「格安航空会社」
先日、全日本空輸系のLCC「ピーチ・アビエーション」が就航し、北海道の新千歳空港行きの第一便がほぼ満席の状態で離陸したそうです。

 LCCとはLow-costCarrier(ローコストキャリア)の略でつまり格安航空会社です。
格安を売り物にするだけあって、既存の航空会社の正規料金よりもかなりの低価格となっています。

 LCCの運賃は基本的に空席状況に応じて変動しますが、例えばピーチ・アビエーションの場合、関空→札幌が4780円~1万4780円、関空→福岡が3780円~1万1780円となります。最低運賃は、夜行バスなみの安さに設定されています。

 さらに具体例としてNHKの解説を引用しますと、例えば昨日午後10時に1週間後の今月7日の関西空港発・札幌便の予約をした場合、ピーチの片道運賃は6280円から7980円で、日本航空(JAL)と全日空(ANA)の正規料金4万3500円(片道)と比較すると5分の1以下の料金設定です。

 また、大阪─福岡間で、今度は新幹線と比較した場合、新大阪から博多までのぞみの自由席の料金が片道1万4080円、一方のピーチが5580円から6280円となります。

 通常なら無料のサービスが有料だったり、座席間のスペースが狭かったりするなど、コスト削減の影響もありますが、LCCを移動手段と割り切れば、かなりの競争力がありますね。