「梨(ナシ)」



 二百十日が過ぎ、本日は二百二十日。
時の経つのは早いものですが、人の味覚は暑い夏は甘さを求め、季節の移り変わりと共に次第に控えめの甘さから酸味のある物を求めるようになるそうです。

 今スーパーなどの青果売り場には、ナシがずらりと並んでいますが、日本梨はタネまわりに酸味があり、皮の近くが最も甘いそうです。
古くから日本人に親しまれている秋の果物の代表格ですが、なかでもこの9月に最盛期を迎えるのが大型で丸い「豊水」。

 「豊水」は日本ナシの生産量の約3割を占め、「幸水」に次いで生産量が多く、1個3~400グラムと他のナシと比較的して大玉なものが多くあります。
果肉は軟らかくて、みずみずしいのが特徴、甘みと酸味のバランスもよいことからナシの最高級品と評価する人もいます。

 主産地は関東で、生産量首位は茨城県、そして千葉県、栃木県と続きます。
店頭で選ぶ際には、高さがあるものより横に張りのものが良いそうです。
また、冷蔵庫などでの保存の際には「ヘタの部分を下にしておく」とより長持ちするそうです。