「アイスクリーム」
 全国的な気温上昇でペットボトル飲料やアイスクリームの売り上げが伸びているようですが、そのアイスクリームは乳固形分など成分含有量の違いで法律上3種類に大別されるそうです。

           乳固形分    乳脂肪分

 アイスクリーム  15%以上    8%以上

 アイスミルク   10%以上    3%以上

 ラクトアイス    3%以上      ━

  氷 菓       ━        ━


 上記の表には氷菓も加えましたが、これは乳固形分がラクトアイスより低いか入っていないものです。
一般的に、乳脂肪分の含有率が高いほうが価格は上がります。アイスクリームは乳固形分15%以上かつ、乳脂肪分8%以上が必要ですが、ラクトアイスは乳固形分3%以上であれば乳脂肪分の規定はなく、価格は安く抑えられるそうです。

 近年、ラクトアイスは手ごろな価格に加え、味でもアイスクリームに劣らない商品が多いことから販売量が増加しており、一方でアイスクリームの販売量は減少しています。
2000年度のラクトアイス販売量は約27万7000キロリットルでしたが、09年度は35万3600キロリットルと約1.3倍に増加。アイスクリームは17万6500キロリットルから14万3000キロリットルへ2割減少しています(日本アイスクリーム協会調べ)。

 普段は余り見ることがないかと思いますが、アイスクリームを食べる際に一度その成分表示を確認してみてはいかがでしょうか。