「トウモロコシ」
 世界3大穀物と言えば、「小麦」・「米」・「トウモロコシ」ですが、
今、夏の風物詩「トウモロコシ」が旬を迎えています。
トウは「唐」、モロコシは「唐土」(もろこし、中国をさして呼んだ称)から伝来した植物という意味があるそうです。

 トウモロコシの世界最大の生産国はアメリカで、全世界の生産量の4割程度を占め、次いで中国、ブラジル、アルゼンチンと続いています。
一方、輸入量では、世界最大のトウモロコシ輸入国は日本であり、その輸入量の9割をアメリカに依存、日本国内で消費される75%は家畜の飼料用として使用されています。

 国内産では宮崎など九州を皮切りに四国、中部、関東、東北と産地が徐々に北上、8月には北海道産が出回ることになります。

 店先に並んでいるのは甘味の強い品種スイートコーンで、未熟なうちに収穫したものです。
黄色と白の混ざった「バイカラー種」と黄色一色の「モノカラー種」があり、数年前までは「ピーター」などのバイカラー種が市場を席巻していましたが、現在は甘みの強い「未来」(みらい)を中心にモノカラー種が急速に普及しているそうです。