2002年06月の記事


 
雨を好むこゝろは確に無為を愛するこゝろである。為事の上に心の上に、何か企てのある時は多く雨を忌んで晴を喜ぶ。すべての企てに疲れたやうな心にまつたく雨がなつかしい。一つ一つ降つて来るのを仰いでゐると、いつか心はおだやかに凪いでゆく。怠けてゐるにも安心して怠けてるられるのをおもふ。(若山牧水)
コメント (0)

ジョン・エントウィッスル
ジョン・エントウィッスルが亡くなった。
もう、テケテケベースは聴けない。
コメント (0)

懸案の行く末
・イサベル・アジェンデはチリ文学賞をとれるか?
・Francis Coppola's Zoetrope の Live Story とは何なのか、案内メールは来たけれど今いちよくわからない。
・カーンの、絶対ドイツでしかありえない顔。
・月刊[ギャラリー]美術評論公募の、出来はどんなものか?
・負けたチームたち。 ポルトガル。 アルゼンチン。 ……
・青い空。 茜色に浮かぶ雲。
・ささやきの中で伝えたい言葉がある。
・ことばを別の言語で眺める。
・Eli Pariser (9-11Peace Campaign) から今も届く、リアルタイムの問題意識。
・総てを脱ぎ捨てたくなる瞬間、というのがある。 本当は瞬間、ではない。
・ゾエトロープALL STORY の新しさは、もう一歩先へ進んでいることにある。
・韓国のあの盛り上がり方、明らかに北朝鮮と共通する「血」がある。
・イッセー尾形さん、京都はともかく、早く大阪にも来て下さいな。そんなに近鉄小劇場、混んでるのか??
・TRAVELING WILBURYS~
・今こそ洋書、洋盤。
コメント (0)

 
韓国スゴイ。
毎日サッカー。
他ニ何モデキズ。
日ガ短イ。
コメント (0)

坂田明 / ROVO / LITTLE FEAT / olu dara
最近ますますあまのじゃくになってきていて、EGO WRAPPIN' なんて全然聴いてない。というか、めちゃくちゃ好みのジャケットのCDを見つけて、手に取ってみたらインディーズ時代の EGO WRAPPIN' だった。どういうこと? メジャーのスタッフってマヌケ? と前も書いたようなことを再び。

CDがですね、4枚もいっぺんに来てしまったですよ。しかも、ジャケットが、一瞬息の止まるほどどれもカッコいいのです。坂田明の Fisherman's.com なんて、一瞬縄文時代かと思うほどすばらしいし(←ってこれじゃワケわからんが)、ROVO の SAI の涼しげな迫力と美しさにはうっとりするし、そして LITTLE FEAT! 何でコロンブスを待ってるのかわからないままに買っちまったら何故か無包装に若干傷んでるけどトマト顔して笑ってる。
という意味では olu dara の neighborhoods が唯一まともと言うか、何芝生に寝そべってんだよこのオッサン、という牧歌的情景。
という訳で、ついに積ん聴CD10枚くらい(たぶん)という、過去最高水準に。全部聴くだけであしたになるよ。ハハハ。あしたがあるさ。なんて言ってる場合か? そもそも LITTLE FEAT だけで27曲入ってるよ〜。
ちなみに積ん読本も記録更新中。たぶん40冊超。もう数えんの嫌。
コメント (0)

戸田奈津子と誤訳
翻訳なんて、それがアルファベットを使う言語同士ならともかく、英語と日本語なら、誤訳のオンパレードなのは当たり前だ。
ましてそれが、字幕翻訳であるなら、計3回、それもシナリオと往復しながらだったり、仮字幕との最終チェックだったりしつつ計3回しか見ることができないのに、誤訳のオンパレードなのは当たり前だ。

EUだか、まだECの頃だったか、共同体予算の、1/2だったか1/4だったか(イイカゲンなうろ覚えだが)は、翻訳及び通訳に費やされている、という話をきいたことがある。あの、アルファベットの、適当に語尾とか変えたら通じそうな言語同士(!)なのに、である。

別に、誤訳のオンパレード万歳! なんて言っているのではなく、戸田奈津子を擁護する気もなく、ロード・オブ・ザ・リングは映画も原作も見てないが、「環境は、自分を映す(多少歪んでるかもしれないが)鏡である」と思っているので。

台湾には、代表的な(高級?)大衆月刊誌が2誌あって、うち一誌は、開けると、全ページが左側は台湾語(北京語だったかも)、右側は英語という完全バイリンガル仕様である。

要するに、英語なんてわからなくても生きていける国なのに、英語を正確に理解しようなんて、ちゃんちゃらおかしいし、本当に国際理解を求めているなら、何故世界160ケ国くらいに、国として日本語学校をつくろうとしないのか不思議だ(もちろん反意表現)、だってキリスト教は、イギリスは、アメリカは、フランスは、イタリアは、ドイツは、という話。
コメント (0)

 
夕方、会社に戻る前に、どうしようもなく、喫茶店に寄りたくなるときがある。

* * *

ドトールは、きびきびした店員と、一息入れているサラリーマン達で、活気に満ちていた。
角のテーブル席で、木の間仕切に軽く凭れながら、ぼぉっと、見回してみたり。

* * *

ここは淀屋橋。気合いを入れる。負けてられない。自分自身に。
さっき立読した藤森直子の本を想い、ついに出版されるあの本を思い。

* * *

晴れた夕方の空の下へ。
コメント (0)

パレード
パレード(川上弘美著)を読んでから、sweet soul revue (pizzicato five) を聴いてみた。
・・・ちょっと無理があった。
でも、街はパレードだしぃ。(←なおも強引)
コメント (0)

20:30の種明かし。
ヒント:時差を考える。
実に良くできている。
上司と話をしていて、わかった。
コメント (0)

W杯
今回初めて気づいたのだけれど、サッカーって、野球と違って、ちょっとでも目を離していると点が入ってたりするので、ずーーっと見てなきゃいけないんだ。
だから、おもしろいゲームって息をつく間もないほどエキサイトしてしまう。

…今ごろ気づく話じゃないけど、、
コメント (0)

サッカーなこの頃。
素晴らしい! 韓国!! 一蹴り一蹴りが気持ちいい!
…それにくらべて、日本の試合って、どうしてこうプロ野球的にタルいのかなぁ。
サッカーでありながらプロ野球になるのは何でかなぁ。
正直言って、これまでのゲームの中で最も、全く、つまらなかった。
時間の無駄だった。

今から考えると、日曜日のアルゼンチン vs ナイジェリアは、緊迫感あふれる、全く目の離せない、実に良いゲームだった。
もう、我を忘れて、息を吸うのも忘れて、ただただ。
コメント (0)

こうなったら意地でも買わないぞ、くるり。
風邪。悪化。ダウン。ヘロヘロ。
こうなったら意地でも買わないぞ、くるり。
どうもメジャーになるとすーっと醒めてくる癖に最近気づいて、というより最近になっていつの間にか身についてしまっていたようなのだが、LOVE PSYCHEDELICO しかり、EGO WRAPPIN' もまたそう。いや今でも好きは好きなのだが、一時の熱が冷めてしまっている。どうせ冷めるならこの体の方こそ冷めてもらいたい。←誰にしゃべっているのだ?!

そういえば宮部みゆき、今買っとかないと次はいつ見つけられるか?、なんて考えて平積みはもちろん、見知らぬタイトルを棚に確認すると即買ってたけど、今やあまりに次から次へと書いてるみたいだし、これだけ人気が出れば2年くらいほっといても絶版にもならずにいつでも入手できるだろう、ということで模倣犯も眠ってる。
というのもラテンアメリカ文学の現在の出版状況もあるし。トッド・ラングレンを出すまでもなく。
レイナルド・アレナスの「夜明け前のセレスティーノ」に対する判で押したような書評、すなわち「20才そこそこでこの才能」「ラテンアメリカ文学というもの」なんてのを見ると、「めくるめく世界」を読まずによくそんなことを書けるなぁ、とか、ラテンアメリカの多様さ、豊饒さ、はいろいろな作家の作品を読んでこそ、なのに大方の過去出版された翻訳は絶版で、著名な作家の代表作と言われているものさえほとんど入手できない現状に、ごく一握りの、わずかに偶然にも絶版になっていない作品をもって語られるとすればもう無茶苦茶だなぁ、とか思うのです。
だから、もし本当に文学が好きなら、既に世界文学の10%を占めるラテンアメリカ文学を、ちゃんと買って読んで、その群を抜く豊饒な世界を感じて欲しいし、事実上片手で数えられるくらいしかおられないラテンアメリカ文学に理解ある編集者の方々には、是非とも絶版本を再版して欲しいし(4000円代程度まで価格を上げても、買う人はちゃんと買います)、やはり事実上片手で数えられるくらいしかおられないラテンアメリカ文学の翻訳者の方々には、更なる作品の発堀を行って欲しいのです。
(次に続く)
コメント (0)

ラテンアメリカ文学に関わる方々へ。
(前から続く)そうしないと、「夜明け前のセレスティーノ」単発で終わってしまい、本当に、本当に次世代へ引き継ぐことができなくなってしまいます。
現に、ラテンアメリカ文学に興味をお持ちの方に勧めようとしても、中途半端なアンソロジーものや、たまたま映画化された原作くらいしか入手できないとすれば、しかもそれによって「ラテンアメリカ文学は」なんて判断されるとすれば将来にわたっての大きな損失なのです。


きっと音楽の世界にも、そして美術界にも、似たようなことはあるのだろうなぁ、ということ。
コメント (0)