2005年11月の記事


別サイトアップ:須田国太郎展(京都国立近代美術館)
この問題が根深いのは、コスト優先のあまり、意匠や設備でなく、絶対に手をつけてはいけないはずの構造を、安価にあげるために偽った、という点にある。
意匠は、要は安い壁紙にするとか床の仕上を安くするとか、方法はいろいろあるし、設備については、合理的な設計(例えば給配管の位置を上下フロアで合わすとか)をすれば安くしていくことはできる。
しかし、構造は、特にマンション・ホテルのようにほとんどが基準階で平面レイアウトが同じ場合、工夫のしようがない。
マンションであれば、より安く、しかし意匠は高級感あふれる内装で、という圧力は昨今ますます強まっているわけで、この事件は、もうそんなこと限界なんだよ、という一つの悲鳴である。

もういろいろ繰り返されている点、だけどいまいち伝わる報道になってないので。
建築には、三者が関わる。建築主(施主、オーナー)、設計事務所、建設会社、である。
施主は、建物を企画し、建築物ができればそのオーナーとなる。
設計事務所は、施主の要望を図面として形にする。
実際に建てるのは建設会社である。
で、建築中のことが全然伝えられてないのだが、一番重要な点なので。
建てる際、建設会社には、設計事務所の描いた図面を渡され、建設費を割り出し提示して、折り合えば無事着工となる。
ここで留意すべきは、まだ何も建物が建ってないのに金額を決める(請負契約)、という点で、目の前に商品があって値札が付いている、という売買契約とは大きく違うことである。
だから、建設会社は、少しでも利幅を稼ぐために、設計事務所の描いた図面より安い材料・工法・施工をしようとし、それが手抜き工事や欠陥住宅の発生する素地、温床となる。
ここで、設計監理(管理ではない)の出番である。
設計事務所は図面を描いたら終いかというとそうではなく、建設会社の建築中、設計監理として、建設会社が図面通りの施工をしているか、図面で要求している品質は確保できているか、監理を行っている。
建設会社が現場で描いていく実際の図面は、全て、この設計監理者によって図面承認をもらい、その施工図に従って施工をしていく。
だから、設計事務所の業務は、1.図面を描くこと(設計)、だけでなくて 2. その図面通りの品質で実際に施工が行われているか監督していくこと(設計監理)、の 2点である。

分譲マンションの場合は、さらに販売会社、不動産会社等が関わってくるが、基本は同じこと。
いずれにしろ、変に安いものには必ずウラがあるわけで、
あなたは 100円ショップでマンションを買いますか?(←売ってないって)

まぁ設計事務所にしてみれば、耐震強度(えらい大ざっぱないい方だけど)が 1.0 だろうと 0.3 だろうと貰える設計料は同じわけで何のメリットもないので、今回の事件ではコスト削減の圧力に設計者が過剰反応しさらにワイロやら何やらが絡んでる、ってことだと思うので、あの設計者以外が設計した建物ならまぁ大丈夫と思うけど。

一つ恐い話を思い出した。
設計者はマンションでどこに住んでいるか。
意匠設計者は、眺めのよい最上階や最上階近くの高い階に住む。
設備設計者は、もしものときのライフラインのことを考え、2階、せいぜい 3階に住む。
構造設計者は、構造上一番安全な(設計になっているはずの)1階に住む。

いずれにしろ、ちゃんとした設計者は、少々高くても免震マンションに住んでおられたりするし。
地震の活動期に入ってる(~2025年くらい)んだから、南海地震も東海地震もみんなこの 10年か 20年かすれば起こってるんだから、もうちょっと敏感になった方がいいと思うよ。地震で死になくなかったら。
コメント (0)

別サイトアップ:小唄 特選、山崎旭萃と筑前琵琶の世界、有明の(メルマガ発行)
別サイトアップ:小唄 特選(市丸)、山崎旭萃と筑前琵琶の世界(高槻市立しろあと歴史館)、有明の(北村美術館)(メルマガ発行)

で、その後京都国立近代美術館をちらっとのぞいて、何必館でゆったり。

新着。
愛にメロディ 畠山美由紀
ん~。
周りが、売りたいのはわかるけれども。
コメント (0)

別サイトアップ:Theatre Royal Drury Lane、大江戸 Love Songs(メルマガ発行)
別サイトアップ:Theatre Royal Drury Lane 8th September 1974 (Robert Wyatt & Friends)、大江戸 Love Songs ~三味線音曲の世界~(メルマガ発行)

http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=10231
これほんとだったら、絶対買う! 買う買う! 行くよライヴ! すんごいに違いないし。リック・オケイセック乱入とか?!
コメント (0)

別サイトアップ:(いろいろ)(メルマガ発行)
別サイトアップ:ソーマ『キャバレーデカダンス』(2005.11. 4、大阪市中央公会堂中集会室)、からくりの宇宙とその周縁(大阪府立中之島図書館)、ルオー展(大丸京都)、with リピート・パフォーマンス(by おおたか静流)、"Sound Artistic Impression" ―交差する音声―(2005. 9. 4、京都芸術センター)、「唐長の装飾文様」展(shin-bi)(メルマガ発行)

マラソン、颯爽とすごかった。

新着。
Lookaftering Vashti Bunyan
各所であまリに話題になってるので、新譜も。
遊びをせんとや生まれけん~「梁塵秘抄」の世界 桃山晴衣
後白河上皇もあの世で吃驚、あの梁塵秘抄に(ある意味勝手に)メロディをつけて唄ってしまう、しかもあの中村とうよう氏がプロデュース、さらに打楽器も叩いているらしい。。24年前の LP の、13年前の CD 化の、さらに 2000年の再発、と、この連綿ぶり。
コメント (0)

http://www2.ocn.ne.jp/~heiryu/sub.html
やっぱり遅くなってるのか。能・狂言と同じようだ。

http://homepage3.nifty.com/jy/classes2005/bunkaron_a.htm
よくまとまってる。
コメント (0)

別サイトアップ:THE NEVER ENDING STORY、天龍、日本音楽まるかじり、明治大正はやりうた
別サイトアップ:THE NEVER ENDING STORY(坂本美雨)、天龍(天野月子)、日本音楽まるかじり(ビクター伝統文化振興財団)、明治大正はやりうた(うめ吉)(メルマガ発行)
コメント (0)

別サイトアップ:斉藤由貴 + BEST、『散文抄』(2005.11. 6、大阪・築港赤レンガ倉庫)(メルマガ発行)
別サイトアップ:斉藤由貴 + BEST、『散文抄』(2005.11. 6、大阪・築港赤レンガ倉庫)(メルマガ発行)

吉朝さんには、以前独演会で幽霊咄をしてて、そしたら暗転して、本物の幽霊が目の前 50cm くらいのところに現れて(←いやニセモノだけど)、物心ついて以来記憶にない最高レベルの「ギャ~~~」という声をあげてしまい、周囲の失笑まで買い、絶対に 3日くらい命、縮んだに違いない、と憤慨してたのに、あんたの命が縮んでどうするこら、とつっこんどく。
そういえばそのときのトリの演目が地獄八景で、あの世にある芝居小屋では「そろそろ米朝はんも出演予定でんねん」ああこれこれ、とかやってたけどあんたが「米朝師匠を皆さんお待ちでしょうがなっかなか来はりまへんので代わりに」と地獄八景を、って演ったりしてどないすんねん、とも一つつっこんどく。
となるとどうしても本田美奈子話になるのだが、白血病は今や直る病気、として現にお知り合いで 2年くらい入院してて正直…と思ってたけど無事に復帰して仕事してる人がいるので、だからって 100% 直るってわけじゃない結核か何かみたいに、ってことを思い知らされる。
とはいえ、あの世の芝居小屋で本田美奈子はマリリンからミュージカルまで歌い踊り、その横でデレデレの吉朝さんが「新入り二人、よろしくお願いします」となぜか演目は地獄八景、というもはやおもろいんだか何だかわからないことになってるに違いない。
コメント (0)

別サイトアップ:アジール・チンドン、Just Another Diamond Day(メルマガ発行)
別サイトアップ:アジール・チンドン、Just Another Diamond Day (VASHTI BUNYAN)(メルマガ発行)
コメント (0)

別サイトアップ:Back To Earth (LISA EKDAHL)(メルマガ発行)
別サイトアップ:Back To Earth (LISA EKDAHL PETER NORDAHL TRIO)(メルマガ発行)

『散文抄』(2005.11. 6、大阪・築港赤レンガ倉庫)
人気のない街。ぶらり、と歩く。
寂れた文化住宅。でも庭はいっぱいに仕切られ菜園に、ベランダ下にはシャベルやら木っ端やら廃材が雑然と、所狭しに。
小学校。古い。
あ、正面に煉瓦倉庫が建ち並ぶ。大きい。ほんとのレンガ。
ここはまだ小学校の敷地? 繁り、朽ち、秋枯れ、実りかけ。ちょっとした空き地状態。

少し早目に着いたので、CASO …を横目に、堤を越えてみて、…海。コンクリートに固められてはいるけれど、釣りしてる人 3、4人、静かに漂う水面。



古い木の、におい桧とか最上級のではないけれど、普通に上質の木を使ってた時代

↑とまあこんな調子だったりするので、ちっともすっすといきません。特別公開。
コメント (0)

 
今日は『散文抄』(築港赤レンガ倉庫)。お洒落な人多し。やっと納得できる東野祥子。前のは暗すぎたせいかも。見えてなかった? そして波多野敦子さん、本人だとわからなかった、、 アップにして agressive に、(…サド的に?)、カッコ良かった。女性は変わるよなぁ、と改めて。
コメント (0)

別サイトアップ:正木美術館、Autumn(浪切ホール)
別サイトアップ:2005年秋季展 詩画軸(正木美術館)、邦楽コラボレーションシリーズNo.2 Autumn オータム(2005.11. 5、岸和田市立浪切ホール 小ホール)、yoy asa ~ Emme (Emme)(メルマガ発行)

昨日はソーマ『キャバレーデカダンス』を観る。アメ村で演ったら 3回目には 3000人<らい集まって警官が出動しそうな人形劇だった。
コメント (0)

別サイトアップ:Apple of her eye りんごの子守唄(V.A.)(メルマガ発行)
別サイトアップ:Apple of her eye りんごの子守唄(V.A.)(メルマガ発行)

文字通り「食えなくなっていく」のは、これほどに変えていくものだ、と思った。

新着。
Double Famous Esperanto
そろそろ品切れ、が安かったので。
コメント (0)