漢かぶれに説教された日
 「蘭亭序を知らない者は日本人ではない。昔の日本人なら皆、蘭亭序を知っている。平安時代では当然の知識だった。昔は先ず蘭亭序から書を習ったものだ。現代の日本人は古典の素養が欠けている。」という意の事をながながと今日中年男性に語られました。
 んなもん、知るか。とこっそり呟いたけど相手は自論を述べるのに必死で僕の不遜な態度には全く気付いちゃいませんでした。

 まぁ、紹興酒に纏わる話も聞けたのでよしとします。
 紹興酒の故郷紹興では女児が誕生すると酒を醸造し、其の娘が嫁ぐ時まで寝かしておいて嫁入り道具として其の酒を持たせるのだそうです。
 紹興酒は八年ものよりも二十年ものの方が色合いが薄く、味わいが良いのだとか。
 そして、紹興酒は刺身などのつまみには合わないので中華料理をつまみにして飲んだ方が美味しく飲めるのだそうです。

 美味しい紹興酒、一度くらい飲んでみたいものです。今迄飲んだのは酷く不味かったから。