2009年11月の記事


清方展
観てもいないのにあれこれ言うのもどうかとも思うのだが、この企画をした人、全くこれっぽっちも清方のことわかってないしわかる気もないし思い入れもないな。そうじゃなきゃあんな作品リストでよしとするわけがないし。まぁ閉鎖するぐらいだから(大阪だが)人材も流出してるんだろう。というかそういえば、あそこで日本画なんて過去あったのか?? そうか、ド素人か。しかし、素人なら何でも許されるわけではない。子どもなら何でも許されるわけじゃないし、未成年なら何でも許されるわけじゃない。
私が一番恐れるのは、これを観て"清方ってこの程度の画家なのか。"と思われることだ。日本の首都で、あの立地と集客力で、そう思う人を量産すると長期的に大幅にマイナスの影響を及ぼす。

あんな企画しかできないなら(できた早々だけど)潰せ。こっちを潰せ。あっちじゃなく。

下らん街だな。何で東京より滋賀の方がきちんと優れた企画ができるのか。レベルが低いんじゃないか。
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賞味期限のとても短い予言
・SONYのミラーレス機は、単なる動画カメラの静止画も撮れるタイプ
(こんなのあるし↓)
http://www.ecat.sony.co.jp/tourist/videocamera/acc/index.cfm?PD=34251&KM=HDR-TG5(JE)
(いやこっちか↓)
http://www.sonystyle.com/webapp/wcs/stores/servlet/ProductDisplay?catalogId=10551&storeId=10151&langId=-1&productId=8198552921665736688#features
・ビクターのPentax買収は、動画カメラのコンデジ化と販路の関係上確定
(こんなの話題になってるし↓)
http://www.victor.co.jp/press/2009/gc-fm1.html
・リコーのミラーレス機は、単にGRシリーズの最新版でしかしレンズ交換式
以上全て憶測。
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E-410ダブルズームキット
きっかけは、40-150mm/F4-5.6を入手したい、と思ったことだった。
もともと望遠にはあまり興味はなかったが、せっかくのフォーサーズ、一本くらいあってもいいか、と探すと220g全長72mmって標準ズーム並で換算300mmまでの望遠があるし。
で中古で探していたがあまり出ない。出てもすぐ売切れたり。
どうしようか、とこれキットレンズ、Wズームセットに付いてるし。価格もさすがセット、その方が割安だ。
しかしE-300があるのに標準ズームやボディが2台あってもなぁ。
でも、そういえば最軽量のならあってもいいのでは?
ひらめいて探すと、E-410, -420あたりならある。が、まだそんなに古くないせいか安くない。まぁ時期を待つか。
が、新品で4万代である。中古でも3万代だからそれならいっそのこと新品で買うか? いろいろ調べてみると、E-410なら一時期三万代で投げ売りされてたようだ。今はそうもいかないが、それでも四万代前半か。
つい買ってしまう。アホである。
しかも40-150mm/F4-5.6、ウワサほど良いように感じず。普段みんなどんなダメレンズ使ってんだよ。ま でも軽いことはいいことだ。本体375gで電池を入れても600g代前半? それで300mmまでズームできるし、さすがフォーサーズ。(注: マイクロ~はまだ価格・性能的に範囲外)
それにしても軽い。標準ズームも軽量化されたの(190g)が付いてて、さらに2528なんて付けた日にゃ500gデジ一である。
…ん? そうか未だにフィルム並、寸法でいきゃ追い付いてないのか。まだまだ発展途上だなぁ。しかも白飛び・黒つぶれも激しいし。
しかし、驚いたのは、すっきり爽やかでナチュラルな画質。生っぽく好ましく。
ん? …そういえばパナの撮像素子、DMC-LX2を持ってたのを思い出した。1000万画素のマニュアル撮影可能でライカのレンズが付いてる、ってことで買ったのに、バカげたつるんとした鮮やかさ、今にも雨が降り出しそうなどんより曇天で秋に撮ったのに出来た写真は水も滴らんばかりに水々しい若葉と花の色、で撮影枚数わずか10枚ほどでお蔵入り、売り飛ばし候補筆頭のデジカメである。
そうか、パナは変わらずこの路線か。(今調べたら発売時期が1年も違ってなかった。あたりまえか。)
しかし、あのクソ撮像素子(←決め付け)を、こうまでナチュラルに清々しくチューニングしたオリンパスは偉い。だって、LX2たった一機種で、パナのカメラ、いや映像機器は二度と買わない、と決めさせたクソ度なんだから。
(フォローしとくと、LX2は彩度やコントラスト等いろいろいじれたはずだから自分好みにも出来たかもしれないが、標準があの設定だからやっぱりクソ)
しかし、拡大すると画像はコンデジ並? 偽色やらでちっとも綺麗じゃない。これだからパナは(以下略)。

一点。巷で "ベストな設定は ノイズフィルタ:OFF, シャープネス:-2" といわれているが、バカの一つ覚え設定、と断じておこう。
まず、デジカメの素のデータは、ノイズだらけでぐちゃぐちゃ、画として体を為していない。
それを、撮像素子単体/途中の回路/RAWデータ内/jpeg化回路内の各段階で強烈な補正を行い、画にしている。
C社はノイズが少ないとかN社は星が消えるとかいうが、それは撮像素子自体の性能でなく撮像素子+強烈な補正の結果、の話である。ダイナミックレンジとか色味とかもみんなそう。
で、オリンパスの場合、少々ノイズがあってもナチュラルな方を是、としているようだ。(ノイズ処理のソフトが下手、もあると思うが)
E-410については、撮像素子変更の短期間での煮詰め具合の問題もあるだろうが、じゃじゃ馬LiveMOS(←決め付け)にどう対処するか議論がわかれたんだと思う。
結果として、jpeg化する際のノイズフィルタをユーザー側で調整できるようにし、標準はオリンパスにしてはやや塗り絵、しかし画像の個々のマスに対してはややナチュラル、としたようだ。
ノイズフィルタとシャープネスをいろいろいじって試したが、ノイズフィルタ:OFF, シャープネス:-2と全て標準とは確かに近似である。しかし、10分ぐらいは観比べたが、どう見ても標準の方が良い。確かにややシャープ過ぎるきらいはあるが、ノイズフィルタ:OFF, シャープネス:-2の方が精細度がmax、なんてのは大ウソで単に偽色やらでザラついてるだけ、レンズの描写とは何の関係もない。特にISO400にした場合は圧倒的に標準の方がbetterで、普通に考えてもシャープネスを制御する回路よりノイズフィルタの方が頭が良いはずで(単純比較するのも無茶だが)、道理である。

しかしこの議論は重要な示唆を与えてくれた。
フィルムの持つ粒状感は、写真に(間違いなく)深味をもたらしているということである。
あと、デジカメの画像化と人間の目の認知の問題とか(アフリカの人の視力が5.0、とかいうのも人間の脳内の輪郭コントラスト化機能の発達のさせ具合の問題だろう、とか)いろいろあるが、また別の機会に。
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