2004年08月の記事


この世にウォークマンがなかったら。−−美術と音楽の相対性理論
ちょっと考えたことがあって。

一度もウォークマンを買ったことがない人、っていうのは、もしいるとすれば、ほんとに全く音楽に興味がない人、だと思う。
(まあ例外として、年とってるとか、最高の音響装置で正座して聴くのが正しい音楽鑑賞のありかただっ!、て思ってる人は除く)

もし、この世にウォークマンがあらわれていなかったら、ここまで音楽は大衆化することなく、昔ながらに座敷のステレオで聴く音楽マニアやあるいはちょっと趣味が音楽鑑賞な人と、ライヴを渡り歩く生音好きな人と、年に一枚か二枚かせいぜい三枚の音盤を買ったりして聴く人と、そして大多数はテレビやラジオや街角で音楽が流れてたらちょっと耳にしたりって人ばっかりだったのではないか。

もしそうであったなら、例えば美術鑑賞と、音楽鑑賞はほとんど似たような立ち位置となっていたのではなかろうか。

では逆に美術鑑賞が今の音楽鑑賞のような地位を築いていたとしたらそれは、ウォークマンにあたるものは何か? とか、visual art と music における 複製 の存在のしかたとか、視覚と聴覚の特性の違いとか、コマーシャリズムはどこまで対応していくものなのか? とか、いろいろ考えつくけど書くのがめんどくさい。

めんどくさい上にこんな議論は読んだことがないので、(C) にしてしまおう。
(まあなんと)

でもそう考えると、美術鑑賞の現状のほうがまだ正常に近くて、音楽のほうがあまりに無理やり売ろうとしてその弊害が各所にでてきているような気がする。

だって美術鑑賞が今の音楽のようになってるとしたら、その場合の 複製 のありかたは?
なかなか難しいでしょう?
だてに座敷のステレオとライヴを渡り歩く話をしたわけじゃないのです。

やっぱり早いこと コピーの時代 を観に行くべきだった。もうすぐ終わってしまう。


第 2回「究極の複製画とは」
第 3回「見世物、動物園、美術館、ライヴ」
頭の中ではできているけどやっぱりめんどう。そもそも時間がないってーの。
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別サイトアップ:ろうそく能 通盛(大槻能楽堂、2004. 7.23)
メモ。
contents label cafe aura crossにてDUORCA トウヤマタケオトリオのライブ

こんなのみつけた。
http://www.jasrac.or.jp/sakka/index/index.html
まじめな森雪之丞。

新着。
DUORCA
帰ってから気付いたけど、一枚一枚手で色付けてる。曲名もなんもなく ORCA のはがき入りで、4曲、live でやったののうちオリジナル、かな。

歩くのがきついくらいだるだるな帰り道に、体調悪化。
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別サイトアップ:Cafe Bridge「宴芸」出演:林幸治郎(ちんどん通信社)(2004. 8.18、Cafe Brid
華氏911 が話題になってるけど、タリバンがどうのこうの言ってたころには、戦争への不安を口にする人はいてもはっきり反対と言う人は少なかったし、むしろアメリカのやり方に若干の同情さえ持って眺めてる人が多かったように記憶している。直接的には関係のないイラクに矛先が向いたときも、無茶な論理だという人は少なかった。
でも、今、今になって、
華氏911 が話題になってる。

後から、なんてなんとでも言えるんだよ。
ベトナム戦争、ってのもこんな感じだったんだろうなぁ、ってなんとなく思う。

私?
大統領宛にメール、送ったよ。
証拠の文↓
2001 09/24 12:38の日記へ

いやもちろんこんなのが最も適切な方法とは考えてないけど、例えば、世界 40億人くらいが同様のメールをしてたら、…たぶん起きてない。こんなこと。(e-メールできる人が 40億人もいるかはとりあえず横に置いといて)

「世論」ってこんな程度のもの?

だから、3年前、何にもしなかったのに 華氏911 をみて監督に共感した人には、この言葉を贈ろう。

「偽善者!」

意図的でなくとも結果的に、これはやっぱり「共犯」なんだよ。


と疲れる気が滅入る心痛める読み手を減らす刺される可能性が増える議論はやめにして。毒吐いて少しさっぱり。

一つだけつけ加えると。
華氏911 には博報堂も名を連ねていること、知っといた方がいいと思う。

Asa さんの曲が流れてた喫茶店での小文が消えてしまったではないか。

新着。
バロック協奏曲 アレッホ・カルペンティエール
とうとう幻のサンリオ文庫、買ってしまう。一瞬、これは新品か?! と目を疑うキレイさにびっくり。
この世の王国 アレホ カルペンティエル
なくならないうちに買うよー。
光の世紀 アレホ カルペンティエル
ハープと影 の二の舞いは避ける。
ベスト 斉藤由貴
デビュー直前の(ミソは 直前) 青春という名のラーメン とはもう一本別の(どうしても思い出せない) CM が、とても好きだった。
でも彼女、ポニーテイルの概念と形態を変えたと思う。
追跡 アレホ・カルペンティエル
もうとことん。
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備忘録。
8月18日 19時〜CafeBridge「宴芸」出演:林幸治郎、他(ちんどん通信社)
妻に秋を贈ろうと思う。ANA超割

新着。
ナツハヨル Asa festoon
ジャケットが!
BeTI-Beyond The Influences- オムニバス
saigenji ではじまり残像カフェでおわる。多様な声。
ほんやら洞の詩人たち オムニバス
半額だったので。未聴。
Sandii Sandii's Lemrian Heart
あのサンディ サンセッツの人。
あがた森魚 ギネオベルデ (青いバナナ)
要するに頭の中青柳拓次だらけ。どちらもものすごく Double Famous 的に聴こえるのは、活動休憩中なせい?
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別サイトアップ:しあわせの理由(グレッグ・イーガン著)、博士の愛した数式(小川洋子著)、桃太郎の運命(鳥越信、NHK ブ
お盆のともしび、消えるころ。涼しげな風に吹かれて。書に親しみ音楽にひたる。
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別サイトアップ:世界報道写真展 2004(ハービス HALL)、江戸の見世物(川添裕著)、竹田の子守唄 名曲に隠された真
書いてみて初めてその重みに押し潰されそうになる。こともある。

しあわせの理由(グレッグ・イーガン著)読了。チャンさんの あなたの人生の物語 からの流れで買った。こういう流派が SF の中にできてたのは驚き。鼻につく部分がないといえばうそになるけど(そこを取り除くと SF でなくなったりするんだけど)、手法としての SF で小説を書いている。プロットが途中から散逸していったり。その意味ではチャンさんえらい。
現象より心を描く SF 。

それとみんな触れてないのは、芸術全般への造詣が深いこと。ピナ・バウシュとか、うわこれモリムラ読んだんとちゃうんとか、そしてこのうるおいかたは、ハード SF が過度に SF 的技に寄りかかってたのと対照的だ。と思う。たぶん。

このくらいの短篇集っていいなぁ。

ザウルス新型いじる。近々乗り換え。

世界報道写真展でいいたかったのは、それでもなお見なきゃ何にも知ることができないってこと。

江戸の見世物は、珍しく過度にあらすじを書いてしまった感があるけど、例えばその見世物の道具をつくってた職人さんの流れをくむ会社があってドリフの舞台装置をつくってるなんて読むとワクワク、しませんか?

竹田の子守唄は、藤田氏か森氏の著作、そのうたと元唄、は少なくとも通らないと理解し難いと思う。リンク先を全部たどればまぁ何とかなるかもしれないけど、2~3 時間かかりそう。でも現実だから。
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あまりにロー・テンションで、疲れてて、あちこちうろうろしてたけどどこにもたどりつけず。

昨日の死紺亭さんのにあたったのかも。

日曜の晩なのに、ちょっとあと 2日をくぐりぬける自信がない、ってくらいしんどい。

なんかこのまま誕生日に突入しそうな気がしてきた。

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two fingers KAMA AINA
青柳拓次!! もひとつおまけ、青柳拓次!!!
最愛の(いやそういう意味じゃなくて)ミュージシャンの、ソロ。
静かに、今回はそしてシンプルに。
子供でもできたのかな。


こんなの書いてた↓ えらいこっちゃ。
各年代別の死因トップ 5 みたいなのを見たことがあって、たしか、30代前半はトップが自殺だった。
30代後半になるとそろそろ成人病があらわれはじめ、もっと若いときは子ども特有の病気やら交通事故やらが多かった記憶がある。
そういう意味では、死ににくい年代なのかもしれない。

その頃は、もう何人めかの、知り合いが自殺して間もなかったので、なるほどと妙に納得した。納得すべき事柄じゃないと頭の端のほうで声はしていたけど納得した。

いやいや、私が自殺することはないので、(以前このページのどこかで試算したように、行きたいところや観たい画やしたいことがいろいろあって確かあと 130年くらいは生きないといけなかったはず)99人の死に方の本を立ち読みしたからって大丈夫んだけど。
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仕事して、講演会「竹田の子守唄」を聴いて、梅田に戻ってアジアフェスティバルをちょっとみて、西梅田で報道写真展をみて、地下鉄で移動して Poets On The Road '04 へ。
眠たい。
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別サイトアップ:夏への扉(ロバート・A・ハインライン著)
機器トラブルでメールがみんな飛んだ。で、メールをメモ帳代わりにもしていたので、書きかけの感想や、積ん読本リストや、その他諸々も闇の奥に。
予定リストも。スカスカになってしまう。
少々茫然、のち気を取り直して。
さっぱりはさっぱり。

本ばかり読んでた。台風の中。

新着。
その名にちなんで(ジュンパ・ラヒリ)
訳者も同じ。
冬の犬(アリステア・マクラウド)
冬まで待つか。
しあわせの理由(グレッグ・イーガン)
SF づいてる。
VISITORS(佐野元春)
若い!
THE SUN(佐野元春)
CCCD に対する態度に敬意を表して。
meets#3 yoshiyuki toyoshima mama!milk
やっと気づいたけど、…meets はどうも私には。
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