「虫歯予防デー」
  昨日(6月4日)は虫歯予防デーでした。
虫歯予防には、正しいやり方で歯を磨くことはもちろん、食事の際によく噛むことも大切です。

 虫歯は、口内悪玉菌が歯の表面を溶かす脱灰(だっかい)という現象によって進行するそうですが、唾液にはカルシウムやリン酸が含まれ、脱灰を修復してくれる作用(再石灰化)があります。
つまり、よく噛むことは唾液の分泌を促すため、虫歯予防にもつながります。

 よく噛んで食べることは、虫歯予防以外にも健康に役立つ効用がたくさんあり、それらの効用を標語にしたのが 「卑弥呼の歯がいーぜ(ヒミコノハガイーゼ)」 です。

「ヒ」 肥満防止   ゆっくりよく噛んで食べることで食べすぎを        防止。

「ミ」 味覚の発達  食べ物の形やかたさを感じることができ、         食べ物の味がよくわかるようになる 。

「コ」 言葉の発達  口のまわりの筋肉をよく使うことで、あごの発達を助け言葉の発音がきれいになったり、顔の表情が豊かになる。

「ノ」 脳の発達   脳に流れる血量が増え、脳を刺激するため、子供は賢くなり、大人は物忘れ予防につながる。

「ハ」 歯の病気予防 唾液が虫歯や歯周病を予防。

「ガ」 がんの予防  唾液に含まれるペルオキシダーセという酵素が、食品中の発ガン性を抑える。

「イー」胃腸快調   消化を助け、胃腸の働きを活発にする。

「ゼ」 全力投球    仕事や遊びに集中できる。


 固いものを噛む機会が減少した影響で現代の子供は歯並びが悪くなってきており、歯並びの悪さも虫歯の原因とされます。
噛む回数と食事時間を比較したデータを参照してみると、卑弥呼の時代には1食3990回・51分、戦前が1420回・22分、そして現代は620回・11分にまで減少しているそうです。