2006年08月の記事


"...I wanna play my instruments"(鈴木祥子)
"I don't play no instruments. / I wanna play my instruments"(鈴木祥子)

愛のカ・タ・チ。
弾き語り。
変な飾り気なく。
誤魔化しのない。
曖昧さのない。

・・陰影と妄想。

きちんと、透明な眼鏡で。
純度の高い。

アッコちゃん、ノリノリ。
…そう、こういう曲だったんだ。初めてわかった気がする。

唄い上げる。だんだんと。
色合い深く。

サバサバッ。
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別サイトアップ:マリア・テレジアとシェーンブルン宮殿展(京都文化博物館)
ヨーロッパ史がわかってないからかなぁ、いまいち。
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行きたい美術展更新
注目は、若冲もあるが、やはり青山二郎。どんな作品が出てくるやら。あと、棟方志功はどのくらい幻的作品か。

ネコの話で思い出したのは、レイチェル・カーソンについての話。
レイチェル・カーソンといえば "沈黙の春" で環境問題の告発という形で(特に日本では?)有名だが、彼女は本職は海洋生物学者だった。
これは、彼女が深海の微生物の調査をしていたときの話。
深海で、微生物を含む海水のサンプルを採り、その微生物を研究する。
それ自体は、特別なことではない。その後である。
彼女は、残った海水のサンプルを、再び、その採取した深さまで沈め、放した。
その文章の筆者が、どうしてそんなことをするのか、と尋ねた。
彼女は、残った海水にもたくさん深海の微生物が棲んでいる、地上では生きられない、だから元の場所へ返すのだ、研究に必要な分はともかく、残りの生物の命を奪ってはいけない、と言った。
筆者は、彼女のその発想には感心したがそこまでやるのは偏執的過ぎやしないか、と続けていた。
もちろん、その発想が後の "沈黙の春" にも繋がってくる。

私が言いたいのは、例えばこういうことである。
微生物の生命を(このレベルまで)尊重するのは、おそらく大多数が確かに偏執的過ぎる、と考えるだろう。
じゃあ、アリなら? ミミズなら? カエルなら?

ネコなら?

そして、人間でさえ、堕胎が行われている。
ネコの避妊手術って? 人間の避妊手術は適正か?

反発はわかるしそれが(あまり品のよくない週刊誌あたりでなく)日経新聞というのは確かに驚くが、物事はそれほど簡単ではない。
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別サイトアップ:ジャコメッティ展(兵庫県立美術館)、栗コーダーカルテット(メルマガ発行)
別サイトアップ:アルベルト・ジャコメッティ展(兵庫県立美術館)、栗コーダーカルテット(2006. 8.26、JEUGIA梅田ハービスENT店)(メルマガ発行)
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Mirrors(フルカワミキ)
意外に普通の、ロック?
まぁ唄い手さんだから。
と思ってたらベースの人でもあったのか。
それにしては、… Trevor Horn みたいじゃないし(←目指してないし)、
Bill Laswell とも違う(←いやだから目指してないって)。
ひょっとしてブリグリの奥田さん兼 Tommy になりたいのか?(←いや違うでしょう)
SUPERCAR 風ではあるが、「人にやってもらいました」感あふれる、自分の道がない、これから探すのか?
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A Perfect Sky (BONNIE PINK)
感心した。
ほとんど 100% の打ち込み、それも、今どき珍しいここまで安っぽい音、そして盛り上げとアクセントと雰囲気のみで仕上げた、CM で耳に残るように聴こえりゃそれでいい! ってぇ記号的音符、
そこにもはや百戦錬磨といっていい BONNIE PINK の声は、初心者にも優れてキャッチーに、昔からのファンにもその進化を感嘆させる出来で、
あの独特のねっとりした声色さえ POP に爽やかにあでやかにつややかに聴こえる。
この、策士!
'Heaven's Kitchen' のころの彼女なら決して乗らない、断っていたかもしれないプロジェクト、キチンと自分を乗せ、唄い廻し、自分の立場で出来ることをして、売ってファンを広げて、自分の唄を聴かせる、プロの仕事である。

しかし、カップリングの "Free"、鈴木正人の澄んだ音色に足して濁らせたのはどこのどいつだ? せっかく Percussion の利いた middle-up テンポの爽やかな曲を、台なしにするなんて! にもかかわらず、宣伝文句に 'リトルクリーチャーズの鈴木正人氏' 云々とは、いったいどういう神経をしているのか。ひどい。酷すぎる。
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sweet montage A (ANATAKIKOU)
あなた、紀行?
バービー・ボーイズと、スピッツと、ムーンライダーズと、
(スガシカオ? はちょっと違うか)
(山崎まさよし? も違うなぁ)
を混ぜて、ゆる~くした感じ。浮遊感。
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別サイトアップ:大アンコールワット展(大阪歴史博物館)(メルマガ発行)
別サイトアップ:大アンコールワット展(大阪歴史博物館)(メルマガ発行)
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金曜は Calo Bookshop & Cafe という旧 bookseller Amus 系列の所で建畠晢・藤原安紀子朗読会をみにいく。私の興味は、建畠晢氏の、詩人でありながら美術評論をし、さらに国の美術館の館長を引き受ける、というありようの不可思議さの謎が解けるだろうか、と相当にミーハーな気分で行ったのだが、いやはや、本物の詩人のかたであった。
そして、藤原安紀子氏はいっけん delicate なんだけどそのおもいの流れは強い。
(ことばを武器とする方のことはいいかげんに書けないのでいずれ後記)

で、bk1、amazon、tower、HMV をまわって詩集やら CD やらいっぱい注文してしまう。お金の計算はしない!
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別サイトアップ:陶芸の現在、そして未来へ Ceramic NOW+ (兵庫陶芸美術館)(メルマガ発行)
蝉も電車で涼む、今日このごろ。
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アストル・ピアソラ/[2]アディオス・ノニーノ~ライヴ・イン・ルガーノ1983(アストル・ピアソラ五重奏団)
そうそう、こうでなきゃ。
リズムがメトロノーム無視。
なのに独特の、ピアゾラ体内時計テンポが、えもいわれず跳ねるように心地快い。
天才である。
拍手パチパチパチ。
彼にしてはちょっとゆっくりめな気がする。
そこはゆったり、うねって。
え? リベルタンゴだけ何故か頭に曲紹介? 海賊盤かこれ? それとも放送用?
でもどうも寝惚けたような演奏だなぁ。どうしたんだろ。ほんとに眠たかった?
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アフリカの歴史を読む。頭の中がいろんな王国名で渦巻く。とうとう植民地化に入っていく。ここからがむちゃくちゃな歴史の始まりである。
「きわめて英明なる存在である神が、こんなにも真黒な肉体のうちに、魂を、それも善良なる魂を宿らせた、という考えに同調することはできない」
これは、モンテスキューのことばである。(『法の精神』、1747年)
「黒色人種は最低であり、人種序列の階段の下に立っている。受胎したときから、動物的な特徴がニグロに刻印され、その知能は常にきわめて狭い枠の中から出ることはないだろう」
こちらは、フランスの人類学者ゴビノーだ。
その前までは、アフリカとヨーロッパは、相当程度友好的な関係も存在したのだが。
自由と平等とか、友愛とか、人権とか、そういったヨーロッパで生み出された言説が、いかに空虚で欺瞞に満ちたものであったか。
最近の戦闘のこととか、キリスト教とイスラムとか、オマーンやイエメン頑張ってたのに、とかいろいろ思うところはあるがまたいつか。
それにしてもやっとまだ半分か。
ちなみに黒人は、6000年前くらいに生まれたらしい。100万年とか 200万年とかのうちの 6000年。
そのうち、黄色人種から黄金人種とか生まれて、崇め奉られるかも。

PRIVATE GARDEN、いい。ずっと聴いてた。ECM のようで ECM じゃない。わかりやすい音、すぎるかも。
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別サイトアップ:PRIVATE GARDEN (THIERRY LANG TRIO)(メルマガ発行)
L'Ham De Foc, 北京までは来たらしい!
http://www.lhamdefoc.com/web_angles/angagenda.htm
日本のイベンターは何をやってるんだか。
…人口を 10倍に殖やすしかないのか?
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別サイトアップ:イッセー尾形 + ワークショップ発表会(大阪)(メルマガ発行)
別サイトアップ:イッセー尾形のとまらない生活 超スペシャル in 大阪、+ ワークショップ発表会(2006. 7.30、大阪市立芸術創造館)(メルマガ発行)

忘れてた↑ ので。

http://www.veritacafe.com/entertainment/music060621.html
畠山美由紀。
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別サイトアップ:北斎と広重展、チェコ絵本とアニメーションの世界(メルマガ発行)
別サイトアップ:北斎と広重展(京都文化博物館)、チェコ絵本とアニメーションの世界展(美術館「えき」KYOTO)(メルマガ発行)

チェコのは絵本初心者でも楽しめると思う。京文博のは、あまりみかけないシリーズものや三枚続物にも興味ある人向き。正直言って "冨嶽三十六景" やら "東海道五十三次" なら、他にもっと優れた版、保存状態のものがいくらでもあります。

が、頭の中は Cor De Porc L'Ham De Foc でいっぱい。
私は、この作品に出会うために、これまでいろいろな音楽を聴いてきたのかもしれない。
本気で、そう思うほど。
第二作も遡って注文。
もう、残りの何十年か、これ一枚で生きていけるかも。
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別サイトアップ:MAYSA、Saigenji(メルマガ発行)
別サイトアップ:ME-8 (MAYSA)、Saigenji(2006. 8.11、タワーレコード梅田NU茶屋町店)(メルマガ発行)

Saigenji さんは確かにすごかった。MAYSA と同時代に同じ地で聴きたかった。

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Cor De Porc L'Ham De Foc
今聴いてるけどめちゃめちゃ好みの音! 絃の厚みがすごい。中世欧州の異教の怒りの噴出みたい(←だいぶ違う)
一番の問題は、何でこれに辿り着いたか全く思い出せないこと。
一日 54時間くらい聴きたくなる音。
ゴスペルも顔面蒼白の、豚の心臓も吃驚の、地球人必聴の音。
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珈琲時光
東京は、東京だってどこもかしこも何十階建のビルばかりじゃない、摩天楼はごく一部の地区で、その周りは、ふつうの人がふつうに暮らす、"下町" というと独特の色が付いてしまうけど、そんな生活がある、ってことを知ったのは、それほど昔のことではない。
静かに時は流れる。
静かに風は流れる。
一両編成の電車。
二両編成の電車。
犬がいて、猫がいる。

ミルクを飲む。
寝る。
肉じゃが、好き。

足跡を辿り、失われる。
連綿と続いているようで、途切れてる。
記憶と記録の断片。
それでも人は流れ、生活し、動いてる。
縦横に織られた錦。
窓から流れる眺め。
スクリーンに映り、流れていく。
音。
音楽に、サウンドスケープ。
都会の長い電車は、立体に交差しゆったりとした川の流れの横を走る。

夏休みに観る映画。
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別サイトアップ:!(三田村管打団?)(メルマガ発行)
こりゃいい↑ 思ってたのと全然違ってた。

ややこしいこと、先方が撤回へ。なんとかなりそな気がしてきた。胃薬結構効く。

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Private Garden Thierry Lang Trio
聴けば思い出すはず。
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別サイトアップ:伊藤存 x 今村源 x 須田悦弘、金子潤(メルマガ発行)
別サイトアップ:三つの個展:伊藤存 x 今村源 x 須田悦弘、金子潤展(国立国際美術館)(メルマガ発行)
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Soul of the Tango (YO-YO MA)
自信満々はあまり好きじゃない。というか苦手。
だから、こんな自信満々、お金ジャブジャブ、な雰囲気の YO-YO MA の、どこが良いんだか全然わからない。
と思っていたが、"Libertango," 良いね~。豊饒に、軽快に。
が、2曲目から全然駄目。
Piazzolla の、哀愁と苦しみと明るさを、これほど理解せず無視するとは酷い。
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別サイトアップ:Songs(英珠)
ふう。暑過ぎる。
でかい案件終了。…ほんとに終ってしまう。現地担当より泣き声 TEL 伝言。
ふう。虚脱。
で、ややこしいことに巻き込まれる。かなり面倒。いろいろ整理必要。
大丈夫のか?

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八木美知依Yagi Michiyo / Ingebrigt Haker Flaten / Paul Nilsen Love Live! At Super Delux Pps
凄そう。
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休暇小屋(遊佐未森)
ピアノをベースに、
微睡む、夏の日。
絃が、通りかかる。
日本の夏。
誘う。誘われ、休暇小屋。
classic も合唱団も、コーラス・ワークも裏声も、ストリングスもピアノも、どこか懐かしい遊佐未森に、渾然一体と。

簾越しに、眩しい夏の日の照り返し、小路。
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