HBJ96/020/FUJ/leg.html
古い。若い。

土日、聴きたくなる。が、ないし、今日、再び。またついガチャガチャしてしまい、入るなりワークショップ中の方々を振り返らせてしまう。CD 欲しいんですけど、と言うと、御本人だった。写真展のは CD と違うことがわかり、迷ってると、聴いてみます? ときかれて、じゃあちょっとだけ。カフェスペースの奥の方に通していただき、小さめな音量で、聴く。お茶を頂く。御飯を勧められ、謎なお鍋定食なるものを、御本人が用意して下さって。
まさしく鍋定食だった。CD の朗読を聴きながら、後ろのテーブルの詩仲間(? 含む御本人のお母さん?)のお話をきくともなく、カウンター裏の若干な喧噪を目に、ワークショップの声を向こうに、キノコが胃から身体ん中をにょきにょき繁殖するの図を想像しつつ、だんだん舞い上がりも収まってきて、ぱくぱく食べる。淡泊に、素材の味がひきたつ。これは何ですか? アーモンドの絞りかすを煮固めたの。ほ? とか、そういえばつい先日も、ん、とか、え、とかじゃなくてちゃんと日本語でしゃべってくれそしたら返せるけど、ん、や、え、ではわからん、と言われたことを遠くに思い出しつつ、

気づくと声を持った空気に耳を捉えられていた。意識がひきこまれてることにふ、と気づく。上手くなってる。ずっと。R 指定より。プロ相手に失礼な言い草だけど。漂い具合が身体を軽く、意識をいくつかの方向から撫でて叩いて続いてゆく。
R 指定は、リバーブのややかけ過ぎにもっと natural でいいのに、とその昔感じた記憶があるけれど、そのとき漠然と、ねっころが詩の行く先を見つめたのとは違う位置に、でも風のように空気のように 'natural' でなく '自然' に、心が 魂が そこに目の前、少こうし向こうにそっとしてる。そおっと、息を吸って、はいて、してる。

またお茶を入れて下さり、静かに。

だめ。帰れなくなる。と、葡萄入りの団子が。ブ ド オ? と謎に包まれ食べるとブドウだ。おお葡萄か〜。

お茶を飲み干し席をそっと立つ。600円です、との声に、あ CD も買います。
財布をごそごそしていると、すでに 300円のお釣りを手にたたずむ。
写真展での remix と live の録音を収めた公式海賊盤計画をうかがいながら、この商売人、と自分の仕事をさておいて。
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別サイトアップ:こんなにある学校のたからもの〜京都市立学校に伝わる名品のかずかず〜(京都市学校歴史博物館)、武田五一展(
金曜日、寒い中、cocoroom へ。ひさしぶり。観客、私を入れて 3人。土地と歴史と光と上田假奈代、風。
出てきて、チラシをぱらぱら。いつの間にやら喫茶は賑わい、御本人も。
そのまま bar へ寄ると、80s 特集のようになってしまう。Talking Heads、ひさしぶりに聴いて懐かしい。profile は詐称か。そして Radio Ga Ga! イントロ 0.1秒にして舞い上がるが、誰も気づかずまた私だけ? 状態である。途中から他の客もわかってくれたけど。で、CD 卸しの会社に勤めておられる方と話す。mum はご存知だったが、ユダヤの伝統音楽は通じなかった。。amazon のことやら。紙ジャケって、レコード愛好の一形態だったのか。全然気づかなかった。

土日、特に今日が体調いまいちにつき家でゆっくり。その Laughter Through Tears (Oi Va Voi) を聴きつつ、忘れられた日本人(宮本常一著)を読む。イスラムと、UK の憂鬱と、ケルトな風を運ぶ音。世俗なギターの音色。ことばのすきまがきっとユダヤの伝統。ほのかな哀愁はノリノリズムに乗ってあくまで聴きやすい。

新着。
ささやかな日本発掘(新潮社)青柳瑞穂
骨董とフランス文学、小林秀雄との対比でどう感じるか。
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なんだか地べたをはいずり回ってるような気配。所詮人ごとなのになぁ。体調も悪くないし。空の青さと明るい陽の光が目に滲みる。風が熱気を奪い去る。

鈴木正人!! from little creatures と、鈴木惣一朗 from WORLD STANDARD がプロデュースして、Polaris が手伝ってるんだからいいのはわかってるけど、肝心の声が趣味に合わないハナレグミの新譜。ライブはペダル・スティールの高田漣もって、いいなぁ。

新着。
さんせう太夫考―中世の説経語り 岩崎 武夫 著
青柳瑞穂の生涯―真贋のあわいに 青柳 いづみこ 著
知られざる芸能史 娘義太夫―スキャンダルと文化のあいだ 水野 悠子
浄瑠璃の世界 阪口 弘之 編
歌謡文学を学ぶ人のために 小野 恭靖 編集
そのまま。
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京都市学校歴史博物館と武田五一展とウッドワンに行った。歴博、教科書にはまる。ウッドワン、…少々多すぎ。

高島屋はいったい何があったのだろう。これだけの企画を連発するって、体制変わった?

あの、キズ跡が痛痒くて、かなり派手に内出血したみたいに赤黒〜くて、乾燥してるせいか皮膚がボロボローとしてるんですけど、これってやっぱり直ってるとは言わない、ですね。余計目立つし。またマキロンどぼどぼどぼ。トカゲが羨ましい。
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別サイトアップ:労働唄の系譜(メルマガも)
美術展でも CD や live でも本でもない文を書くのは久々かも。単に忘れられた日本人(宮本常一著)と竹田の子守唄をつなぐ接点に気づいただけだけど。馬子も身分、決して高くはなさそうだし。

中原淳一の花は、三越で売ってた絵はがきの中で唯一文字で埋まってて、つい手にとってしまって。せっかくだし再録。

 もしこの世の中に、風にゆれる『花』がなかったら、人の心はもっともっと、荒んでいたかもしれない。
 もしこの世の中に『色』がなかったら、人々の人生観まで変わっていたかもしれない。
 もしこの世の中に『信じる』ことがなかったら、一日として安心してはいられない。
 もしこの世の中に『思いやり』がなかったら、淋しくて、とても生きてはいられない。
 もしこの世の中に『小鳥』が歌わなかったら、人は微笑むことを知らなかったかもしれない。
 もしこの世の中に『音楽』がなかったら、このけわしい現実から逃れられる時間がなかっただろう。
 もしこの世の中に『詩』がなかったら、人は美しい言葉も知らないままで死んでゆく。
 もしこの世の中に『愛する心』がなかったら、人間はだれもが孤独です。
(中原淳一)
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http://gabacho.reto.jp/whims/whim0097.html
仏英辞典にも載ってないの、当たり前だった。。

新着。
日本のポスター 明治 大正 昭和(三好一、紫紅社文庫)
日本の女性風俗史(切畑健編、紫紅社文庫)
京都書院復刻本。
蜻蛉玉(内田百ケン、ちくま文庫)
以上三冊、平積み状態という素晴らしい本屋にて。敬意を表してご紹介。
弘文堂(JR大津駅前、アルプラザ店)
とりわけ文庫コーナーに興奮。志ん生落語も平積み。たけくらべは岩波文庫だし。本棚ごと買いたくなる。ブックカバーもよい。
昔は、街の本屋さんってだいたいこんな感じに、どっかこだわりが感じられたような記憶があるのだけれど。地代が安くないと、そんなところは生き残れないのか。だとすれば、あえて出かけてでも、こういう本屋で買って存続させるべきなのか。

…しかし文庫 3冊で 3600円くらいって、ちょっとびっくり。

ku:nelクーネル創刊 2号(マガジンハウス)
川内倫子の写真のため。自筆だ!!
文人悪食 嵐山 光三郎著
岡本かの子。のせいだったと思う。
斎藤史歌文集 斎藤 史著
文庫のほう。
解説    樋口 覚
年譜    樋口 覚
著者目録  樋口 覚
のせい。

飲んでも食べても寝ても起きても 37度 0分で、一分の狂いもない とは正にこのことだー と

↑さっき出てきた一文。
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別サイトアップ:ハナコトバ 〜花心詩〜(諫山実生)(メルマガも)、大正ロマン・昭和モダン抒情画家展(三越大阪店)
こけたときの傷のかさぶたがとれてしまって、赤々ひりひりしている。全治一ケ月以上の重傷!? ということに考えようによっては。怪我したとき、えぐれてて白かったし、その皮膚のなくなったとこの周囲に血がにじんだ以外はたいして出血もなかったけど、とりあえずてきとーにでっちあげたみたいなぼこぼこの皮膚まがいなのができてた。
まぁ死なない教訓。マキロンどぼどぼ。

水曜、昔お世話になってたかたがなくなって、きいたとき虚をつかれて「え?」とエレベーターの中で声を上げてしまった。66歳、ガンである。
その日、他にも 2つ、3つ、4つくらい同じようなことがあって、飲みに行ったけどがたがたで、人の話に応えられる力さえ抜けてて、スティービー・ワンダー公演帰りの人のことばも右から左で、でも帰るのもイヤになって、遅くまでいて、
昨日葬儀で、いろいろ考えてて、息子さんがあいさつしてたけど泣いてて、声をつまらせてて、たぶん私よりいくつか若いくらいの人で、喪主の奥さんも私の母よりたぶん若くて、
出てきてからもことばも浮かばないし、遅めの昼食がヘンな店で、創作和風料理の和でアップライト/ダウンライトな暗い店だけどちっとも料理が出てこなくて切れて、戻って、出て、打合せして、えべっさんへ行って新年会で、ぱくぱく食べてちっともこない幹事の料理を取り分けて、ワイン飲んで、ワインのおかわりがちっともこないのにまた切れて、カラオケ行って、まともな酔い方になるわけもなく何か人が入れた曲をうたった気もするけどふらふらで、明日も大阪で 2つ 3つ用事をしてから午前中のうちに京都へみんな仕事っていう人と一緒に帰った。
ローとハイの人為的躁鬱病な環境で精神を保つのは難しい。というより保ててない。相当な迷惑を廻りにかけてるのはわかってるけど戻せない。自分自身のことならコントロールできるけど私を支えている人のことになると、基礎を失った家のように崩れてしまう。

ふぅ。秋の予感のエンドレスリピートとか。

http://www.elrosa.com/tisen/30/30588.html
ほんとうにイカ天出身だったんだ。冗談だと思ってた。

http://www.so-net.ne.jp/mc/closeup/00/0316/aoyagi1.html
なかなかカジュアルな。ちょっとインタヴュアーが。
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わーい! Radiohead のチケットとったー!! 楽しみー!!!
…あとは、4月の時点でどこまで余裕が残ってるか、一種の賭けである。

http://www4.ocn.ne.jp/~rockroll/standard/song/soshu_yakyoku.html
そうそう、蘇州夜曲だった。

http://www1.neweb.ne.jp/wa/kazuto/diary/2001/101.html
何かっていうと、トッド・ラングレンの 口テルミン につい吹き出してしまって。やるなぁ。

とある映画のことをその CM の中で「(涙が)とどめなく」って言ってる気がして、気のせいならいいけど気になる。

「真冬物語」を聴いたんだけど、畠山美由紀、3秒くらいしか唄ってないやん! しかもまるで松任谷由実みたいな声になってるし。あとはバック・ボーカルだけ。混然一体となっててどこまでが彼女の声かわからんし。冨田ラボはやっぱり合わん。

それと Fried Pride のリミックス盤も聴いたけど、…元の音、一割も入ってないんとちゃう? ハウスのスカスカ音で、これはまずい。おまけに試聴機、最初、10枚のうちこれだけ点滅でかからず。さすが CCCD の威力。

消息も怪しかった知り合いから年賀状届く。いつのまにやらこっちへ戻ってきてるとは。某 Project の復活を考える。

年末最後の日も年始最初の日もクレームでばたばたばた。うう。

新着。
忘れられた日本人 宮本 常一著
絶版じゃないのである。文字通り、地道な人のようなので。
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お知り合いからの年賀メール届く。新たな、というかこれまでの延長線とのブレンドが好い塩梅! な道のようで、よかった。

といえば、迷い道なかたもいるようで。多岐亡羊、…そもそも羊はいるのか、仮にいたとして、追いかけようとしてるのか、だいたい、分かれ道がいくつあるのか、みんなわからない。
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別サイトアップ:三絃の誘惑(樋口覚著)(メルマガも)
別サイトアップ:三絃の誘惑(樋口覚著)(メルマガも)
と結局仕事関係の年賀状がわらわらと届いてしまう。ちっとも自粛になってない。返信だけ引き続き書くが、中途半端でしようがない。

調べてて、吉朝さんの 饅頭こわい、上方と東京のハイブリッド仕様だったことに気づく。ベースは上方だけど細かい挿話で。

ついに三絃の誘惑(樋口覚著)読み終わる。これほど興奮を誘う評論はちょっと記憶がない。小林秀雄でももう少し冷静に読んでたし。
あとがきで、
 小林秀雄は、「大阪の街は、ネオンサインとジャズとで充満し、低劣な流行小歌は、電波の様に夜空を走り……」と書いたが、なぜ小林秀雄には文楽の本場である道頓堀で、義太夫の一節が自然に浮んでくることがなかったのであろうか、というのが、本書を書き終えたいまの率直な感想である。
と述べている。
モーツァルトに傾倒した彼には、三絃の調べなど空気のようにありふれてて気がつけなかったのか。
それとも。
とこれまた外へ展開していくのである。

ゴッドファーザーとうとう三作目も観てしまう。昔、映画館でみたときより、細かい伏線、エピソード、映像の流麗さ、その他その他気づく。よかった少しは進歩してて。当時は少々メロドラマチック過ぎやしないか、と感じた記憶があるが、なかなかどうして、愛と憎、「友情とビジネスは水と油」って言わせたり、うまくできてる。さすがコッポラ。

http://www.wanogakkou.com/0ba/02_suisen.html
三絃の誘惑の流れで。そう、松岡正剛の日本流に、確か載ってたんだった。
松岡正剛って、日本の脆さの漂いの気を知ってる点で他の博学系学者と一線を画する、極めて稀有な存在で大した人だと思ってる(実際相当な影響を受けたし三絃の誘惑も買ったし)けど、ただ、例えば編集工学、例えば和の学校、のようにキャッチフレーズ化した、それも一般的語用からは 800字くらいの註釈が必要な程度に隔たりのあることばを何故か無神経にもポンポンつかっていて、んー信者しか相手にしてないのかなぁー、というところが、どうしても平行線で受け入れられない。

ちょっとした点で、大したことじゃないのに気になってひっかかって、どうしてもダメ、ってことがある。
…なんだか前より増えてきてるような気がして、たぶん例えば皺とかしみとかと同じでとっても嫌。
まぁ何でも、ギャグでもお世辞でも何だって受け入れるんだけどどこか無理がでてきてるかも。
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CCCD についてのアンケートに答えた文、再録↓
畠山美由紀 Fragile を発売日(正確には前日の夕方)に入手し、SONY CD WALKMAN D-EJ1000(当時、買ってまだ約一か月半、多機能型を除けば一番高かった機種)で聴き始めたところ、高音域に音場感が感じられず、時々(5~10秒に一回程度?)プチプチとレコードのようなノイズ発生、その他音程が不安定でまる 2回聴いた時点でフラフラ(自分が)になる。但し書きを読んで、AVEX 系では載ってなかった「ポータブル CD プレーヤ」が不具合を生じる場合がある機種の筆頭に挙がっている(東芝EMI)ことに気づく。その後、CD ラジカセ Panasonic RX-DT77(古いです)で聴いたところ、CD WALKMAN ほどひどくはないが10~20秒に一回程度のノイズ発生、傾向はだいぶ違うが音程不安定で、壊れる危険性を感じ再生中止。
D-EJ1000 はその後 5~10回程度、普通の CD でも音程の不安定さを感じる。
家で聴けないので、HMV・タワレコ・VirginMega などの試聴機で聴きたおす。結果、4つくらいの店舗のうち高音域まで見事な音場感で涙が出そうなほど素晴らしかったのは一店舗(の試聴機)のみ。他は、音がこもっている、時おりノイズ、不安定、など(重複現象あり)機器によって現れ方が全然違うがまともでない。ついでに Bonnie Pink の CCCD が何曲目かから先に行けない試聴機があった。(メーカー・機種を控えておけばよかった!)
ということで、CCCD がどれほど問題か知りたければ、同じ CCCD を複数店舗の試聴機で聴いてみること、をおすすめします。単なる機器・ヘッドホン固有の音色の差、だけではない、全部違う音(!)、不安定さ(!)を感じていただけると思います。
選択肢が選べなかったので、思い出しうる詳細をこちらに書かせていただきました。畠山美由紀でフラフラに疲れる、という時点でこんなに書かなくても十分かとも思いましたが。長文失礼。
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別サイトアップ:色鍋島の美(大阪市立美術館)、CHORO CLUB featuring Ann Sally(メルマガも)
やっと、遂に、美術展やライブのメモが、今に追い付いたー。と ゴッドファーザー II を横目に酔っ払う。
あとはこの、震度 2 でも崩れそうな CD の山を、崩しにかかることである。
…音楽のメルマガ、ライブレポばかりになってるもんなぁ。全然レコセルへいけないし。
なんだかちっとも余裕のない正月だなぁ。
のんびりしつつ、あれこれ振り返りつつ、動きつつ、走りつつ、歩きつつ。青柳拓次の文章を読み返したり。
書き初めもこのへんの文章だし。これまでになく類語辞典を使ったので、些か他人行儀な気配はあるんだけど。

年賀状を書く。賀正メールも。今期初めて。ほぼ、頂いた賀状への返信のみ。社内の賀状のやりとりが自粛になって、ずいぶん楽に。

例のカレンダー、清水の舞台から広がる満開の桜は、とても美しい。ため息をつく。

little creatures の live を観てから、年末、年始、思い起こす度にため息をついている。


いとおしいほど繊細で、哀しくなるほど美しい。
↑若冲と琳派(なんば高島屋)のちらしを改めてみて、載ってるキャッチフレーズ。こういうの、ちゃんと文責を持って欲しい。若冲だか琳派だか、あるいは両方だか前半と後半で指してる対象が違うんだか知らないけど、少なくとも後半部分はどちらにも全く当てはまらない。たとえどんなに感じ方に個人差があるにしても。言い切ってしまう。
こういう言葉は、ゴッドファーザー のためにあるんだよ。たとえば。
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別サイトアップ:新春上方落語 一心寺亭(一心寺シアター倶楽、2003. 1. 1)(メルマガも)
落語って、究極の一人芝居である。緊張と緩和 でいえば、明らかに 緩和 に属するからごまかされているけど。
それぞれの前口上も面白かった。

ということを漫然と、ゴッドファーザー みながら思ってた。
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URL 移転:写真家・川内倫子情報
http://principle.jp/bbs1/cbbs.cgi?id=rkawauchi

というか前の掲示板、ほっとき過ぎて消えてしまいました。。
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昔、ドンキーコングのマリオは 1.5cm くらいで、1cm くらいの樽を 12mm くらいしか跳べないのでタイミングが難しかったけど、今のマリオは 5cm も 7cm もあって跳ねまくり飛びまくりですよね?
要するに、昔、ハウスなるものが海外(イギリスあたり?)で流行りだして、綴りが家のハウスとは違うとかいや同じでいいんだとか言ってて、向こうでは 7時間ぐらいぶっ通しで踊っててみんな袋を手に持ってて、何をするのかと思うと吐いても踊り続けるためだとか、そんなアホなとか言ってた時代よりも、スーパーウーファー的な音やビートが強調されて踊りやすくなってて、でも、実に、安易で面白くない音楽になってた、ってこと。
でそもそも棒立ちで何にも踊ってない人いっぱいいるし。なぞ。
あんな(ライブ以外の DJ タイムの)曲ばっかり聴いてたら、音楽的に優れた曲を聴きわける能力が劣化しそうなんですけど。。
それで、ライブとライブの合い間は頭打ちそうな 2階でソファに座って半分寝てた。
で空気も悪いのでライブが終わったらとっとと出て、そしたらなか卯が開いてたしうどん食べて、前から気になってた 24時間営業の喫茶店に初めて入って(京都とかのより広々してて気持ち良かった)、そこでライブの文章ほとんど仕上げて、帰って寝て、起きて若干手を加えて、ちゃかちゃかしてると新年だ。ややあわ。ただしい。
落語のために寝ますそろそろ。
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別サイトアップ:西アフリカおはなし村(国立民族学博物館)、Calling / little creatures COMB
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。

民博、遠い昔に感じる…。

青柳拓次、やっぱり素晴らしかった。。
優しく撫でるような弾き方を、2m 手前から見つめて。KAMA AINA の秘密。透き通るかのように、美しい。
little creatures って 5人くらいいると思ってたら、鈴木正人、左手でベースを弾きながら右手はキーボードだったり、マリンバ? 叩いたり、青柳拓次もキーボードを操ったり、アンコールではマリンバ? を叩いたり(つい自分で叩いてしまって鈴木正人に途中で譲ろうとしてたけどそのまま弾かせたり、ってアイコンタクトがあったり)、で 3人でやってけるんだ。栗原務はさすがにドラムだけだったけど。
青柳拓次、半分詩人。
でも、ん…、もう少しヴォイス・トレーニングしたほうがもっと伝わる気が、、それとも風邪で声、かすれてた?
しかし栗原務、相変わらず色があるなぁ。2人を、入るポイントで見つめる目、純粋だった。そして、炸裂パワーの原動力。
鈴木正人、独特の、青柳拓次とは別の、吟遊詩人的メロディで、畠山美由紀デビュー時の情景喚起力はこうして生まれたのか、と思いながら彼の新曲を見つめた。
ほんとにね、素晴らしい trio だよ。うん。

COMBO PIANO、お知り合いに顔、似てた。クラシックと現在音楽とジャズの爆発力を合わせ持つ、とんでもない人だ。でドラムが、B'z の顔長い方の人に似てたんだけど、ドライブ駆動力物凄くて、しかし名前が松原寛だか松原弘だかわからん。
http://www.nhk.or.jp/livebeat/pastguests/2003/031112_2/
http://www.yamaha-mf.or.jp/academy/profile/band.html
ここはあえて NHK-FM を捨てて、松原寛さんということに。

mama!milk は、ウッドベースの兄ちゃんえらい気合い入ってた。弦、弾けまくり。でアコーディオン、…ちょっと反則である。気が散ってかなわん!

しかしクラブなるところ、夜が更けるほどに人がどんどんどんどん増えて賑わってきて、ほー、こういうところだったのかー。
でも、特に mama!milk まではレゲエの出来損ないみたいな曲ばっかりで、は? って感じで、まその後はいわゆるクラブミュージックみたいなのになったけど、んー、マリオみたいなものかと。
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