IT化への戦略、そればかりではなろう GDPで独、韓の後塵も230404
IT化への戦略、そればかりではなろう GDPで独、韓の後塵も230404

「日本経済がドイツ・韓国に完敗した理由、分岐点となる『90年代』に何を間違えた?」。
 そんな投稿にであった。原稿と掲載図にはなんの関係もないが。
 記載は周到。経過は本文によって閲覧されたい。

 国際的には国別GDPで世界第三位の地位があやうくなっている。
 「日本のGDP(国内総生産)がドイツに抜かされようとしている」。
 しかのみならず、「すでに1人あたりのGDPでは台湾に抜かされ、韓国が日本を抜くのも時間の問題」。

 実はその点、すでに国内では広く認知されているが、「しかし」と論を展開する。
 1「2023年時点でも日本がかろうじてドイツを上回っているが、為替が予想以上に円安に振れた場合、逆転もあり得る」。
2)「圧倒的にドイツのほうが人口が少なく、少ない人口で同規模のGDPなので、ドイツのほうが豊かに暮らせる」。
3「日本は低賃金を武器に価格で勝負を挑み、シェアを拡大」。「日本勢の大量生産が功を奏し、規模では日本がドイツのGDP(当時はGNP)を抜いたが、それは人口の多さと低賃金によるところ」「1人あたりのGDPではドイツに遠く及ばない状況」。

 つまり、勝負になってなかった話。
 そのうえ、「購買力平価で見た場合、日本の1人あたりGDPがドイツを上回ったことはなく、労働生産性も一貫してドイツを下回っている」と、指摘されているのだ。

 結論を述べるくだりでは、次の指摘。
 「90年代、IT化の時代に日本は乗り遅れた」。
 新しいプロジェクト、新時代を見通す展観の局面で、産業の利益のために国税をつぎ込ませる。
 電源開発で原子力傾斜を産官で誘導のモデル。その時、我が国財政は国債依存の<真っ只中>にあった。違うであろうか。