「青ジソ(紫蘇)」
この時期、食卓に彩りを添えてくれる「青ジソ」。
現在の主産地は愛知県ですが、露地物はこれから夏にかけて旬を迎えます。

 シソは漢字で『紫蘇』と書き、「蘇(よみが)える」、「蘇生」(そせい)とあるように、中国では人を生き返らせる力のある植物とされています。
強力な殺菌作用があり、防腐効果はよく知られていますが、最近では抗アレルギー効果が注目されています。

 栄養価が豊富で特にビタミンAやCが多く、カリウム、カルシウムなどミネラルも含まれています。
砂糖と水で煮出し、薄めて飲むと疲れを和らげる効果もあるそうですが、「人を生き返らせる力がある紫蘇(シソ)」疲労を感じたときは試してみる価値がありそうです。

 スーパーなどでは青紫蘇(アオジソ)は「オオバ(大葉)」で売られています。
「ツマモノ」や薬味として葉や花穂、実などが利用できます。
店頭で選ぶ際は、色鮮やかで、葉がみずみずしく、葉先までピンとしているものを選ぶのが良いです。
表面が乾燥しているもの、傷のあるもの、軸の切り口が黒く変色しているもの、葉が茶色くなっているもの、黒い斑点が出ているものは避けた方がよく、また、大きくなりすぎたものは味も香りも余りよくないためやはり避けたほうがよいです。