2004年04月の記事


 
バロの『星粥』発見! 星ノ石という本の表紙。同じくバロの表紙である百年の孤独・新装版と並んで平積みになってた。いいなぁ〜星粥。らっぱみたいな煙突の先から星を吸い込んで、ガリガリって砕いて(←ここちと残酷)、お粥にして、とりかご(とは言わないか)の中にいる三日月に、匙で掬って「はい」って食べさせてる女性。親密で静か。

なんだかいろいろ起こってる。ような気がする。自分のスケジュールがいまいちわからない。

急いでると、突然後ろから名前を呼ばれる。あ、お知り合いの方に。すぐそばの会社で働いてて、たまたまタバコを買いに出てもどるところだったそうで。びっくり。
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別サイトアップ:サロメ、BRIDGE IMPROVISED MUSIC SERIES、上海博物館展、ロサリオの鋏、RAD
すっかりほったらかし↑。↓は時系列むちゃくちゃ。

チケットをとってしまう。が、シンディ・ローパーと白百合クラブを同時にとってしまう人は私しかいないに違いない。ちなみに白百合クラブは、沖縄発、結成 58年めくらいのおじいちゃんおばあちゃんバンドであって、ヘンなクラブではない。…ある意味奇特な存在だが。
そして、手元にあるチケットは、初めての声明と久々な神楽、当日で行こうと思ってるのが地歌、と和。
で、フラメンコについて書いて(ないけど)、たらタイトル久しく入れてないことを思い出した、次第。

センセイの鞄、ほんとにドラマになったんだ。センセイ役、さすがに高倉健にはなってなかった。イメージが崩れそうなのではすかいに眺める。違ったり、ふくらんでたり、感心な違いだったり、しぼんだり。不規則でひそめられた呼吸のよう。

もうぼーっとしてたらえらいところで間違う。落ち込む。レディオヘッドの Creep を聴いて、ビル・ラズウェルを聴いてからウタダヒカルを聴くその神経がわからない。

新聞をみたらいきなり佐々木幹郎が書いてるし、TV をつけたらニナガワミカが写真撮ってるし。
いやいや、佐々木幹郎はおれおれ詐欺の逆な話だし、彼女のドギツイ色の写真は嫌いだし、その某画廊のオーナーもあまり…なんだけど。

どうも カーマは気きぐれ ばかり口ずさんでて何でや? と思ったら、…Radiohead 関連の BBS の見過ぎだった。

Campbell Soup のラベルが今までの赤と白から Andy Warhol の作品のようにカラフルになるらしい。
Warhol のようにってことは Warhol じゃないのかー。

新着。
Barcelona Raval Sessions Various
うわー以前聴いたアラブ三枚組がよぎる音。あのへん系なんだ。
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雨月物語 白石加代子
版元もどこも切らしてて、やっとみつけてつい。お金が。時間が。
Untying the Not String Cheese Incident
賑やかに気持ちいい。
Espiritu Vivo Susana Baca
悪くないけど。


http://www.sanspo.com/geino/top/gt200404/gt2004041704.html
やった! CD 買える。
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改めて Radiohead のライヴについて。ファンサイトや掲示板をざっとみたけど、大阪は初日より二日目の方が良かった、音響的には大阪も幕張もかなりひどい、姿がみえない、スクリーン小さ過ぎで後ろの方はそれさえみえない、等々不満が渦巻く。

いや、確かに、プロモーターが儲けに走りすぎ、音なんて三の次で、ってことは会場や全公演オールスタンディングといった発表時点で予想はしてたけど、それよりも、ほんとのファン、前の大阪城ホール他の公演時期より、減ってると思う。それを無理やり、なんとか盛り上げて客を動員してより大きな利益を、ってことではないか。
これは、営利を追求する、ってことでわからないでもない。し、次回の公演時にその答えは(自業自得的に)出るから。

でもそれよりもけっこう腹立ててるのは、…大阪の初日、要するに Radiohead にとっては、一連のツアーのリハーサル、って扱いなこと。

音響的にしんどい、ってことはわかってるし、調整しきれないってのもしかたない(いつもは見本市やってる会場スタッフにきいてもわからんだろうし、人の体って音、吸収するので事前のセッティングをしても客を入れるとめちゃめちゃな音になってしまう)と思う。
でも、そんなことより、メンバー、ミス多すぎ。
機器トラブルもあったかもしれないけど。
ふー。

で、こうしてファンを失っていき、三年後くらいに解散する、って例、枚挙に暇がないんだから。
少なくとも私は次、行く気ないなぁ。よっぽどすごいアルバム出したら別だけど。
日本語しゃべりゃあいいってもんでもないし。

大阪城以降、いったいどうなっただろう、と期待が大きすぎたのかもしれないけど。
正直いって、こんなに幻滅したイベントは、生まれてほぼ初めて。
…もう一つだけほんとはあるけど。


新着。
Taraf de Haidouks Taraf de Haidouks
今聴いてる。これすごくいい。ゆったりのりのりアコーディオン。とヴァイオリン。深〜い音。
The Thomas Crown Affair: Music From The MGM Motion Picture Original Soundtrack
買ってしまった。Michel Legrand と Bill Conti ってえらい。
赤ずきん 定松 正
サラ・ムーンの、世に出るきっかけとなったボローニャ児童図書展(ってきっと例の、だと思う)グラフィック部門で大賞受賞作。傾向一緒。不満二点。原語載せろよーもうちょっと深みのある印刷にしろよー。
あなたの上にも同じ空がLIVE / 戦場写真上田假奈代
毎日毎日聴いてる。LIVE、行けばよかった。。
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別サイトにて、六甲アイランドの美術館へ行こうキャンペーン + 芦屋は大邸宅だけじゃない美術館がいろいろキャンペーン
趣旨:(六甲アイランド)二つともよかったのに、人少なすぎ。阪神間の、趣味のよい小振りな美術館並には少なくとも客が入ってよいはずだ!
(芦屋)閉館の危機にさらされている芦屋美博を救おう! 建物ヘンテコリンで展示スペースが狭くても、マンションだらけでとてもわかりにくい場所で地図必携でも、企画力で勝負だ! すぐ向かいは谷崎潤一郎記念館、そして虚子記念文学館、山側へ向かえば俵美術館、ヨドコウ迎賓館、エンバ中国近代美術館と揃ってて、芦屋川そぞろ歩きは気持ちいい! 村上春樹ファン必歩! 今秋には滴翠美術館も再オープン予定で、ちゃんと廻るとまる二日コース! ミュージアム・イン・芦屋 っていうパンフだってつくってる! 芦屋市の財政、豪邸ばかりに任せてはおけぬ!
方針:本サイトにて絶えず掲載。特別待遇。
但し、掲載レベルを下回る美術展と判断した場合は即取りやめ。
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Radiohead な日。どうせまた前座が延々やってるだろう、と余裕かまして 30~40 分遅れて行ったら、一歩ロビーに入った時点で、…トム・ヨークの声やん!! 「あれ、もう唄ってんの」「もう始まってます」「前座はなし?」「もうだいぶ経ってるので終わりました」

なんだか、自由奔放、リラックスして(いやもちろん彼らだから究極的に激しく高度なんだけど)、生な音と声だった。
…個人的には、あの大阪城ホールでの、完璧 ということばは正にこのために存在するライヴ(特に前半)の作り込まれた感が好き。

いや、残念ながら、あの頃がピークなんだったんだと思う。外国人、今回少なかったし。20 代前半あたりの若い人ばっかだし。

今なら little creatures のほうを勧めたい。というか、Radiohead の側が little creatures に近づいてた。

死ぬほど踊るつもりで、ここ 3日ほど計 13時間睡眠で昼間からクラクラしつつ、倒れたらどうしようぱっと行ってぱっと踊ってぱっと帰ろ、と思ってたら、…のり切れず終了。22時クローズな場所のせいもあって 21:15 くらい? に例の終わりかたで。すぐ客電つく。

で、帰りの電車で某公式海賊盤二枚組の live 盤が、これ、好過ぎ。Radiohead の余韻を overwhelm してしまう。。娘義太夫が今、生まれたとしたらこれ以外、これ以上あり得ない。その live、行きゃよかった。。
いや、女流義太夫、今週行くのです。普通じゃないイベント。

新着。はいろいろあり過ぎ次回。
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やっと一段落。まだこれからだけど。ふう。
久しぶりに、昨日、眠れなかった。
もーひなたぼっこである。

新着。
日本語の呼吸(鴨下信一著)
白石加代子だし。
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空気、場の景、チエーロとチオマ、その人の居ずまいにのめり込んでしまった。今日の朗読、白熱。

ずうっと気に病んでたこと−−風邪、うつしたかも、ってことも、やっとのことでお詫びできたし。

そして、なんと、おお!、あの作品を一番好きだなんて!! 嬉しい! 大学生の頃、インタビューした英語の先生が、カルペンティエールを好きって言ってたの以来だ。たぶん。

誘われるがままに、外に出て、ぐるっとまわって、見上げると月は、まあるい蛍光灯のように、どの照明より明るく白く照ってた。
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まだ終わらない。桜、みないと。
木屋町の桜もちらっと横目に、祇園のしだれ桜を、10数年ぶり(?)に。素面でみるのは何年ぶりなんだ?? 雨後でも賑わう。
で白川へ。しっとりしてて、ここ、個人的に好き。静かに、川向こうの料亭を透かしみつつ、ふぅーっと息をはく。

ひらひら花びらも浴びたし。
明日も声、きく日である。

Daude Neguinha Te Amo を聴いている。RB だかレゲエだかジャングルだか、これすごい。何で買ったのか、どこでみつけたのか未だにわからない。
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別サイトアップ:西條八十詩集(ハルキ文庫)(メルマガも)
やっと散髪した。はぁ、春。

今日は南座なので、その前にサラ・ムーンを観る。写真という媒体をつかってのストーリーテリング能力にひたってしまう。場所柄もあるのだろうけど、private な幻想、マッチ売りの少女をなぞらえつつひっそりくりひろげられる物語に、魅せられる。映像版が、ちょっとまた好い。
ちなみに映像版の上映は毎正時(15分間)、になってたけど何故か半端な時間に観せてもらえた。
そして、来週 11(日)14:00~ 御本人が来日してのサイン会(!)があります。

で際々な時間になり地下の魯山人やらは飛ばして、雨とはいえ人込みな歩道をばたばたと急ぎ、2分前くらいに南座へ飛び込む。白石加代子の源氏物語、今回は若菜である。
老いを感じる源氏、は少し哀しい。

演出が、(述べるのは遠慮するけど)誠に南座に似つかわしくて、六条はやっぱり赤、なのである。ううう、語りたい!

しかし、たぶん初・南座が白石加代子になるとは。別に歌舞伎を避けてるわけじゃなく、初心者向けに私でも楽しめそうなのを、…最近探すのサボってたけどまた次回。
外からいつも、敷居高いしケバい(うう死語か)外観だしおばちゃんいつも廻り取り巻いてるし、でも今日はあっさり客席まで突入してしまった。みやすい、若干横に広い、音もよくて声が届く広さでいい場だなぁ。
白石加代子、でももう女義太夫状態の語り口になってしまって。そうかー、現代の語り手だもんなぁ。ますます勉強しているのである。

そして京都駅へ向かい、うどんを食べてから(いや今日寒いし)華宵を観る。客層は想定通り、漫画とか好きそうな女性(多数)と、オタクっぽい男性少々とデザインの勉強してそうな人、そしてどうみても本職の漫画家なベレー帽被って髭生やしたおじさんも。
字いっぱい書いてて、弥生美の生い立ちもわかる。
肝心の華宵は、服飾とある意味重なる、つまり流行の変遷の激しさを感じることに。楽器や、和 / 洋装の遣いかたなど。
ただ、やっぱり美人画は清方でないと、ってことがわかる。

サラ・ムーンのちらし入手。順番逆。白隠と、南禅寺も。んー、結局どちらも行くのか?

また舞い戻って、足立美展へ。単に清方が観たかったのだが、んんん。大観をはじめとしていつものメンバー、正直、一級品はあまり持ってきてない気がするけど、榊原紫峰は素晴らしかった。点数も多くて。
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Daude Neguinha Te Amo
どうしてか、忘れてしまった。
宇多田ヒカル Single Collection Vol.1
ウルトラメジャーなのも。単に Can You ... が聴きたかっただけともいう。全日本人を敵に回す覚悟で聴いて思ったことを述べると、…音、こんなにスカスカ? TV やラジオでかかることを前提にした mix ってなめてるし、そんなにうたうまくなくて正直がっかり。
Siti Nurhaliza Pancawarna
今、アジアで最もうまい歌手、ってきいて。もう少し聴き込まないと微妙だけど、どちらかというと天性の声、の持ち主っぽい。
THINK OF ONE 3
モロッコは私にはだめだったかー。
yoy asa よいあさ Emme
長唄系にして EPO のバックコーラスがプロとしてのスタートなだけあって、混然一体なうまさ。もう少しバックミュージシャンをコントロール出来るようになると、これは恐ろしいことに。
オババコアック(ベルナルド アチャーガ著)
バスクを知らなきゃスペインは。
HOME FAMILY LOVE RAM
青柳拓次、はわかってたけど評判よいので。
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別サイトアップ:田中一村展(大丸心斎橋)(メルマガも)、熊谷守一展(なんば高島屋)
えー、ばたばたばた。

トーマス・クラウン・アフェアー、「モネの絵」ってだけで慌てて観たけど、おもしろいやん。いきなりフェイ・ダナウェイにびっくり。で、あの絵、持ってるし。私が本当に好きになるきっかけだった、絵、にこんな形で出会えるとは。だからポスター、持ってる。しかし私の記憶が確かならば、ブリジストン美にあったはず。いつの間に MET に? 何枚かある? NY、行きたいなぁ。
で音楽がこれまた小気味よいテンポ、観ながら amazon さまよって。
マックウィーン、どんなんだろ。
(原題:THE THOMAS CROWN AFFAIR)

リュック・ベッソン、海やイルカと離れてからは認めてないけど WASABI も少し観てしまう。外国人の目に映る日本、の色彩の氾濫にんんん。

そういえば黄泉〈よみ〉がえりも少し。なるほど。よくできてるよ。

白い巨塔、江口洋介が裁判で証言する直前の回を観て以来、気がつくと終わっててしまった、と思ってたら特別版は偶然観た。んん。いや ん の数で評価してるんじゃなくて。

ロサリオの鋏(ホルヘ・フランコ著)読了。佳作。男、の一種情けなさとこの文体はなかなか。

西條八十詩集(ハルキ文庫)読了。あのかなりやよりも何よりも、一番驚いたのは 青い山脈 を作詞してたこと。驚くポイントを間違ってることはわかってるけど。蘇州夜曲に東京音頭! まで。
でも本質は、かなりや。寂れた駅の待合室に、少し寒くて、そんな空気。

熊谷守一展、みてる人も、係員も、あたたかいきもちに満たされてた。

萬野美、閉館の葉書がくる。大阪市内、ほんとに百貨店併設のしか残らなくなりそう。

新着。
アートバイブル
台湾原作ってのが謎だけど、新約・旧約ともで掲載絵画も一級。キリスト教圏外だからこそ生まれる本。
最後にして最初の人類(オラフ ステープルドン)
年代記の名作のようで。
明治の美人画(京都書院)
年方や清方、滑稽新聞まで載ってて。
大阪人5月号「近松の大坂」
三十三ケ所廻りが載ってて。でも論考は樋口覚に遠く及ばず。
広告5月号「日本をおもしろくする77人」
軽重を付けた編集に目を見はる。矢沢あいってこんな人なのか。
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